経験を積んだ永竹クラブ 5月一般大会 2
#9井口ちゃんのサーブが続く。
プーアルは、バックレフトがレシーブしたがサーブの勢いに押され、真上にボールを上げるのが精一杯。そのボールをバックセンターがホロー。ボールを追っていたハーフセンターが3コンタクト目で永竹クラブコートに返そうとしたが、返すことが出来ずボールはコートに落ちた。
永竹クラブ3-0プーアル
#9井口ちゃんのサーブ。
プーアルはまたもバックレフトがレシーブ。乱れたボールをハーフセンターが高身長のレフトアタッカーに二段トス。
レフトアタッカーは、永竹クラブの中衛ライト#19イケさんとライト#1ヨシちゃんの高いブロックを避けてインコースにアタックを打ち込んだ。
永竹クラブは「待ってました!」とばかりに#2レフトヤマちゃんがレシーブ。セッター#6マメちゃんがレフト側に少し走りながらライト#1ヨシちゃんにバックトス。
#1ヨシちゃんは、短く上がったトスに対し相手の中衛レフトとレフトの2枚ブロックが内側に寄ったのを見て、外側のブロッカーの左手脇にフェイントを落として決めた。
#6マメちゃんがレフト側に走り込んでトスを上げた分トスが短くなることを予想して、予めコート中程で助走の準備をしていたので、プレーにも余裕があったのであろう。
さらには、#1ヨシちゃんの攻撃の邪魔にならないようと気遣う中衛ライト#19イケさんの動きも素晴らしかった。
陽介は、この短期間で次のプレーを予測しながらゲームをするメンバーの意識に感心をした。
そしてベンチを立って、「ナイスプレー!、皆な無茶苦茶良いよ!、格好良いよ!、このまま行こう!」と体育館中に響き渡るような大きな声でチームを誉めた。
皆なコートの真ん中に集まり結束して「さぁ、行こう!、このまま、このまま!」と言って、自分達でリズムを作ろうとしていた。
しかしここで、プーアルが早目のタイムアウトを要求。
永竹クラブが、完全にリズムにのる前に一息入れようということだろう。
永竹クラブ4-0プーアル
陽介はベンチに戻って来たメンバーに、「ナイスプレー!、ナイスゲーム!、このままで行こう!。皆な大きな声を出して自分達のリズムでバレーをやろう!」とだけ言って、後は選手同士での話しに任せた。
そもそもこのタイムアウトで、陽介は指示する事柄がなかった。
それほど素晴らしい出だしだった。
タイム明け、#9井口ちゃんのサーブが続く。
今度もバックレフトを狙ったサーブ。
プーアルは、バックレフトがかろうじてレシーブ。ハーフセンターがそのボールをホローしてレフトアタッカーがチャンスボールを返した。
永竹クラブは、ハーフセンター#16イソちゃんがオーバーでセッター#6マメちゃんにパス。#6マメちゃんはレフト#2ヤマちゃんにトス。
#2ヤマちゃんは、プーアルに2枚ブロックからブロックアウトをとった。
永竹クラブ5-0プーアル
#9井口ちゃんのサーブが続く。
相手のレシーブの弱点を見つけたか、またもやバックレフトを狙った。
プーアルのバックレフトは、「あっ!」と言ってボールを見送くったが、ラインズマンはインのジャッジ。
サービスエース。かと思ったが、主審が副審と担当ラインズマンを呼び寄せ協議。
結果はアウトとなり、第二サーブとなった。
#9井口ちゃんの第二サーブ。
今回もバックレフトを狙ったが、さすがにサーブをダブることを恐れたか少し緩めのサーブとなった。
プーアルはバックレフトがレシーブ。セッターが長身レフトアタッカーに低い平行トス。レフトアタッカーは永竹クラブの高い2枚ブロックからブロックアウトをとった。
永竹クラブ5-1プーアル
プーアルのサーブ。
永竹クラブは主審のサーブ許可の吹笛がされる前に、#9井口ちゃんが「切り替えて、切り替えて!、このサーブしっかりレシーブして決めよう!」と皆に声をかけた。
そしてライト#1ヨシちゃんがレシーブ。セッター#6マメちゃんはそのライト#1ヨシちゃんにトス。
#1ヨシちゃんは、プーアルの高身長レフトアタッカーのブロックからブロックアウトをとった。
全員がコート中程まで来て結束。
良い雰囲気だ。
永竹クラブのサーバーは、#3キーちゃん。
#3キーちゃんは、何やら#9井口ちゃんと一言二言話をしながらサーブを打った。
プーアルは、バックライトがレシーブ。セッターはライトアタッカーにトス。ライトアタッカーは、永竹クラブのレフト#2ヤマちゃんと中衛レフト#8の2枚ブロックめがけアタックを打った。
永竹クラブは#8ハリちゃんが、ワンタッチ。
そのボールをバックライト#9井口ちゃんがレフト#2ヤマちゃんに二段トス。
#2ヤマちゃんは、自分のところにトスが上がってくると予測していたのか、素晴らしい助走をして流れの中からの二段トスを決めて見せた。
#9井口ちゃんが、#2ヤマちゃんに駆け寄りハイタッチ。#2ヤマちゃんも#9井口ちゃんに「ナイストス!」と言って満面の笑顔だった。
永竹クラブ6-1プーアル
#3キーちゃんのサーブが続く。
プーアルは、またもバックライトがレシーブ。乱れたボールをハーフセンターがライトアタッカーに二段トス。ライトアタッカーは永竹クラブの2枚ブロックめがけアタックを打った。
永竹クラブは再び中衛レフトの#8ハリちゃんがワンタッチ。しかしそのボールは#8ハリちゃんの真上に上がった。
#8ハリちゃんは、その場でジャンプをしてシャープにアタックを決めた。
2回連続のコンタクトだが、ブロックに当たった次のボールは第1コンタクトとして認められるため、反則にはならない。
#8ハリちゃんの集中した良いプレーだった。
陽介は、何も言う事はなかった。ベンチを立ち上がり、ただただ拍手していた。
永竹クラブ7-1プーアル
#3キーちゃんのサーブが続く。今回もサーブを打つ前に#9井口ちゃんと何か打合せをしてから打った。
プーアルは、またもバックライトがレシーブ。しかし#3キーちゃんのサーブの威力に押され、大きく後ろにはじいた。
サービスエース。
陽介は、#3キーちゃんがサーブを打つ時、毎回#9井口ちゃんと何か打合せをしている内容が気になっていて、今度ベンチに戻って来たら聞いてみようと思った。
永竹クラブ8-1プーアル