設定
<<世界観>>
かつて、緑に溢れていた世界に突然現れた地を這う者。
地を這う者に対する唯一の対抗手段は、聖なる音だった。
人々を守るため、より大きな聖なる音を奏でることのできる5人の騎士たちは、地を這う者から人々を守り、戦い続けた。
その5人の騎士たちが、戦っていた街こそ砂海に浮かぶ、首都ウィンリア。
地を這う者との戦いは終わりを知らず、現在は奏者を乗せた空を飛ぶ軍艦に乗り、共鳴者が聖なる音を響かせて地を這う者との戦いを続けていた。
<<キャラクター>>
・ミスズ(18) 性別:女
所属:新兵
武器:少し細めの剣
16歳に共鳴者となるためにウィンリアへと来た少女。元々は海辺の小さな町に住んでいた。
共鳴者としての数値は高く、実戦に長けている。(本人がいうには、ウィンリアにくるための道中に交戦したことがあるから)
現在は、いとこであるジーニアスの家に住んでいる。
コーヒー派。
・フィーネ(18) 性別:女
所属:新兵
武器:レイピア
子供の頃からウィンリアに住む少女。
共鳴者としての数値は高い。戦闘は音に頼り目の戦い方。
兄弟が多く、面倒見が良く、喜怒哀楽が激しいタイプ。一番上の姉であるフレイヤに似ている。
ウィンリア下層の実家に住んでおり、ウィンリアでも珍しいウィンリアの道に詳しい。
コーヒー派。
・ユーリ(18) 性別:男
所属:新兵
武器:剣
幼い頃に保護され、共鳴者として才能があったためウィンリアに保護された少年。
共鳴者としての数値は低いが、戦闘技術が高く、ミスズたちの班のリーダー。
弟がひとりいたが、地を這う者に襲われ、家族全員殺された。
現在は、寮に一人暮らし。
コーヒー派。
・ズルダ(18) 性別:男
所属:新兵
武器:腕につけるタイプの短剣とナイフ
生まれた時からウィンリアに住む少年。
共鳴者としての数値はそれほど高くはないが、戦闘能力は高め。
口は悪いが、なんだかんだで仲間思い。フィーネと口喧嘩することが多い。
現在は、寮に一人暮らし。
コーヒー派。
・チフス(18) 性別:男
所属:新兵
武器:剣。
幼い時に保護された少年。
共鳴者としての数値は高くなく、戦闘能力も高いわけではない。
気弱な性格で、班で唯一衛生兵へ志願していた。都市での治療担当を志願しなかったのは、少しユーリたちへの憧れが残っていたため。
現在は、寮に一人暮らし。
コーヒー派。
・ギリク(28) 性別:男
所属:討伐部隊 グラジオラス 艦長
武器:大剣。
生まれてからウィンリアに住む青年。
共鳴者としての数値はそれなり、戦闘能力は艦長の中で上位。
誠実で義理堅いタイプ。ただ妹であるキャロルの涙にとても弱い。
現在は、(ほとんど家に帰らないため)実家暮らし。
コーヒー派。
・ジーニアス(28) 性別:男
所属:討伐部隊 グラジオラス 参謀
武器:触手のような数本の紐
生まれてからウィンリアに住む青年。
共鳴者としての数値はそれなり、戦闘能力は下。
神出鬼没でいつも笑っているが、メガネが笑っていないと言われる始末。
現役時代に超難関と呼ばれる参謀試験に合格する程度には、天才。ただ父親が艦長のため、周りからの視線は冷たかった。それを気にするな。と救ったのが、ギリクだったため、ギリクの参謀になるのを決めた。
趣味は、ミスズいじり。
現在は、ミスズとふたりで暮らしている。
コーヒー派。
・ライル(28) 性別:男
所属:討伐部隊 グラジオラス 筆頭騎士
武器:緑色の槍
ウィンリア、槍の騎士の家系の槍使いの青年。
共鳴者としての数値は高い、戦闘能力も高い。
イケメンで地位もあり、礼儀正しさからモテモテ。だが、肝心な人にはイケメンが発揮されない。
血の繋がったの兄弟はいないが、騎士の家系そのものが大きな家のようなもので、知り合いは多い。
現在は、実家暮らし。
コーヒー派。
・ティファ(26) 性別:女
所属:討伐部隊 グラジオラス 戦闘員
武器:細身の剣
ウィンリアに保護された女。
共鳴者としての数値はそれなり、戦闘能力は高め。
ギリクを狙っているらしい女。アタックするもののなかなか取り合ってもらえない。
普段は優しいお姉さん。
グラジオラスの防衛担当。
妹がひとりいるが、共鳴者にはなっていない。
現在は、妹と二人暮らし。
コーヒー派。
・カルラ(10) 性別:女
所属:討伐部隊 グラジオラス 奏者
