アリとラエ
双子のアリとラエという姉妹がある所に住んでいました
アリとラエは二つの三つ編みのおさげに眼鏡という、性格も見た目もそっくりの女の子でした。
アリとラエの趣味は『星拾い』でした。
夜空の天の川の河原で星たちの石を探しては拾って、自分たちの星座を作ることでした。
二人だけの星座を作って、「本」にすること。
それが二人の夢でした。
ある夜。
アリとラエは星拾いをするためにお空へと登ります。
アリとラエも小さな双子星という星だから、夜空へ行くことは簡単だったのです。
天の川を横手に眺めながら、河原を行く二人は籠を手に持って、手を繋いで歩きます。
星の石を拾っては籠に入れ、後で神様に星座にしてもらう為です。
アリは言います。
「この光る緑色の石はどうかしら」
ラエも言います。
「アリの拾ったその緑色の石は、鶯の羽の色みたいだから、鶯の星座の一部にしてもらいましょうよ」
二人は仲良く相談して、楽しくてくすくすと笑いました。
二人の笑い声は、星の野原を渡る風に乗っていき星々の輝きを増させていたのでした。
アリとラエは次に薔薇色の石を拾い、花の星座の一部にしようと相談し、透き通った綺麗な青色の石を拾ってはサファイアの海の星座の一部にしようと二人で決めました。




