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炉簿戸家のチャミ(9)世界一高い場所の観覧車

作者: 笹木 人志

「世界一高所にある観覧車ってもねぇ」ショウちゃんは、不満そうに言いました。

「全然面白くないね」お姉さんのモエもうなずきました。その視線の先には、前に座っている両親に向けられています。


「たしかに」お母さんも周りを見ていいました。「景色がここまで変わらないってのもねぇ」


「やっぱりだんだん高いところにいって、遠くまで見えるのがいいよね」モエちゃんも言いました。


「ラグランジェ観覧車っていいかなと思ったんだけど」お父さんはシュンとして言いました。


4人は、宇宙服を着て、観覧車の外にある永遠とも思える星空をずっと見続けるしかありませんでした。


「普通に星を見ている方がいいな」ショウちゃんが言いました。「あとどれくらいここに居るの」


「一周、2時間とか言ってたかな」


「まだ1時間半も!!」お姉さんはため息を付きました。「最初は良かったけど、もう飽きてきたぁ」


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