ウィンリアに保護された少女。
奏者としての序列3位。
敬語に使い慣れず、話し方がいろいろな人混じりだが、わりと高圧的なものが多い。
が、少し驚かせるとビビって逃げる。(主にギリクの後ろに)
両親とは、年に一度程度会う程度。
現在は、箱庭に住んでいる。
コーヒー派。
・コンナ(28) 性別:女
所属:討伐部隊 キャメリア 艦長
武器:斧
ウィンリアに保護された女。
共鳴者としての数値は低め。戦闘能力は、艦長の中では上位。
破壊神と呼ばれるだけあり、軍艦としての成績は高い。
根っからの甘党。周りから心配されるレベルで、甘いものしか食べないため、気にかけるアネリアやスレイに食事に連れて行かれる。
女の子がカワイイと言っているおかげで、新兵から警戒されることもしばしば。
兄が一人いたが、町が襲われた時に自分を庇い死亡。
現在は、一人暮らし。
コーヒー派。
・クロス(16) 性別:男
所属:討伐部隊 キャメリア 参謀
武器:触手のような紐
ウィンリアに共鳴者となるためやってきた少年。
共鳴者としての数値は低め。戦闘能力皆無。
共鳴者として教育課程入学のため試験(16歳以下には参謀を超える難しさ)と参謀試験にも現役合格する天才。
ただ、性格にだいぶ難があり、艦長がいなかったが、ジーニアスの紹介でコンナと組むことになった。
出身はリンネ。掟を破り、ミドナに会っていたが、ミドナがウィンリアに保護されたことで、ウィンリアに来ることを決意。
現在は、一人暮らし。
ハーブティー派。
・ジル(37) 性別:女
所属:討伐部隊 キャメリア 筆頭騎士
武器:鮮やか赤い槍
一児の母。
昔は、騎士の家系ではないことをコンプレックスに思っていたが、試合を見ていたコンナに「話がわかる中で一番強いから」という理由でスカウトされてから、コンプレックスにバカらしくなりやめた。
みんなの頼れる姐さん。カシオは我が子の用にかわいがっている。
周りからすると、スレイとは複雑な関係にも見えるが、ふたりの性格上、全く気にしない、ライバルのようなもの。
コーヒー派。
・スレイ(34) 性別:男
所属:討伐部隊 キャメリア 戦闘員
武器:深紅の槍
槍の騎士の家系。
共鳴者としての数値は高く、戦闘能力も槍の家系で1、2位を争う。
かつて、別の軍艦で筆頭騎士をしていたが、その男が大犯罪を犯し、それを未然に防げなかったと、謹慎を食らったところを、戦力が欲しかったコンナがスカウト。
現在は、一人暮らし。
コーヒー派。
・ナギ(24) 性別:女
所属:討伐部隊 キャメリア 戦闘員
剣の騎士の家系。
共鳴者としての数値は高く、戦闘能力も高い。
王立騎士団への移動がほぼ決まっているが、キャメリアであれば自由に戦えるため、こちらにいたい様子。
現在は実家暮らし。
武器は、日本刀。
コーヒー派。
・エリザ(26) 性別:女
所属:討伐部隊 キャメリア 戦闘員
武器:弓、バリスタ
弓の騎士の家系の女。
共鳴者としての数値は高く、狙撃能力も高い。
ハイテンションで、よくナギに睨まれているが、実力は認められているらしい。
現在は、実家暮らし。
コーヒー派。
・カシオ(18) 性別:男
所属:討伐部隊 キャメリア 奏者
保護された少年。
気弱であまり人前に出ることは苦手。
昔からふらりと現れては、お菓子を置いていくコンナを見ては、声をかけられず名前も知らなかったことから”お姉ちゃん”と呼んでいたことがあり、コンナがいない場所では今でもそう呼んでいる。
コーヒー派。
・アネリア(34) 性別:男
所属:討伐部隊 アネモネ 艦長
武器:鞭
ベテラン艦長。
わりと最近までハッキリと男の姿だったが、コンナに女のような言葉遣いや趣味がバレた時、そっちの方が似合ってると言われたことで、少しずつ出すようになった。
長年の経験や信頼から、巣の討伐の指揮を任されることも多いが、同時に次世代の教育にも力を注いでいるため、新兵が所属することも多い。
戦闘スタイルとしては真逆ではあるが、奏者の都合で組むことの多いコンナとの連携にはすっかり慣れた様子。
コーヒー派。
・アネモネ 参謀 性別:男
所属:討伐部隊 アネモネ 参謀
共鳴者としての数値は低い。戦闘能力、なし。
ごく普通の参謀。初老であるため、ほとんど戦うことはできない。
アネモネの前は、キャメリアにいたが、コンナとあまりにも性格が合わないため、アネモネに異動。
