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悪露白すぎた夢  作者: 岡本
1/1

デート

 

 俺は連絡先を手入れた。勝ち組だ。しかし油断は禁物、すぐにデートをしたい!


 「来週の日曜空いてる?」


 「空いてるよ?」


 「一緒に遊ばない?」


 「おっけ~」


 すべてがおかしいくらいうまくいく。俺は勝ち組だった。間違いない


 服を選んでおこう、お金も通学費の片道くらいしか残さないぞ!


 


 俺は、学校の前にいた。念のため30分前からいる。そろそろ来るかな?


 「ごめん、待った?」


 「待ってないよ!」


 この世最も有名なくだりをする。だがいけない。アクションを起こさないと


 「とりま駅行こうよ」


 それらしい、アクション。立てておいたプラン通りに進める。


 なかよくしゃべりながら、駅まで歩く。これが絵に描いたようにうまくいった。


 「新型ゴリラウィルスに気を付けてください!」


 この音が、聞こえたら駅だ。やはり、駅は人が集う疫病には敏感らしい。駅だけに


 もう、電車を待つだけ、運動不足の俺は歩くだけで汗をかいてしまった。


 しかし、愛菜を見ると頬を赤らめ。俺より汗をかいていた。


 似たもの同志かもしれない、と思った。


 何かを考えると時間は過ぎる。もう電車が来た。これで目的地まで行こう!


 しかし、電車はまあまあ長い。なにもしないのって暇だな。


 そう思った矢先、駅員がすべての乗客の体温を測っていった。ウィルス対策だった。

 

 もちろん、体温が高いと、降りるのをお願いされる。


 そして、ついに俺の番が来た。ここで電車を降りたらすべてが水泡。低いのを祈るばかり。


 セーフだった、ここで台無しにするのが俺だと思っていた。神は見方をしていたのだ。


 そういえば愛菜も測っていた。体温計を返さなければ


 「39.2」


 2度見した。そんな、やはりうまくいかない。愛菜は電車を降りざるを得なくなった


 俺も降りた。こんな体調で呼び出したことを後悔した。

前、撒き忘れた伏線を撒き始めた

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