学園祭準備編 ― 百合は好きだけど by作者
そういえば昨日で連載開始から1ヶ月でした
いやぁ…時が経つのは早いなぁ…(しみじみ
「いやいやぁ
おにーさんが来てくれなかったらるーはまたひとりでご飯でしたよぉ」
あれから何故か学食に行かずに俺は屋上に来ていた
それは廊下で見覚えのあるアッシュブロンドを見付けたからだ
そして俺はテーブルにつき キッチンで忙しなく動くアッシュブロンドを眺めていた
俺の視線の先は相変わらず特徴的な髪色と―相変わらず不思議な服装の少女
「あと少しだからねぇ」
エプロン姿が振り返る
エプロンのどこが不思議だって?
エプロンは普通だよ?
…問題はその下
なんで…なんでスク水なんだ?
しかも廊下で会ったときからずっとスク水+エプロン
…意味わからん
というか色々危険だ…
そう 色々と
「できましたぁ」
今日はどうやら白身魚のムニエルのようだ
「お魚好きかなぁ?」
「ん あぁ 好きだよ?」
「よかったぁ
るーもお魚好きなのぉ」
そういって一口
「…いただきます」
俺もそれに続く
「…うまっ なんて魚?」
「んーとぉ…くじら」
そうかそうか 鯨かぁ…
なかなか珍しいものを使いましたなぁ…
「…ってくじらぁ!?」
ちょっと待て
鯨って白身魚か?
そもそも魚なのか!?
…というか
「現在捕鯨は禁止だから鯨肉は手に入らんぞ」
「ほげー?…ほげぇ?」
いや そんなわからないを擬音にしたような音を出さないでください
「あぁ ホゲイかぁ
おにーさんそっちなのぉ?」
「…そっち?」
イマイチよくわからんが…
「ホモとかゲイ」
「………………あぁそうか!!
って いや 断じて違う!!
いいか?捕鯨ってのは鯨を捕まえることだ」
「ほげぇー」
「…こんどはへぇーの擬音としてほげぇーですか」
その言葉使い勝手いいなぁ
「じゃあ…あなご」
「あなご!?」
思わず吹き出しそうになる
あなごってムニエルにするか…?
というかじゃあって何だよ!!
「…マス〇く-ん」
「………?」
「すまん戯言だ…」
なんかかなり恥ずかしい
「あ ちなみに嘘だよぉ?」
しかも嘘かよ
「おいしいねっ?」
「あ あぁ…」
確かにおいしいんだけど…なんかやり切れないんだよな…
結局 謎の白身魚のムニエルを平らげた後
俺たちは例の如く星を眺めていた
「そういえば明日は学園祭だね?」
「ん? あぁ」
明日を乗り切ればしばらくゆっくりできるぜ…
「おにーさんはやっぱり忙しいのぉ?」
「んーそりゃまぁな
それがどうかしたか?」
するとるー子は少し考える仕草をして
頑張ってね と はにかみながら言った
どれだけ時間が経っただろう
二人の間の静寂が破られた
「…っくし」
少女のくしゃみで
「大丈夫か?」
「ん らいじょーぶらよぉ」
鼻をすすりながら答える少女
夏とはいえ夜中
さすがにスク水+エプロンじゃ寒いと思う
…というかいつまでその格好?
「今夜は暖かいから大丈夫だよぉ?」
天気予報でも一週間先まで晴れの予報
おかげで星空には雲ひとつとない
「そういえばぁ 明日晴れるみたいでよかったねぇ」
「ん あぁ…
まぁ屋外に露店を出すクラスもあるからな」
「あー うん それもだけど
るーはあれのが楽しみだよっ」
「あれって?」
「えーっとねぇ…」
ここで俺は…驚愕の事実を知ることとなった
生徒会側に…勝利の二文字がぐっと近付いた気がした
切り札を…俺は手に入れた
明日が…楽しみだ!!
タイトルは作者の寝言ですので気になさらずに笑
ちなみに薔薇(?)は個人的にはありえません
…まぁ 趣味思考はそれぞれ個人の自由ですからそういうのが好きな人を差別したりはもちろんしません
あ 今回の話で出て来た捕鯨禁止の話ですが
小説の世界でのことですので悪しからず
ちなみにリアルの世界では捕鯨禁止とまではいってませんが…
捕鯨を禁止にすべきだ!! という意見を持った人々も少なくないようです
生物保護と伝統保護
両者の間で揺れる捕鯨問題 って感じです
ちなみに作者
前の夏くらいに鯨を食べましたが…あまり好みではなかったです笑
…幼い頃に食べた馬刺しは美味しかったんですがwww
…とりあえず伝えたかったことは
これからもよろしくってことです笑