コーヒー派。
・ガイナス(40) 性別:男
所属:討伐部隊 アネモネ 筆頭騎士
武器:斧
斧の騎士の家系。
斧の騎士の家系の中でも、次点の存在のため、王立騎士団になる予定はない。むしろ、奏者の上の序列の守護を任されている。
礼儀正しくが、体が大きいため、最初は驚かれ萎縮されるが、大抵すぐに解消される。
ハーブティー派。
・ソフィア(20) 性別:女
所属:討伐部隊 アネモネ 戦闘員
武器:レイピア
共鳴者としての数値はそれなり。戦闘能力、普通。
フィーネやミスズの先輩であり、よく巻き込まれた。
ギリクが好きで、グラジオラスに異動するか迷っている。
コーヒー派。
・ミドナ(24) 性別:女
所属:討伐部隊 アネモネ 奏者
奏者、序列1位。
ウィンリアにいる奏者の中で、最も能力が高い。
そのため、危険な戦場に駆り出されることも多いが、同時に失えない存在であり、音の質から、ベテランで能力が高い共鳴者としか出撃しない。
リンネ出身で、リンネでは人にあまり会わなかったこともあり、人見知り。
クロスが来た時は本当に驚いた。
昔は、フレイヤに愛を叫ばれるたびに対応に困っていたが、最近はわりと慣れてきた。
ハーブティー派。
・ランスロット(34) 性別:男
所属:旅商人 座長
一言話せば、商売上手。二言話せば、胡散臭い。と、知り合いからは評される謎の商人。
旅商人には、付きものだと、妙に地を這う者に対しての戦闘に慣れている。
ミスズを故郷からウィンリアまで運んできた張本人。
コーヒー派
・シリカ(18) 性別:女
所属:旅商人
あまり年の近い友人がいない中、ミスズと意気投合。
一緒に旅をしないかと、ミスズを誘うも断られた。
コーヒー派。
・フレイヤ(24) 性別:女
所属:王立騎士団 シルヴィア付き近衛騎士
武器:レイピア
共鳴者としての数値は高く、戦闘能力も高い。
フィーネの姉で、兄弟の一番上。
底なしの明るさで、表情がコロコロ変わる。
ミドナの事を好きで、毎回箱庭に来ては騒いでいる。
元々は、グラジオラスにいたが、シルヴィアに指名され、王立騎士団に入り、騎士の家系以外で初めての近衛騎士になった。
ウィンリアの道を把握しており、抜け道も多く知っている。
コーヒー派。
・シルヴィア(24) 性別:女
所属:首都 ウィンリア 王女
現在は、明るく、お忍びで城下へ出てくるほどだが、かつては行事以外に外へ顔を出すことはほとんどなかった。
しかし、ミドナに会いに箱庭に行ったところ、フレイヤと出会い、同じ姉としてのフレイヤに惹かれ、近衛騎士へ使命した。
コーヒー派。
・キャロル(24) 性別:女
所属:医療部隊 ウィンリア付き
ギリクの妹。
本当は衛生兵を希望していたが、ギリクに却下され、ウィンリアの救護所に詰めている。
胸が大きいことやゆるい雰囲気に、ファンも多い。ただし、手を出すには相当の覚悟が必要。本人ではなく、周りが。
父が帰ってこなかったこともあり、ギリクの船の帰還予定がズレるととても心配する。
ハーブティー派。
<<用語>>
地を這う者
ノイズを発するトビウオのような生き物。
砂海に住み、突然現れ、人を襲う。特に聖なる音を発する人間を襲う。
倒されるとサラサラとした砂に変わる。
砂竜
レジスターの上位の存在。
砂海にできた巣の黒玉から生まれ、レジスターを生み出し、統括する。
倒されると砂に変わるが、逆鱗だけは砂に変わらず残る。
音を増幅する力があるため、武器などに加工され利用される。
聖なる音
人間がかつて誰もが出すことができた音。
現在は、出せる人間も減り、質も下がった。
音そのものは個別に違いがあるため、共鳴の能力と相性が存在する。合わないと、共鳴者であっても自らを傷つける危険があるため注意される。
ノイズ
聖なる音とついとなる音。
レジスターや砂竜が発する音。
砂海
広大な砂の海。
その砂には植物も育たないため、結果的に海のような状態になった。
ウィンリアから離れるほど、砂海が減り、植物が生えた状態になる。
一説では、レジスターたちの砂が積み重なり、海になったのではないかと言われている。
奏者
聖なる音を響かせる能力に長けた人間のこと。
世界でもごく少数しかいないため、10歳になって聖なる音を響かせられるとウィンリアに保護される。
