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私のペットは皆何故か凶暴です(仮名)  作者: じゃがいも
まずは味方を作りましょう
12/43

面倒事




















居住区の方は主寝室と、夫婦それぞれで使う寝室、子供部屋、旦那様の書斎、執務室、私室、奥様の私室、身内用のサロン。







食堂や衣装部屋、衣装合わせする為のフィッティングルーム、着なくなった衣装等が保管されてる部屋やダンスホール(レッスン用)。

絵画ばかりが飾られている部屋、壺だけの部屋とかもあった。

後は使用人達の部屋、食堂、休憩室等、etc……。




















無駄に部屋数があり、本館は1階と2階は貴族達が使う部屋とキッチン、大食堂という訳では無いけど簡単な食事や休憩が出来るちょっとした使用人用部屋がある。

3階と4階は使用人達の寝室や、リネン室とかがあるらしい。









本館正面裏には半円形状にせり出したガラス張りの小さめの白いサンルームがあり、そこは外を眺めながら食事が出来るようになっている。
















広すぎでしょ、この館。

そんな所に使う暇あるなら、少しは娘にもお金をくれたまえ。










こっちは三食食べてないし、丸齧り出来る野菜を1、2個やパンも同数、とんでもなく塩辛く塩漬けされたソーセージを少しと、鍋に残ってるスープを少し拝借してるだけなんだぞ。








野菜とパンだけとか、パンと肉だけとかパンとスープだけの時もあるんだぞ。








成長期だしガリガリだから、たくさん食べさせてやらなきゃとは思いつつも不審がられたら困るから拝借出来る量も限られてて、こっちはちゃんと食べられてないってのにふざんけんなまったく。






















「あ、ねぇ、そこの貴方。今日から入った子よね?ちょっと聞いてる?」





ふんふん鼻息荒く掃除していると、私はメイドさんその2とエンカウントした。

メイドさんは同じく鼻息荒くやって来たかと思うと、ジロジロ私を上から下まで見てフンと鼻で笑った。






おっとー?なんか面倒そうだな?

こんな態度とる奴絶対碌な人じゃないよ。

絶対今、私を鼻で笑ったもん。







そうは言ってもゲームの様に出会い頭にすぐさま戦う、訳には行かないし〜。



逃げたら情報収集出来ない……。



え〜、もう絶対面倒な匂いしかしないんだけど……。










戦う

▷話す

逃げる









「えーと、あ〜、はい。今日から入ることになりました。何かあるんでしょうか。」






「あ、やっぱり。大事な事教えてあげようと思って。ここでやっていくなら気をつけた方がいいわよ。」




「はぁ。」





「あなた、キッチンメイドとはあんまり仲良くしない方がいいと思うわよ。ここではね、キッチンメイドとハウスメイドで派閥があってお互い仲が悪いの。」





「はぁ。」





「さっきも料理長とメイド長が喧嘩してたもの。キッチンメイドなんて、どうせ普段から良い物食べてるんだから。本当嫌な奴ら。」






メイドさんはさも私が心底心配だとでも言う顔でため息をつく。

そしてまた私をジロジロ見ると、キッチンメイドと呼ぶ存在に憎々しげに鼻を鳴らした。






「実際、そういう場面を見た事があるんですか?」






「え……?いや、私は無いけど……。でもね、他のメイドも見たって言ってるんだから!」






「へぇ、大変なんですね。」






「そうなのよ!この前も今日みたいな事があってね。奥様が別の物を所望されて忙しかった時にキッチンメイドのヤツら、なんて言ったと思う?」






「さぁ?何て言ったんですか?」







「あんたらがどれだけ忙しいか知らないけど、私ら巻き込んでまで事を大きくして。私達に迷惑だけはかけないでくれる?なんて言ったのよ?信じられる?迷惑かけられてるのはこっちよ!!」







「そうなんですか、大変ですね。」








あ、何か甘い物の匂いがする。

何かお菓子でも焼いてるのかな。








「まったく、本当に嫌になる。あ、ほらまた焼き菓子の匂い。どうせこれだって、私達が後で食べられるのはそんなに甘くないビスケットが精々だけど、後でキッチンメイドの奴らは砂糖菓子とか食べてるんじゃない?」







「砂糖菓子好きなんですか?」







「別に好きなわけじゃないわよ。でもね、キッチンメイドの奴らはメイドの癖に砂糖やバターをたっぷり使ったお菓子だって、どうせ勝手に作って知らない間に食べてるんだから。ちょっとぐらい、痛い目に合えばいいのよ。」






「はぁ、大変なんですね。」






「そういう訳だから、あなたも気をつけた方がいいわよ!」






彼女はにっこり笑顔で言うと、言いたい事はもう済んだのか足早に去っていった。







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