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旅の準備

とりあえず、東の辺境都市サラトフに向かうことは決めましたので移動することにしましょう。

とはいえ、旅での野宿は研修中に試したきりでやっておりませんので不安です。

今回は一人旅ですし、知らない場所での野宿です。

すこし方法を検討してからの方が良いですかね?



まずは寝床をどうするかですね、拠点には枯れ草で簡単なベットを作りましたが毎回というのは厳しいですね。

枯れ草を集めるのは割と大変です。

コットの様な物を作ってストレージに入れておくのが良いでしょうか。

とすると枠組みの木材と寝床の部分は何か動物の皮が必要です。



木材は適当な木を風魔法のカッターで切り落とせばまあ良いでしょう。

ゲーム等だと切り落とすだけで薪などに使えますけど現実はそうはいきません。

薪にするにも最低半年、建材にするなら数年は寝かせないと基本的には使えません。

なので、今回は火と水と風の魔法を併用して強制的に乾燥させることにします。


何本か乾燥させてみましたけど、うまくいきませんね、木材が割れてしまいます。

無理矢理乾燥させていますからね仕方が無いのかもしれません。

大変でしたが何十本と木を乾燥させて、なんとか使えそうな部分のみをチョイスしてコットの枠組みを作りました。

鉄釘は無いので木釘ですけどね。


次は皮ですけど、ちょっと大きめの魔物、出来れば背中などは傷を付けずに狩る必要があります。

穴だらけのベットで寝たくはありません。

どうしましょうかね、土魔法で落とし穴を掘って魔物が落ちたら水魔法?いや風魔法で空気を抜いてしまいましょう。

息が出来なければそうかからずに死ぬでしょうし、この方法だと皮に穴は開かないと思います。



手頃な魔物がいませんでしょうか?

迷いの森の中をうろつくことにします。

木の爪痕だったり、獣道を探すのですが研修のようには行きませんね。

かなり難しい、正直分かりません。


そうこうしていると鹿?と思われる魔物が川辺で水を飲んでいるのを見つけました。

見た目は鹿ですが体長2m以上ありますね。あんな動物地球にも居るのでしょうか?ヘラジカとかは3m位になると聞いた気もしますが見たことは無いですからね。

さて、見つけはしましたけど落とし穴に落とすのはどうすれば良いのでしょう?

移動経路を探してその経路上に罠を仕掛けるのが正しいのでしょうけど、その移動経路が分かりません。

一応研修中に習いはしました、しましたけどその痕跡が分かりません。



「しかたがない、とりあえず魔法でやってみますか」


「エアカッター」



木を切り倒すときに使ったエアカッターの魔法で鹿の首を狙ってみます。

ですけど、間一髪で首を振ってよけましたよあの鹿。

とはいえ完全に避けれたわけではなさそうです。首からドクドクと血を流していますね。


うん?、鹿の角ですけどなんか光っていません?

それにこちらを睨んでいる気がします。

もしかしてやばいのでしょうか?


「うわ!!」


慌ててその場を飛び退きました。

鹿の角から雷みたいなのが飛んできましたよ。注意していなければ当たっていたところです。



「エアカッター」「エアカッター」「エアカッター」


とりあえず、同じ魔法を連打します。

避けながらですので狙いは適当になってしまいますけどね。


エアカッターを連打したおかげでなんとか鹿を倒すことは出来ました。

出来ましたけど、結構傷だらけにしてしまいましたね。

とは言ってもこれ以上狩れる気もしませんので、この鹿でなんとかするしかなさそうです。

とりあえず解体してみますか。

丁度川辺ですのでまずは鹿を冷やすところからですか....

いや、内臓の抽出と血抜きが先ですかね?

せっかくですので肉は食べないといけませんしね。

でも、何を言っても時間がかかりますね。

皮と肉の間にナイフを入れて皮を引き剥がすのですけどこの大きさだと一人でやるのがつらすぎます。


なんとか皮を剥がすことは出来ましたけど、この皮を鞣して革にしないと使えないんですよね。

どう考えても今日一日では終わりませんねこれは。

とりあえずストレージに入れて一旦拠点に戻りますか、本日出発の予定でしたがちょっと無理そうです。


どう考えても今日はここまでですね、明日はいぶすための薬草を探しますか、いや、皮の毛を毟る必要もありますね。

いや、ベットにするわけですから毛皮のままでも使えるかもしれません...

うん、このサイズの皮の毛を毟るとするとそれだけで数日かかりそうです。

このまま鞣して使ってみましょう、多少失敗でもとりあえずは使うことにして、辺境都市まではこれでごまかすことにします。

だめなようなら辺境都市で探すか作ってもらいましょう。

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