地震
初投稿です。文章はど下手です。
よかったら読んでください。
更新はかなり不定期です。
不快感のあるサイレンが鳴り響く
「緊急地震速報!!」
町内放送が叫ぶと同時に地震が来た。
地震大国日本にしても大きい地震だった。
震度7。マグニチュード8.6。
これを俺が知ることはなかった。
地震1日目の避難民誘導中に余震にあい、死んでしまったから。
別に警察官や自衛官であったわけではない。ただの大学生だった。だが、軍事的知識のある友人などとともに地元の人たちの避難誘導を行っていたのだ。偶然友人がアマチュア無線を持っていたため携帯が使えない中でも連絡を取り合い、うまく誘導できた。そう信じたい。
具体的には余震の中、建物が倒壊。その建物のプロパンガスに引火したらしく、大爆発に巻き込まれて死んだ。
気づいたら、真っ白い空間にいた。
「どうもこんにちは!お目覚めかな?」
目の前に、ドアップの顔があった。
俺は不機嫌な顔をした。
「誰?」
俺の不機嫌な顔も気にする様子もなく、その女はご機嫌な様子で下がった。何が嬉しいのかこの白い空間を踊りまわっている。
「こかぁどこだ?」
周りを見渡した。家具ひとつない。上を見ても太陽も電球も蛍光灯もない。あるのは床だけ。
「異空間、とでも言うべきかな・・・。それとも天国?いや、地獄への待合室?」
「う~ん。さすがというべきかな?あながち間違ってないね!」
女はご機嫌なまま俺の前に座った。
「谷岡一朗君、N大学土木工学科の3年生。部活は鐵道研究会。君は昭和の物が大好きで鉄道でも蒸気機関車や古い電車が好き。間違ってないかな?」
「ええ、まぁ。あながち間違ってません。神様っていうのは何でも知っているんですね~。やっぱり。」
「神?私が!?アハッハッハッハッハ!」
女は笑い転げた。
不思議と俺は何とも思わなかった。“わらってんじゃねーよ”とか“いいからさっさと質問に答えろ”とかいう感情が湧いてこなかった。
やたらと疲れていたし、なにより“死んだ”というのが大きな理由だろう。
“役目を終えて公園に置かれた蒸気機関車ってこんな気分なのかな。”
そう思ったりしていた。
「なるほどなるほど。“役目を終えた蒸気機関車”か。いいたとえだね~。だけど君の行く先は公園じゃない。」
「はっ?」
「君はどちらかと言えば電車だ。」
「はぁ・・・」
よく意味が分からない。
「つまり、君には第2の仕事場が待っているということだ。」
納得した。日本製の電車は性能がいいためODAなどで海外へ輸出されている。タイなど東南アジアでは結構な好評を持って迎えられていると聞く。
「なるほど。それで、わしの第2の仕事場とやらはどこなんですか?天国?地獄?」
「君から見れば、“異世界”かな?」
「ふ~ん。仕事内容は?」
「う~ん・・・。そう言われると難しいんだよなぁ・・・。」
「俺に難しいことはできませんよ。」
「も、もちろん道具は与えますし、できるだけフォローもするつもりなんだけどね。言葉にするのが難しくて・・・」
「なんじゃそりゃ。」
「う~ん。いうなれば、“世界復興”?」
「んあ!?」




