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星の丘学園戦記  作者: 東雲 暁星
NMS
83/91

NMS ― 火蓋は切られる



「こらー!!待ちやがれ長谷川っ!!」



「待てと言われて誰が待つかっての!!

ってかベタすぎんだよ!!

たまには気の利いた台詞なり斬新な台詞なり吐いてみやがれってんだ!!」



追いかけてくるのが美少女ならまだしも 暴力女ならなおさらだ



ついでだから日頃から思ってることを叫んでみた



「なにを意味不明なこと言ってやがる

ってか てめぇいま変なこと考えたろ!!」



うっ…勘も鋭いし



しかしさすがは暴力女


体力は男顔負けってところか…



このままじゃ先に尽きるのは俺かもしれん…



くそっ…なにか打開策はねぇか…?





(ブーッ ブーッ)



ケータイのバイブ?



誰だよこんなときに連絡よこすヤツは!!

これでくだらない用事だったら後でオシオキするぞ畜生




(ブーッ ブーッ)



しかもこの長さ……電話かよ!?



いったいなにを考えてやがんだよ 諦めて後でかけ直せって!!



(ブーッ ブーッ)



「「あーもう 誰だよ畜生!!」」



………は?



ふと足を止めて振り返る



いまユキも同じことを言ったよな…?



ということはつまり 2人とも電話がかかってきてる



もしかして本多が言っていた追加ルールってヤツの説明か?



それなら2人同時に電話がかかってきてる説明がつく



「ひとつ提案 電話が終わるまで停戦でどうだ?

もちろんその場から一歩も動くなよ?」



「仕方ないね その話にのるよ」



「よし 絶対だぞ?」



そう釘を刺し ケータイをポケットから取り出す



少し向こうではまったく同じ動作をユキがしている



「…誰だ?」



『…ようやく全員揃いましたね

私 ホテルの従業員ですが』



従業員?


というとやっぱり本多が言ってた追加ルールの話か?



『時間になりましたので 本多様に頼まれた通りご連絡させていただきました』



やっぱりな



「追加ルールだっけ?

で 内容はなんなんだ?」


『本多様が提案した追加のルールはこうです

一定の時間が経過いたしましたら 私が逃亡者3名のうち1名にお電話をいたしまして 指示を出させていただきます』



「はぁ…?」



『要はミッションです

逃亡者3名は 協力してそのミッションをクリアしていただきます』



「ちなみに追跡者はどうすんだ?」



『もちろん追跡者の2名にはミッションの邪魔をしていただきます』



「なるほどねぇ」



『ちなみに ミッション中に追跡者が逃亡者を捕まえて追跡者と逃亡者が入れ替わった場合 強制的にミッションは失敗となります』



「つまり…逃亡者はいかに追跡者にバレずにミッションをこなすかってことだな?」


『ご理解いただけましたか?』



「あぁ 大丈夫だ

ちなみに ミッション成功するとなにかボーナスとかでもあるのか?」



『もしお望みでしたら 成績をもとに順位付けをし 首位の方のお食事を豪華に 2位3位とだんだんお食事のレベルが下がり最下位の方は比べものにならないクズ料理にする というのはいかがでしょうか?』



…クズ料理ってなんだ?


どんだけ酷いメシを食わせる気だよ



まぁ勝てばいい話



「誰が異論のあるヤツいんのか?」



『………皆様方異論はないようで

それでは ただいまより最初のミッションを通告いたします

現在逃亡者である3名から無作為に1名選ばせていただきます

最初は特別に――というかいま全員と電話が繋がってるけど 面倒だからいまここで発表します

………それでは 長谷川様 最初のミッションをお伝えします』



おいおい…追跡者も聞いてるってのに誰にミッションを伝えるのかなんて言うなよ…



「…ってしかも俺かよっ!!」



いやいやいやちょっと待て…

いま目の前にユキが…



「へぇ…獲物が目の前に」




「ちょ…待てよユキ!!

電話中は停戦だって――」



「問答無用ー!!」



「ふざけんなーっ!!」


そして俺はケータイをにぎりしめながら全力疾走をしたのだった





えー…まず最初にすんません


夏になったら大量更新できるだろうとか調子乗りましたorz


それが蓋をあければこれですよ


夏?

年越ししちゃったよ!?


自分が1番驚いてるよ まったく



…これからは地道に頑張ってく予定ですので 気長に待って下さるとありがたいです



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