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僕の異世界動物記  作者: Yuisei
1章 温帯 ~四季折々の生き物たち~
10/44

10 街 ~ダンジョンをそえて~



 「HYAFFUUUUUUUUUU!」



 坂を駆け下がる。 ラニカは2日でマウンテンバイクをマスターしてしまった。 すごい。



 五郎丸は肩にこがねは僕の頭にいる。



 「こがね~」「あれが街~?」



 『そうですわ~!』『セイヤ様~!』



 「ラニカ~」「一旦休憩だ~」



 「は~い~~」



 ふう。お腹空いた。



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「フライパン」



 「はい、ラニカ」



 「また、キノコを食べるの!?」



 「だめ?」



 「ダメではありません……」



 そう、僕はキノコを食べている。 タマゴタケとヤマドリタケモドキだ。



 これね。



============================


   種:タマゴタケ(Amanita caesareoides)


============================



============================


   種:ヤマドリタケモドキ(Boletus reticulatus)


============================



 うん、焼いただけなのにやっぱり美味しい。



 「美味しいだろ?」



 「そうなんだけど……」「飽きないの?」



 「全然飽きないよー」



 五郎丸は近くの樹液を飲んでいる。こがねは僕たちの垢を食べてるみたい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 「こっからはあるくよ~~」



 「え~~」「これ楽しいのにーー」



 「街に入って何か聞かれたら困るからね」



 服もTシャツだけだとまずいのでコートを作る。



 ボタン、木にしたいな。



 《物質創造(アイテムクラフト)》に材料を入れれば作れるって書いてたな。



 近くの木の枝を拾う。



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「コート」



 木の枝が少し消えた。



 「《物質創造(アイテムクラフト)》」「ラニカ用コート」



 よし、ラニカのもできた。



 「これも着てラニカ」



 僕も着る。暑い。 我慢だ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 壁がある。門? のようなところで槍を持った人が何かやっている。



 並べばいいかな?



 人が何列かに別れているからそのうちの一列に並ぶ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 僕たちの番が来た。



 「3000セイ払ってくださーい」



 「これでいいですか?」



 「はーい」「7000セイでーす」



 金貨1枚が銀貨7枚になった。



 まだ、お金はある。食材を買おう。



 「ラニカ」



 「はい?」



 「どれ、必要?」



 「これとこれとこれとこれと……」



 「ストップストォオオオップ」



 「なんで?」



 睨まれた。



 「もう、キノコ食べたくない」



 そんなに嫌だったのか。何かごめんな。



 「いいよ」「好きなの買って」



 ラニカがすごい笑顔で首を縦に振った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 重ー。様々な食材の入ったこのリュックは僕が持っている。



 ん? 街の中央に人だかりがある。



 「ラニカ」「あそこにいってみよう」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 中央に着いた。あれは洞窟? 



 「ラニカ」「あれなに?」



 「あれはね~~」「わかんない」



 こういうのは、近くの人に聞くのがいい。



 「あのー」



 目についたおじさんに声をかける。



 「どうした、坊主」



 「これはなんの人だかりなんですか?」



 「さっき、勇者様たちがこのダンジョンに入ってな」「今、入場ができるようになったから、勇者に会えるかもと、入ろうとしている人がたくさんいるからだ」



 勇者様? 何だっけ?



 「ありがとうございます」



 「いいってことよ」



 勇者様?  いや、今はそんなことよりあの洞窟だ。ダンジョンだっけ?  コウモリとかムカデがいそうだな。



 入ってみるか。



 「ラニカ」「あれに入るぞ」



 「それ、だいじょうぶなの?」



 「リュック?」 「ダイジョブダイジョブ」



 「あと、ラニカ」



 「はい?」











 「魔物って何だっけ?」












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