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私のペットは皆何故か凶暴です(仮名)  作者: じゃがいも
まずは味方を作りましょう
3/43

お屋敷の人













入った途端耳につんざく、甲高い金切り声。






何か物でも倒したのか、ガッシャーンと音がして身を竦ませる。





暴れているのか、裏口からはよく聞こえないが派手な音が聞こえる。

お取り込み中のようなので、尚のこと慎重に事に当たらねば。









今回のミッションはなるべく人に見つからないように屋敷に慎重に潜り込む事。



食べ物を見つけて少々拝借する事。



何か情報を収集出来ればする事。








この3つだ。

気分は忍者である。




にんにんとかふざけた事を考えつつ、重い身体を叱咤してそろりと部屋を覗いていく。






いくつか見ていくと、どうもこの辺は物置部屋が集まっているらしい。





とりあえず私が見たいのはキッチン、もしくは食べ物が備蓄してあるパントリーなので注視はせずに覗くだけに留める。













そろりとそろりと音をなるべく立てずに歩いていると、美味しい匂いがして来てキッチン見つける。













どうやら誰もいないようだったのでそのまま忍び込み、冷蔵庫的な物がないか探る。






あの大きな四角い箱は無かったものの、自分の背の高さより少し大きめの箱には、食材が入っていてどうやら氷で中を冷やしているようだった。
















何か生のまま食べられて、急に食べても体がびっくりしなさそうなやつがいい。

出来ればお腹もそこそこ膨れるやつ。




そうゴソゴソしてるうちに野菜を見つけたので、トマトを1つときゅうりを1つ拝借していく。












こんな所だろうか。





あまり欲張り過ぎてはいけない。

氷の冷蔵庫はいくつもあって、中もぎっちり色々入っていたがあまり取ると不審に思われるし、ここにいる時間が長い程、見つかるリスクも高いだろう。





ましてやこの明るい時間は、盗みに適した時間とは言えないのではないか。

暴れる音がするので皆そっちに居るか、その暴れる人に見つからないよう出払って息を潜めてるのかもしれないが、いずれはキッチンにだって戻ってくるだろう。



未だに暴れる音が止む気配は無いが、見つからない今のうちに出ていくべきだ。





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