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私の知肉  作者: ぽぴ
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武家が衰退する理由を個人的に考察(素人)



カルピスを作ったことはあるだろうか?


規定通りに作ったコップ1杯のカルピスを半分飲む。


コップに残ったカルピスに、水を加え、また1杯を作る。


これを何度も繰り返す。



いつから、カルピスはカルピスじゃなくなる?





 私は武家の子孫だ――といっても、本当なのか分からない。


根拠としては、曾祖母ひいばあちゃんの「藩に努めた武士の家系」という話。


曽祖父ひいじいちゃんの家が大きいこと。


曽祖父の特徴的な名字。


曽祖父が亡くなったときの500人規模の葬式。


2mを超える黒い木と銀ばりの古い扇。


――と言ったものがあるが、家紋とかはよく分からない。たしか、竹みたいな奴だったと思う。



 さて、そんな話は置いといて、私の家系は崩壊している。曽祖父が亡くなってから、握っていた竹串が全てバラバラになるかのように、親戚や家族は一瞬でバラバラになった。


 それを内側から見ていて、おそらく「曽祖父の子供たちが貰うことに慣れ、自分たちがあげる立場になることをまったく考えていない。」というのが、武家が消えていく理由の1つなのかな、と思う。



曽祖父は、人を助けていた。


ご飯を食べさせるのはもちろん、暴力団員の足抜け金を「子供が生まれた祝金」といってあげたりしていたようだ。


しかし、曽祖父の子供たちは、自分たちが楽しむことを中心に考えており、曽祖父の言葉の意味が分かっていない。


曽祖父は私に「男ならヘラヘラするな」と言った。


これを、曽祖父の子供たちは、自分の子供にも言っていたが、それはただ単に「泣くのを我慢しろ」と言った意味で、曽祖父のような、人生としての深みのない言葉だったように見える。



ここで冒頭で話した、カルピスに繋がる。



 曽祖父の考えを、子供は半分(二分の一)だけ引き継ぐ、そして、その子供が更に半分引き継ぐ(四分の一)………以下ループ。


 そんなことの繰り返しで、武家の教えや誇りは無くなっていくのだと思う。







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