5月 一般大会 2試合目 7
2セット目にかける!と、心に決めた陽介ではあったが、個々の技術力は、かなりの差があった。
主審のサーブ許可の吹笛。
ドリーム化繊の強いサーブが、相変わらず永竹クラブのコートに向かう。
永竹クラブは、バックライト#9井口ちゃんがレシーブ。少し乱れハーフセンター#6マメちゃんが、レフト#17よっちゃんに二段トス。
#17よっちゃんは、タイミングがずれ、緩いアタックがドリーム化繊のコートに行った。
ドリーム化繊のバックレフトがレシーブ。セッターはBクイックを使い、決めた。
永竹クラブ7ー19ドリーム化繊
ドリーム化繊のサーブが続く。しかし珍しく2本のサーブをミスした。
永竹クラブ8ー19ドリーム化繊
永竹クラブのサーバーは#13シズさん。あまりサーブが得意ではない。緩いサーブがドリーム化繊のコートに向かう。
ドリーム化繊のバックセンターがレシーブ。セッターが速いトスをレフトアタッカーに上げた。
永竹クラブは3枚のブロックが揃ったが、ブロックアウトで失点した。
永竹クラブ8ー20ドリーム化繊
ドリーム化繊の強いサーブ。
バックレフト#13シズさんは、レシーブをはじかれた。
永竹クラブ8ー21ドリーム化繊
永竹クラブは、1セット目を失った。
誰が見ても、実力に差があった。
しかし、陽介は2セット目にかけていた。
1セット目を失った永竹クラブのメンバーは、コートチェンジをする時、下を向き、ショックを隠せない様子だった。
陽介は、2セット目に向かうインターバルで、
「皆さん、残念ながら個々の技術力はドリーム化繊の方が遥かに上だと僕も思います。しかしチームとしては永竹クラブの方がまとまりがあると感じてます。従って2セット目はチーム力で挑戦しましょう!」と言って、2セット目に向けた戦術を伝えた。「1セット目のドリーム化繊の試合内容を見ると、
一、サーブカットやアタックレシーブ、さらにはチャンスボールがセッターに入ると、両サイドのアタッカーに対し、速いトスが上がる確率が高い。
二、その速くて低いトスに、永竹クラブ3枚ブロックの#2ヤマちゃんが遅れてしまい揃わないので、そこを狙われてしまう。
三、ドリーム化繊の速攻は、練習不足からコンビが合ったり合わなかったりだ。
四、レフトエースの#17よっちゃんに、二段トスを上げると、ドリーム化繊の中衛ライト(ライトセミ)は、どういゆ訳かブロックに遅れてブロックの手がコートの外に向いてしまう。
五、ドリーム化繊のバックレフトは、技術力はあるのだろうが、今日の試合だけ来て、普段の練習をしていないと思えるくらい体力がなさそうだ。代わった選手も、サーブは良いが足首か膝をケガしているように見受けられる。
以上のことから、
まず中衛レフト#11和気ちゃんに代わって#8ハリちゃんに入ってもらいます。
そして、レシーブがセッター#2ヤマちゃんに入った時は、中衛レフト#8ハリちゃんに高めのトスで構わないので打たせましょう!
次にレシーブが乱れた時は、レフト#17よっちゃんに二段トスを上げましょう!、これはドリーム化繊の中衛ライトに中衛レフト#8ハリちゃんがアタックを打つと意識させてあるので、レフト#17よっちゃんに二段トスを上げた時、さらにブロックが遅れると予想出来るからです。#17よっちゃんは、その遅れてくるブロックめがけ思いっきり打ちましょう。
そして、セッター#2ヤマちゃんは、レフトアタッカーをマークするために、最初から相手のレフトアタッカーの方に寄っておきましょう!、相手の速いトスに対応するためです。3枚ブロックが揃っていれば、相手のレフトアタッカーは自分の上手いプレーで、かえってチームをかき回してしまう可能性もあると思います。
ライト#1ヨシちゃんにトスや二段トスが上がったら、#1ヨシちゃんは相手の2枚ブロックの真後ろにフェイントか、バックレフト後方のエンドラインまでとどくように、ボールを押し込んで下さい。相手のバックレフトは動きに難があります。もちろん、勝負したい時は思いっきりアタックを打って構いません。ただ、最初の内は僕の指示にしたがって、フェイントか押し込みです。
しかしこの戦術も、永竹クラブがレシーブをしつこくつなぐことが大前提です。日頃の練習の成果を出せれば、きっといい内容の試合が出来ます。
2セット目のサーブは、永竹クラブです。#17よっちゃんがサーバーなので、#3キーちゃんが前に上がりレフトアタッカーになるので、トスは出来るだけライト#1ヨシちゃんに集めましょう。
皆な、勝負出来るサーブを打って、レシーブをしつこくつないで、#17よっちゃんと#8ハリちゃんは、思いっきり打って、そして下を向かず胸を張って大きな声を出し、自分達でリズムを作って、一生懸命プレーしましょう!」と言って、2セット目に送り出した。




