星の誕生
神様が宙に浮かび上がらせた、真っ黒な石の欠片と真っ白な石の欠片は、くるくるとその場を回って互いに離れたかと思うと、
カシャーン……‼
なんとぶつかって粉々になってしまったのです。
アリとラエは声も出ませんでした。
粉々になった石の欠片たちはキラキラと輝きながら灰色の渦巻く無の銀河を作りました。
「「あ!!」」
アリとラエは声を上げました。
灰色の無の銀河の中では石の欠片の粉末からパチパチと音がしたり、パアン! と様々な音がし始めました。
神様が、右手をサッと振るとシャランと音がしました。
「ほ、星が……」
アリが言いました。
神様が左手をサッと振ると、シャランシャランとまた音がしました。
ラエも言いました。
「星が誕生しているわ……」
小さな双子星が見守る中、渦巻く灰色の銀河には、大小たくさんの星が生まれ始めます。
そして、一つの小さな銀河が出来上がったのです。
アリとラエは感激して、また声が止まってしました。
「……星は滅びても、またその滅びから、星は生まれるのです」
神様が二人に微笑みかけました。
「アリ、ラエ」
「「はい」」
返事をした二人の頭を優しく撫でて、神様は言います。
「この銀河に、好きな星座を作りなさい」
「「え‼」」」
アリとラエは顔を見合わせて頷きました。
「「はい‼」」
元気なその返事に神様は嬉しそうに笑いました。
神様が笑ったその時、地球という星では希望の光が差し込んだみたいです。
それは、何時のことなのか、何のことなのか。
分かったのは、明るい、人々が笑い合える、未来が来るという、
予感がみんなの胸に浮かんだということ……。
今日もアリとラエは、星拾いをしに天の川の河原へと出かけます。
籠をそれぞれの手に持って、「ほしめぐりのうた」を歌って、神様の元へと報告しに行くのです。
二人の、小さな銀河にたくさんの星座を作ったこと。
そして、籠の中にその星座たちの本が出来たということ。
二人の歌声は、今日も星々の輝きを増させていたのでした……。
おしまい。
後半は、駆け足で書いてしましました。
訳が分からないながらも、ここまでお読み下さりありがとうございました。
また、次の童話などでお会いしましょう……。




