海軍都市編-1
ここからはぐしゃぐしゃで統一感の無かった題名を少し統一して行こうと思います。
まだまだ未熟だなぁ、と自分自身思う。
“第32号艦”は「赤崎」と名付けられた。
毎日のように日本民主主義国が面している湾、通称“日本湾”という安直な名前の湾で航行訓練を行っている。
その訓練中、思わぬ収穫があった。
“第33号艦”と“第34号艦”が発見されたのだ。
ある程度動かし方もわかっていたので乗り込んで持って帰ろうとしたら、座礁していた。両方とも。
エヴェリーナ中佐によれば、「赤崎」を発見した時は、湾内を漂流していたらしい。それを苦労して帆船で引っ張ったりして岸壁まで持って来たのだが、牽引していた帆船が壊れることも多く、それ以降放置状態となっていたということだった。
満潮を待って、“第33号艦”と“第34号艦”を「赤崎」で引っ張り出し、造船所へもっていった。
“第33号艦”“第34号艦”は「青崎」「白崎」と名付けられた。
そして、違う面でも発見があった。
「あるのなら先に行ってくださいよー!」
正式に国防軍入りして、海軍準備室室長となった斎間中将が苦言を呈した。
というのも、偶然俺が思い出したのだ。
大学から趣味で旧日本海軍の軍艦の図面を持ちだしていたことを。
「補給艦、駆逐艦、海防艦、水雷艇、敷設艦・・・どうして戦艦や空母と言った大型艦が少ないんですか!」
「しょうがないでしょ!小型艦艇や特殊艦艇がマイブームだったんですよ!」
その後、その図面をもとに様々な艦艇が作られることになった。
「赤崎」就役から1年後。
日本民主主義国歴11年。
ついに、「日本民主主義国国防海軍」が発足した。
一応駆逐艦とはいえ軍艦3隻(現在多数建造中)と雑役船(ただの木造帆船)5隻を所有しているため、少しは海軍らしくなったと思う。
ここで、俺らの階級も変更になった。
海軍のトップ、海軍総司令官には斎間渡、海軍大将が就任した。
最初は俺が就任する話もあったそうだがいかんせん“若すぎるのでは?”という意見が国防軍内部でかなりあったらしい。そりゃそうだ。まだ20代前半だし。
それに対し、50代の斎間大将はうってつけだ。船には詳しいし、俺自身が海軍準備室のトップに据えた。つまり、海軍のトップになっても誰も文句が無いようになったのだ。
そして俺は“艦隊総司令”というやたらカッコイイ役職をいただいた。
艦隊と言っても駆逐艦3隻しかないし、うち2隻は練習艦同然の使い方をしているが。
斎間大将からすれば、“現場の全権代理者”と言うようになって欲しいらしい。簡単にいえば“現場のトップ”という奴だ。
海軍発足に伴って人事も大きく動いた。
まず陸軍船舶部が全員海軍へ正式に編入された。
そこへさらに編入希望者を加えて、およそ2万人の兵が海軍へ入った。
海軍準備室のメンバーとも離れ離れになった。仕方ない。何せ我が海軍の貴重な“将校”なのだ。人材を遊ばせておく余裕は海軍にはない。
ヒネク大尉だけは行先を知っていた。偶然出会ったからだ。
海軍学校。
名前通りだ。
ここで俺は、海軍学校の教官となっているヒネク大尉と再会した。
いや、昇格していたから“ヒネク中佐”が正しい。
「おや、お久しぶりですね。」
ヒネク中佐は敬礼してあいさつしてくれた。だがまだ慣れていないのか敬礼が“陸軍式”だ。
「おー!お久しぶりです!元気でやってますか?」
俺は海軍式敬礼で答礼した。
「ええ、まぁ」
海軍学校は陸軍司令部とはまた別に、新しく建設された建物“海軍総司令部”の1階にある。現場のトップとかいいながらも現在戦闘を行っていないため司令部で暇している俺は、斎間大将のパシリになることも多く、司令部内を走り回っていたのだ。
つまり、いづれはヒネク中佐と出会ったであろう。ということなのだが不思議なもので、これが半年ぶりの再会だった。
「どうですか?新しい兵は?」
俺は上級将校らしく、新兵について訊ねてみた。
「もう大変ですよ。今ペートルス少尉・・・いや、ペートルス少佐が練習艦の艦長をやってますがずいぶんと苦労しているようです。」
それは知っていた。
なぜなら練習艦座礁の報告が2回ほど来ていたからだ。
だが、ペートルス少佐が艦長とは知らなかった。
書類をよく読むようにしないとな。反省。
「ただ、筋がいいのもいるのは確かです。あ、お暇でしたら会ってみます?」
「ほぉ~。そりゃ見ていたいな。だけど今は斎間大将にパシられている途中だから、又にするよ。」
「そりゃ残念。」
「んじゃ、また。」
「それでは。」
だがこの後中々その“筋がいいの”に会うことは無かった。
なぜなら斎間大将が大きなプロジェクトを始めたからだ。
つまり、ヒネク中佐ともしばらくお別れであった。
近々登場人物をまとめようと思います。
作者である自分も少しわからなくなってきた。
ちなみにこの世界の設定はいろいろあるんですけどね。話の流れ的に書けないのがなんかむず痒いです。




