5月 一般大会 2試合目 5
ドリーム化繊のサーブ。またもや強いサーブが向かって来た。
永竹クラブは#13シズさんがレシーブ。乱れるも何とかコートにボールを残し、それを#17よっちゃんが#1よしちゃんに二段トス。
主審の吹笛。ドリブルの反則。
永竹クラブ2-7ドリーム化繊
ドリーム化繊のサーブ。強いサーブが続く。
永竹クラブは#17よっちゃんがレシーブ。大きくはじいてしまった。
永竹クラブ2-8ドリーム化繊
ドリーム化繊の強いサーブが続く。
永竹クラブは、#1ヨシちゃんがレシーブ。#2ヤマちゃんが#1ヨシちゃんにトス上げた。
#1ヨシちゃんは、ストレートにアタックを打って、ブロックアウトをとった。
永竹クラブ3-8ドリーム化繊
陽介は、今までのドリーム化繊のサーブを見て、まるで永竹クラブのレシーバーの実力を試しているように見えた。なぜなら、永竹クラブのレシーバーに均等にサーブを打ち分けていたからだ。
陽介は、「なるほど、相手はよほど余裕を持って試合をしてるな。舐められたくないなぁ」と思った。
その時である、ドリーム化繊のバックレフトが自分のベンチを見て、控え選手に「10点取ったら、交代するから、準備しておいてねぇ~」という言葉が、陽介に聞こえた。
全く気にしていなかったが、ドリーム化繊のメンバーは全部で10人。ベンチには1人しかいない。
ケガ人が出た時の対策として1人用意したのか?、あるいは技術力が高い実力者がベンチを温めているのか?、その時が来るまで分からない。
陽介は、マネージャーの大御所三輪さんに、「ドリーム化繊って、以前から10人位で試合に臨んでいるんですか?」と聞いてみた。
三輪さん曰く、「そんなことはなかったと思う。前回はベンチに3人いたと思う。」と言った。
陽介は続けて、「今ドリーム化繊のコートにいるメンバーは、前回と同じですか?」と聞いた。
すると三輪さんは、「詳しく覚えている訳ではないけど、少なくともレフトアタッカーは前回いなかったわよ。あとセッターも違う人だったと思う。」と、記憶をたどりながら言った。
陽介は、セッターと速攻のコンビが合わないのは、練習不足からだと確信した。さらにこの若いレフトアタッカーは、場合によると4月の新入社員かもしれないと思った。
だとすると、もし大学で9人制バレーボールをやっていて、そのなごりが抜けずプレーをしているとすれば、今まで培ってきたプレーが、かえってレベルの低いチームで仇になる可能性があるかもしれない。とも思った。
さっきのプレーで、永竹クラブの3枚ブロックからリバウンドをとったプレーも、ドリーム化繊は結構驚きながらプレーしてたし、ヒョッとするとこの若いレフトアタッカーのプレーで自滅する可能性もあるかもしれないと、陽介は戦況を見ることにした。




