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かくも世界は醜くて~魔導師学校の陰陽師~  作者: おおよそもやし
空空周りて行先なし
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78/117

 結局、なんの意味もない。

 人間一匹死んだところで何も変わりはしない。

 何匹死んだって、千を超えたって、結末は変わらなかったじゃない?


 分かるでしょう?一緒にあの結末を見ていたあなたなら。


 帰りたい場所があった。

 守りたい人がいた。

 行きたい場所があった。

 会いたい人がいた。


 それらは、どうなった?

 私たちの『死』で救えたと思う?


 私に呪われたあなたに終わりは与えられない。

 神様に侵食されきった私もまた、終わりなんて得られない。


 もう、解決策なんてない。だったらもっと、もっと自由になっても良いはずでしょう?

 もっともっと、理想の世界に整えたいでしょう?


 だから___これで良いの。


 良心なんて身体を、魂を置いてとうに死んでしまった。

 あなたは違うの?

 同じ年月を過ごしたはずなのに。

 少し残念。……でも、あなたらしくて良いと思うわ。

 七つの龍と一匹の龍。

 外にいる黒いあの子も結局は私のモノなのだから、邪魔さえ入らなければどうにでもできるし。


 だから、だからね、()()


 こんな醜い世界、私が壊してあげる。

 私たちを苦しめたこと、今だって許せないから。

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