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攻撃性とはなにか
私は「魔界」で過ごしたからこそ、他者の攻撃性を評価する必要があった。それをするためには、「攻撃性」という言葉に、自分なりの解釈を付ける必要があった。
私は、攻撃性を評価するための基準として、「攻撃に移るまでのハードルの低さ」というものを使っている。
この基準を使えば、「今日は犬の散歩をしました〜」という他人の報告に「誰も聞いてないわ」「轢かれて死ね」と返す人々は、極めて攻撃性が高いと評価できる。
何らかの理由で神経が昂ぶっており、意思の疎通が取れない錯乱状態にあると、洞察できる。
一方で、その基準を使えば、言い合いの末、「消えろ」といった言葉を吐いた人間は、攻撃性が高いわけではない、と推察できる。
なぜなら、″言い合いの末″に「消えろ」と言っているわけだから、すぐさま攻撃に移るような高い攻撃性は持ち合わせていないと分析できるからだ。
つまり、この場合、相手が落ち着けば意思の疎通を試みる事ができる。
そして、この攻撃性の基準は、あなたが誰かに「攻撃性高っ」と言われたときに、状況を分析して、本当にそうなのか?、いや…相手に問題があるのか?と状況の整理をする指標になる。




