武家が衰退する理由を個人的に考察(素人)
カルピスを作ったことはあるだろうか?
規定通りに作ったコップ1杯のカルピスを半分飲む。
コップに残ったカルピスに、水を加え、また1杯を作る。
これを何度も繰り返す。
いつから、カルピスはカルピスじゃなくなる?
◇
私は武家の子孫だ――といっても、本当なのか分からない。
根拠としては、曾祖母の「藩に努めた武士の家系」という話。
曽祖父の家が大きいこと。
曽祖父の特徴的な名字。
曽祖父が亡くなったときの500人規模の葬式。
2mを超える黒い木と銀ばりの古い扇。
――と言ったものがあるが、家紋とかはよく分からない。たしか、竹みたいな奴だったと思う。
さて、そんな話は置いといて、私の家系は崩壊している。曽祖父が亡くなってから、握っていた竹串が全てバラバラになるかのように、親戚や家族は一瞬でバラバラになった。
それを内側から見ていて、おそらく「曽祖父の子供たちが貰うことに慣れ、自分たちがあげる立場になることをまったく考えていない。」というのが、武家が消えていく理由の1つなのかな、と思う。
曽祖父は、人を助けていた。
ご飯を食べさせるのはもちろん、暴力団員の足抜け金を「子供が生まれた祝金」といってあげたりしていたようだ。
しかし、曽祖父の子供たちは、自分たちが楽しむことを中心に考えており、曽祖父の言葉の意味が分かっていない。
曽祖父は私に「男ならヘラヘラするな」と言った。
これを、曽祖父の子供たちは、自分の子供にも言っていたが、それはただ単に「泣くのを我慢しろ」と言った意味で、曽祖父のような、人生としての深みのない言葉だったように見える。
ここで冒頭で話した、カルピスに繋がる。
曽祖父の考えを、子供は半分(二分の一)だけ引き継ぐ、そして、その子供が更に半分引き継ぐ(四分の一)………以下ループ。
そんなことの繰り返しで、武家の教えや誇りは無くなっていくのだと思う。