王族が高いとされ、数値は公開はされていない。軍にいる奏者は、基本的に王族以下となる。
共鳴者
奏者の音に共鳴させて戦う人間。
奏者よりも人数が多いため、優先的に保護される。
特別待遇も多い。
ウィンリア
世界で最も安全とされている首都。
パイプオルガンのように管が多数通り、街全体に音を響かせ、都市を守っている。しかし、おかげですごく迷う。
ウィンリア出身であろうと、全ての道を把握しているのは極一部。
最上部に王族、上層部に騎士の家系などの貴族、中層部に軍用施設や商業施設など、下層部に居住、最外部に貿易港が存在する。
リンネ
ウィンリアのほぼ反対に位置する小さな村。
周りは森で囲まれ、その中心部には他の森とは違う森が存在する。
規律が厳しく、神子や司祭が村を支配している。
護リ謳
ウィンリア王族に伝わる謳。
次期王にのみ伝えられる。
巡リ謳
リンネの神子に伝わる謳。
神子曰く、木が教えてくれる謳。
騎士の家系
ウィンリアに存在する5つの騎士の家系。かつてウィンリアで王を守った5人の騎士の子孫。
それぞれが得意武器をモチーフにしたエンブレムを持つ。
<<役職>>
・軍人
ほぼ共鳴者。
制服は青と白の制服。
王立騎士団
制服:白を基調に、金や黒といった豪華な刺繍
王族の護衛担当。
レジスター相手に戦うことは基本的にない。
構成するほとんどが騎士の家系の人間。
教育終了後、騎士の家系であれば容易に入団可能だが、実力を備えるため、討伐部隊で実戦を重ねてから入る場合が多い。
中でも、各個人の護衛である近衛兵は、戦闘力はもちろん、その人物の音と合うかも重要なことも多く、自身の素質に寄るところが多い。
討伐部隊
制服:軍艦によりきり
巣の討伐を行う部隊。
それぞれ軍艦に配属され、レジスターの討伐・警備を行う。
軍の中では、花形に入る部類。
軍艦ごとに筆頭騎士が存在し、憧れの存在となる。
制服は、艦長に一任されているが、正式な式典においては白であることとされ、艦長には白色の羽織りと帽子が支給されている。
調査部隊
制服:軍艦によりきり
巣の事前・事後調査を行う。
地味だが、最も危険を伴う部隊。
小型の船で巣の位置を確認。規模を推定し、連絡する。討伐後、詳細な調査を行う。
医療部隊
制服:なし
聖なる音による治療を行う部隊。
主に相手は軍人相手。一部、難治療の人に対して行うことも多いが、危険を伴うため、共鳴者であることが絶対条件。
・警備隊
ウィンリア内部の警備を行う存在。
レジスターに対して有効手段をもたない人間が多い。
<<軍艦>>
全て、植物の名前をつけることとされている。
・グラジオラス 由来:勝利や剣を意味すると聞き、決定。
奏者:カルラ
艦長:ギリク
参謀:ジーニアス
制服:青のジャケット、白のシャツブレザータイプ。男も女もパンツ(正規軍人の制服に一番近い服装)
警備も行う、標準的な討伐部隊。
比較的若い人間が乗っている。元船員が近衛騎士になったことや筆頭騎士が騎士の家系の人間であること、参謀が天才と呼ばれていることもあり、志願者の多い船。
・キャメリア 由来:「花がそのまま落ちることから首が落ちる」ということで、皮肉を込めて決定。
奏者:カシオ
艦長:コンナ
参謀:クロス
制服:黒地に赤い刺繍のセーラーワンピースタイプ。女はロングのスカート。スリットはあり(タイツやストッキング着用のためパンツは見えない)
男は下はパンツ。各自、武装できるようにベルトをつけたりはしてるが、全体的に制服だけ見ると幼い学生のような感じ。ただ大人っぽくアレンジされている(ベテランが多いため)
討伐専門の部隊。実力派揃いの討伐部隊でも屈指の軍艦。
キャメリアに乗るには、どこかの船で功績を上げてからではなくては、乗ることもできない。
ひとつ問題点としては、奏者の問題で聖なる音があまり質の良いものではないこと。
・アネモネ 由来:艦長がアネモネを由来とする名前を持つことから決定。
奏者:ミドナ
艦長:アネリア
制服:黒地、ムラサキの詰襟タイプ。上着の下の方がちょっとひらひらと広がっており、飛んだらふわってする感じのオシャレなデザイン。スカート、パンツは選ぶことができる。
警備も行う討伐寄りの討伐部隊。
制服のかわいさや艦長の人柄から、女性に人気な軍艦。
キャメリアよりも実力では劣るものの、奏者が飛び抜けた力を持っているため、適合が低いと断られる。