妖怪図鑑・夏エリアボス(ネタバレあり)
ガレス
動物目 雑科 輪廻属
普段は神社の狛犬に化けている子泣き爺に分類されている妖怪。
妖怪の生としては若いが、知能はそこそこある方。妖怪ながら驚かされると、逆に逃げてしまう。
小心者だが、実際の所、人間からの被害報告は最も多い。
マーリンの支配下の元、アーサーからの暴力や罵倒を受けた影響で更に小心者さが酷くなり。
現在は、自由気ままながら静養中。人間との距離を置いて静かにしている。
トリスタン
人間目 人間科 具象属
元は秋の層に属していたが、秋の妖怪らの『不変』思想に疑念を抱き夏の層へ移住してきた。
知性が高く、大人しい雰囲気に似合わず、相当の戦闘狂でもある。
彼が放つ衝撃波は一種の『ポルターガイスト』現象に近い攻撃。
強さを求めるが故に、アーサーと死闘を繰り広げたが敗北し、彼をまたいつか倒すべく
マーリンの支配から解放された今も、彼の傍らに居る。
ランスロット
動物目 人間科 具象属
かつては河童の中でも群を抜いて凶悪で、相応の縄張りを牛耳っていたのだが
アーサーに敗北し、その際、力の根源である頭の皿を破壊され、弱体化してしまった。
自我のある人型の妖怪の一角として強さはあるものの、精神面が完全に折れている。
自信を喪失した為に、仕方なくアーサーに付き従い、彼の機嫌を伺う日々を送っていた。
マーリンの支配から解放された今も、結局アーサーと行動を共にしているらしい。
ギャラハッド
自然物目 自然物科 輪廻属
珍しい頑丈ではない『塗壁』。
頑丈さを努力するようにアーサー達は彼を叱っていたが、実は柔軟さが彼の強み。
柔軟ある土で相手を拘束し、攻撃の衝撃を受け流すのが彼の本分。
元より人を襲うのにも積極性がなく、他の妖怪にも関わらなかったが、マーリンの支配を経て
逆に関心を抱くようになり、目撃情報が多発している。
ケイ
自然物目 雑科 輪廻属
透明人間ならぬ透明生物。透明故に、何等かの形で形状を留めていなければ生死に関わる。
よく首長竜の形状をとっているが、彼曰くそれは「カッコイイから」らしい。
何を持って「カッコイイ」のか。そもそも妖怪の彼が「カッコ良さ」を理解しているのは何故か。
誰にも分からないが、誰も知らない方がいいかもしれない……
ベディヴィア
人間目 人間科 精神属
夜に珍しい子を見つけたのよ。真っ白な子。
真っ白だから、夜なのにアホみたいに目立ってんの。超うける。
他の仲間は肌が真っ赤で翼は真っ黒なのに、その子だけ肌も翼も真っ白なの。なんかおかしくね?
――って、思ったんじゃねぇの。お前ら。
別に真っ白だからって、中身が特別だとか、んな訳ねーじゃん。バッカみてぇ。
実際はどうって? 気になるなら直接会って来いや。コミュ障か? チキンがよ。
ガウェイン
自然物目 自然物科 輪廻属
妖怪の中でも異質な妖怪からの恐怖を糧にする妖怪『空亡』。
その為、彼は人間には関心が皆無で、強大な妖怪を糧にしようと蹂躙していたが、
アーサーには歯が立たず。その敗北を切っ掛けにアーサーへ忠誠を誓い、彼に付き従う……のだが
これは果たしてマーリンの支配化による洗脳か、それ以前の感情かは不明である。
ハッキリしているのは、マーリンの支配から解放された後もアーサーと行動を共にしている事である。
アーサー
人間目 自然物科 具象属
大災害級の力を秘めた大天狗の中で更に希少種であるアルビノ種の個体。
自然界でアルビノが目立つように、妖怪界でもアルビノ種は異質で一際立った存在であった。
他の妖怪からちょっかいをかけられたり、同種族の天狗に邪見扱いされ……
そうした環境が彼の傍若無人に拍車をかけたのかもしれない。
マーリン
人間目 人間科 精神属
『ぬらりひょん』は妖怪の中でも貧弱な部類だが、その中でも自我を持つ希少な存在。
だが、自我を持つ故、強大な妖怪を故意に操る危険因子として最優先討伐対象にされた。
現在は姿を眩ませているが、時折各所で目撃情報が入っており。
動向を注視されている。
モルドレッド
自然物目 動物科 具象属
比較的若い鎌鼬だが、他の妖怪とは異なるのは人間食をつまみ食いしている事。
鎌鼬特有の能力で風に同化し、姿を隠してコッソリ食べているのは、他の妖怪に見られないようする為。
それ以外は特段、強みはない。
マーリンの支配によってアーサーと共にいた為、解放後は気ままに夏の層や他の層を放浪している。
ちなみに好物はカレーライスである。
スパロウ
動物目 人間科 精神属
マザーグースの子供が一人。クックロビン隊(元)隊長であり、彼らの生みの親。
固真面目な衣服は、マザーグースが彼に与えたもの。真夏でも着続けるほどお気に入り。
お喋り好きでお調子者で、異空間移動でいたずらしたりと愛嬌あるが、
独特なイントネーションを人間に馬鹿にされたのが、癇癪起こして逃亡した原因の一つ。