経験を積んだ永竹クラブ 5月一般大会 10
決勝に進出した永竹クラブの対戦相手は、ドリーム化繊。
以前A区の連盟が行う一般大会で、十数年ぶりに家庭婦人チーム(永竹クラブ)が決勝にコマを進めた時の相手だ。
繰り返しになるが、A区の一般大会に出場するチームは少ないので、準決勝・決勝となると必然的に以前対戦したチームと当たることが多くなる。
ドリーム化繊は企業チーム。
今回もレフトのエースポジションには、若手のアタッカーを起用して決勝まで勝ち上がって来た。
双方のキャプテンが主審に呼ばれ、プロトコールが行われた。
永竹クラブのキャプテン#1ヨシちゃんが走ってベンチに戻って来た。
永竹クラブのサーブから決勝戦が始まる。
キャプテン#1ヨシちゃんは、永竹クラブの中で一番ジャンケンが強いという理由で選ばれた。
(当時のサーブ権の決め方は、ジャンケンであった)
#1ヨシちゃんは、まるで優勝したかのように満面の笑顔でサーブ権をとったことを皆なに伝えた。(#1ヨシちゃんは、サーブ権をとると走ってベンチに戻って来るので、メンバーは#1ヨシちゃんの報告を待たずにわかっていたが…。ちなみにサーブ権がとれなかった時は歩いて戻ってくる。)
永竹クラブは陽介の指示で、セッターに高身長の#2ヤマちゃんを置き、相手のレフトは3枚ブロックで勝負することになった。
スターターは、
前衛レフト #17よっちゃん
中衛レフト #8ハリちゃん
セッター #2ヤマちゃん
中衛ライト #19イケさん
前衛ライト #1ヨシちゃん(キャプテン)
ハーフセンター #16イソちゃん
バックレフト #6マメちゃん
バックセンター #3キーちゃん
バックライト #9井口ちゃん
ベンチには、#10芦さん・#11和気ちゃん・#13シズさん、の布陣であった。
双方の公式練習が終わり、いよいよ経験を積んできた永竹クラブが、初の一般大会制覇に臨む決勝戦が始まる。
両チームの全メンバーがエンドラインに並び、主審の吹笛で握手を交わし、あらためてスターターが副審のチェックを受け、コートに入った。
陽介は、ドリーム化繊の公式練習を見て、速攻をマークするとレフト。ライトのブロックが遅くなるので、速攻をマークするのはやめて、最初からレフト3枚ブロック・ライトは2枚ブロックが出来るように、それぞれのブロッカーはその位置に寄っているように指示し、さらに速攻を打たせないために相手コート奥深く速くて低くて強いサーブをいつも以上に意識して打つように指示していた。
主審のサーブ許可の吹笛。
永竹クラブのサーブは#9井口ちゃん。
陽介の指示通り、サーブを打ち込んだ。
ドリーム化繊は、バックセンターがレシーブ。しかしそのボールはダイレクトで永竹クラブコートに返って来た。
永竹クラブは、「チャンス!、チャンス!」と大きな声で攻撃の体勢に入る。
バックライト#9井口ちゃんが、セッター#2ヤマちゃんに丁寧にパス。#2ヤマちゃんはライト#1ヨシちゃんにトス。
#1ヨシちゃんは、冷静にドリーム化繊の3枚ブロックのストレート側にアタックを打ち、ブロックアウトをとった。
ドリーム化繊も前回永竹クラブに負けているので、永竹クラブがレフトとライトの両アタッカーにトスが集中することを頭に入れ、しっかりと3枚ブロックで対応して来た。
しかし、あの時の永竹クラブとは経験値が違うことまでは、知らなかったであろう。
#1ヨシちゃんはガッツポーズ。
全員が#1ヨシちゃんの所に駆け寄りハイタッチ。
最高の出だしとなった。
永竹クラブ1-0ドリーム化繊
#9井口ちゃんのサーブが続く。
ドリーム化繊はバックレフトがレシーブ。ハーフセンターがレフトの若いエースに二段トスを上げた。
若いレフトアタッカーは、綺麗に揃った永竹クラブの高い3枚ブロックからリバウドをとり、あらためて攻撃を組みなおした。
ドリーム化繊は、ブロックホローに入っていた中衛レフトがリバウドを処理。セッターは若いレフトアタッカーに低いトスを上げた。
永竹クラブは、3枚ブロックの真ん中、中衛ライトの#19イケさんがワンタッチ。高く上がったボールをバックライト#9井口ちゃんがアンダーで丁寧にレフト#17よっちゃんに二段トス。
#17よっちゃんは、勢いよく助走して飛び上がり、強烈なアタックをドリーム化繊の2枚ブロックめがけ打ち込み、ブロックアウトをとった。
ドリーム化繊は永竹クラブのレフトアタッカーにも3枚ブロックを付く様子だったが、若いレフトアタッカーがリバウンドをとってからの攻撃だったので、3枚目のブロックを付くことが出来なかったようだ。
#17よっちゃんは、コートの中を走り回り大喜び。直前の試合で不調だったのがウソのようだ。
二段トスを上げた#9井口ちゃんも、#17よっちゃんとハイタッチ。
良い雰囲気だ。
永竹クラブ2-0ドリーム化繊




