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虚
結局、なんの意味もない。
人間一匹死んだところで何も変わりはしない。
何匹死んだって、千を超えたって、結末は変わらなかったじゃない?
分かるでしょう?一緒にあの結末を見ていたあなたなら。
帰りたい場所があった。
守りたい人がいた。
行きたい場所があった。
会いたい人がいた。
それらは、どうなった?
私たちの『死』で救えたと思う?
私に呪われたあなたに終わりは与えられない。
神様に侵食されきった私もまた、終わりなんて得られない。
もう、解決策なんてない。だったらもっと、もっと自由になっても良いはずでしょう?
もっともっと、理想の世界に整えたいでしょう?
だから___これで良いの。
良心なんて身体を、魂を置いてとうに死んでしまった。
あなたは違うの?
同じ年月を過ごしたはずなのに。
少し残念。……でも、あなたらしくて良いと思うわ。
七つの龍と一匹の龍。
外にいる黒いあの子も結局は私のモノなのだから、邪魔さえ入らなければどうにでもできるし。
だから、だからね、穂希。
こんな醜い世界、私が壊してあげる。
私たちを苦しめたこと、今だって許せないから。




