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3月公式戦 家庭婦人大会 6

 ミカサクラブのサーブに変わる。


 ミカサクラブのサーブは、同じく平凡なサーブ。


 永竹クラブは、ハーフセンター#9井口ちゃんがレシーブ。セッター#18ユカちゃんがトスをレフト#17よっちゃんに上げる。#17よっちゃんはブロックアウトをとって得点。


永竹クラブ4-7ミカサクラブ


 永竹クラブのサーバーは#4川さん。


 体力的に強いサーブが打てない。しかし精一杯のサーブを打った。


 ミカサクラブはレシーブ。2コンタクト目を上手くつなげずチャンスボールが返ってきた。それを中衛レフト#2ヤマちゃんが丁寧にセッター#18ユカちゃんにパス。レフト#17よっちゃんを使い続けていたので、綺麗につながったパスをこれまた綺麗なトスで、ライト#1ヨシちゃんに上げた。


 #1ヨシちゃんは待ってました!と言わんばかりに相ブロックをものともせず打ち抜いた。さすがにバレーボール経験者と感心するようなアタックだった。


永竹クラブ5-7ミカサクラブ


 川さんのサーブが続く。


 ミカサクラブがレシーブ。今回も上手くつなげずチャンスボールが返ってくる。


 バックライト#6マメちゃんの丁寧なパス。セッター#18ユカちゃんが中衛レフト#2ヤマちゃんにトス。#2ヤマちゃんも#1ヨシちゃんに負けじとアタックを決める。


永竹クラブ6-7ミカサクラブ


 ミカサクラブはタイムアウトをとった。


 陽介はミカサクラブのタイムアウトを利用して、「だんだんリズムが出て来たから、今のままでいいよ。ただミカサクラブは技術的に永竹クラブよりレベルが低いから、相手がアタックを打つ時、よく様子を見て場合によってはブロックはつかなくてもいいよ。その時は後ろに下がって次の準備をしてね。それからサーブはもっと攻めて、レシーブとパスは丁寧に、そして絶対に最後までボールを追うこと。さぁ、行こう!」と言って円陣を組み、キャプテン#1ヨシちゃんに声を掛けさせ、コートに戻した。


 タイムアウト明けのサーブは、引き続き川さん。主審の吹笛でサーブを打った。


 ミカサクラブがレシーブ。しかし2コンタクト目をドリブルの反則を犯し、永竹クラブに得点。ついに追いついた。


永竹クラブ7-7ミカサクラブ


 続けて#4川さんのサーブ。第一サーブをネットにかけた。第二サーブを川さんは丁寧に打つと、かえって力が入り失敗。


永竹クラブ7-8ミカサクラブ


 #4川さんは、下を向いた。大御所の自分がサーブをダブってしまったことが、申し訳ないと思ってのことのようだ。しかし陽介は「川さん、下向かないで。川さんがサーブを丁寧にやろうとしていたことは、良く伝わってるから、切り替えて次のプレーに集中しましょう!」と言った。コートのメンバーがミカサクラブがサーブを打つまでのわずかな時間に川さんの所に来て、川さんに声をかけた。川さんは「ゴメン!、次頑張るから!」と大きな声で言い、笑顔を振りまいた。


 陽介は、感心していた。チョッと前までは、誰かがミスをすれば嫌な顔をして、得点をしても喜びもしなかったチームが、僅かではあるが今は変わってる。心境の変化でもあったのだろうか?


 ミカサクラブにサーブ権が移り、またも平凡なサーブが向かって来た。


 中衛レフト#2ヤマちゃんがレシーブ、#18ユカちゃんがライト#1ヨシちゃんにトスを上げる。#1ヨシちゃんが決める。


永竹クラブ8-8ミカサクラブ


 永竹クラブのサーバーは#6マメちゃん。鋭いサーブを打った。


 ミカサクラブが何とかレシーブ。しかし上手くつなげずチャンスボールが返ってくる。それを丁寧につなぎ、レフト#17よっちゃんが決める。ついに逆転。


永竹クラブ9-8ミカサクラブ


 しかし、弱小ママさんバレーチームは、ここからが違う。勝負にこだわった経験が少ないので、チョッとしたことから収集がつかないほど崩れる。そして一気に寡黙になる。青天の霹靂と言っても過言ではないと思えるほどだ。

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