表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星の丘学園戦記  作者: 東雲 暁星
学園祭準備編
26/91

学園祭準備編 ― 世界は動き続けるから



『朝のニュースです

先日世界中を―…』



「ん…朝か…」



いつも通り いつものニュースキャスターの聞き慣れた声で目を覚ます





今日も平凡な一日が始まるのだろう





…誰もがそう思いベッドから出るのだが決して平凡に一日が終わるとは限らない





『日本区だけでなく世界中の経済にも甚大な被害が及ぶと予想され 各政府は―…』




ニュースによると

日本区に本社を置く某一流企業が倒産を宣言



世界規模での経済損失が予想されるとか






きっと誰もがいつまでもこの企業が世界で指折りの大企業として名を轟かせ続けるのだとそう思っていただろうに…



それでも倒産した



企業の社員にとってそれまで平凡だった日々が嘘のように一変するのだろう





いままで当然だったものが当たり前のように当然でなくなる



良くも悪くも世界は動き続ける





いままでの当たり前が当たり前でなくなる



それは誰にだって訪れるかもしれない



いつ訪れるかさえわからない





…はたしてそれを不幸だと思うか?





俺は…思わない



少なくともいま は








世の中は不公平 平等じゃない



そして世界は 運命は 時に残酷だ





しかしそれは万人に共通する





だから決して自分が世界一不幸だと嘆いてはいけないと思う



その変化を―運命を受け入れることができるかどうか



そしてその運命を乗り越えることができるかどうか



運命に立ち向かえるかどうか







昔の俺はまだまだ子供だった



不幸を嘆き あらゆるものを壊してきた





でも いまなら少しだけ…





「ふぅ…支度するか」





俺はそれを―運命を受け入れることができた気がする



周りのおかげで な







「さてと…今日の朝食はどうするかな?」



俺は時間を確認し 部屋を後にした


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