第3章
第3章
気が付いた時には日はとっくに上っていた。昨日の出来事は夢だったのか?と一瞬思ったものの、隣に仁の姿があった。どうやら現実らしい。腕時計を見ると針は6時をちょうどさしており、僕は少し急ぎ目に朝食を4人分買いにいった
7時くらいなるとみんな起き始めて、買ってきた朝食をおいしそうに食べ始めた。ほんとは僕が作りたかったものの、まだこの家には家具もなければ調理器具もないため何もできない。
みんなが支度を終えると足早に家を出た。なぜなら
みんなが支度を終えると足早に家を出た。なぜなら学校まで2キロほどあるからだ。ドクトの忙しい朝を横目に僕たちはもくもくと歩き約25分後に学校へ到着した。
その日は初めての訓練があった。がほとんど筋トレで終わった。
次の日も訓練があった。。が筋トレで終わった。
その次の日も訓練があった。この日は走り込みで終わった。
その次の日の次の日も訓練があった。この日も走り込みで終わった。
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気が付いた時には日はとっくに上っていた。あくる日もあくる日も筋トレか走り込みという地獄の日々だったため体中の筋肉が悲鳴を上げていた。隣にはもう慣れてしまった仁の姿。腕時計を見ると針は6時ちょうどを指しており、僕は慣れた手つきで朝食を買いに行った。
7時くらいになるとみんな起き始めて買ってきた朝食をいつものようにおいしそうに食べ始めた。ここまではいつもの朝。しかし今日は日曜日。学校はない。
「もう慣れたもんだな~池」
「そうだね仁。最初とかとてもじゃないけど多変だったよ」
「しっかりなじみましたね、この4人も」
「せやな~」
桜の言うとうりでこの数日間でこの4人の関係はすっかりなじんでしまった。しかし学校では連日の訓練によって皆疲れ切っており、友達を作るなどできなかった。
「今日は家具を買いに行くぞ!」
とほかの3人に宣言した。
『おー!』
みんなが支度を終えると足早に家を出なかった。普通に家を出た。
ドクトの街並みを拝見しつつ、ぶらぶら歩きながら家具屋さんを探した。
そして昼ご飯を適当な店で食べ、1時ごろにようやくそれなりの家具屋さんを見つけた。そして家具を買った。テーブル、ベッド、机、いす、棚などだ。領収書に書かれた金額を見て気絶しかけたものの、なんか適当に理由を付けたら政府が払ってくれるだろうと割り切った。家具の搬入は来週の日曜日だ。それまではまたいつもの日常が始まる。
次の日
いつものように支度をし、みんなで足早に家を出た。
その日は軍服が配られた。実を言えばその日まで僕たちはYシャツというありえない服装で訓練していたのだ。配られた軍服を見ると実感がわく、まだ銃を握ってすらないのに。また、配属先も発表された。おそらく先週までの訓練を見て判断されたんだろう。僕は仁と同じ大隊に属す工兵中隊だった。
その日の次の日はついに銃を握った。
ドクトの今現在使用されている主要な銃はkar98kとMP28で僕はまずkar98kを手に取った。持つと意外とずっしりときた。腕の筋肉が悲鳴を上げる。それでもふんばりながらクリップを入れ、装弾し、ボルトを前へ押し、安全装置を解除した。最初は5メートル先の的だ。かまえた。教えられたとうりにバックプレートをしっかり方に乗せ安定させ、フォアハンドを握り、チークパッドに頬を押し当てさらに安定させた。しかし、これだけ安定させているのにぶれる。手が震える。が引き金を引いた。初めての銃声。ものすごい音だ。耳がひりひりする。そして、打った球は的の端に当たった。僕はそれを確認すると、ボルトを引き、薬莢を排出して、またボルトを前に押した。それを2時間続けた。
最終的に、なんとか装弾数である5発を的の中心に当てることに成功した。
少し遅めの昼食を食べた僕は教室に戻った。そこには待ちに待った部隊配属の発表が行われていた。前の黒板に張り出された配属表を目で追うと…あった。
「A軍集団所属第一師団第二機構大隊第一工兵中隊…」
思わずぼそっと口に出してしまった。
「おっ!池じゃーん。配属どうなった?」
と聞いてきたのは仁。やけに嬉しそうだ。
「第一師団第二機構大隊第一工兵中隊」
「ほーん。池、今から俺上司な。」
「は?」
「いやー俺さ、第二機構大隊長になったんだ。すげーだろ!」
目が輝いている。仁を後目にこんな奴が大隊長になっていいのかと不安になる僕であった。
第三章完
実はもう30章まで書けてます。