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詩❲心理描写-明❳

牢屋に囚われてたい模範囚

作者: 日浦海里

どこか遠くで

一日の始まりを告げるアラームが鳴っている


目覚めなきゃって思うけど

身体はまるで他人事のようで

この温かくて柔らかな優しい牢獄から

離れることを許してくれない


そもそも

一日の始まりを告げるアラームって何?


一日が始まったのは今より何時間も前

一日の始業時間から見たら

私は既に大遅刻


だったら今更、五分や十分

遅れたところで許されるよね


背中を丸めてぬくぬくしてると

無情な牢屋破りが現れて

こっちはちっとも望んでないのに

よかれと思って牢獄を破る


助けたふりして

地獄に落とす


知ってる?

脱獄って罪になるんだよ


恨めしい気持ちで

無慈悲な牢屋破りを睨むと


釈放だから

とっとと出てけ

と追い出される始末


模範囚だから仕方ないよね


極寒の地に放り出されて

辛い現実と今日も向き合う


辛いばかりが人生じゃないから

とにかく今日も頑張りますか

規則正しい生活もできないで

模範囚が聞いて呆れる

って言われるけれど

毎朝決まった時間に出るのだから

ちゃんと規則正しい生活してるよね

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― 新着の感想 ―
[一言]  ふとんで眠らなければ良いのです。  私は、毛布を、しくのとかけるの。2枚に挟まって寝ます。
[一言]  被害被るのが本人のみなら引っ張り出したりしませんよ。
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