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貴重な経験 4

 某体育大のサーブが続く。


 永竹クラブは、ハーフセンター#16イソちゃんがレシーブ。真上に上がったボールをバックライト#9井口ちゃんがレフト#2ヤマちゃんに二段トス。


 #2ヤマちゃんは、ノーブロックの某体育大のコートにアタックを打ち込む。


 某体育大はハーフセンターがレシーブ。乱れたボールを中衛ライトがレフトアタッカーに二段トス。レフトアタッカーは、永竹クラブの2枚ブロックからリバウンドをとり、セッターが第一コンタクト。そのボールをネットに当てて、再びレフトアタッカーにトス。


 レフトアタッカーは、アタックを打つために低身長ながら必死に助走してジャンプをしアタックを打った。かと思ったら、そのボールを中衛ライトにトス。


 中衛ライトは、こちらも低身長ながら一生懸命ジャンプし、右腕を伸ばしてそのボールを永竹クラブコートに押し込み、決めた。


永竹クラブ0-3某体育大


 某体育大のサーブが続く。


 永竹クラブは、バックセンター#3キーちゃんがレシーブ。セッター#6マメちゃんはライト#1ヨシちゃんにトス。


 #1ヨシちゃんは、やはりノーブロックの相手コートにアタックを打ち込んだ。


 某体育大は、ハーフセンタがオーバーでレシーブを試みるもはじかれ、ボールはバックライトへ飛ぶ。バックライトはそのボールをアンダーでレフトアタッカーに二段トス。


 レフトアタッカーは、永竹クラブの2枚ブロックからまたもやリバウンドをとる。ホローしていたレシーバーが同じように低くて速くて勢いのあるパスをネットに向かって出す。セッターはこれまたネットに当てて、今度はライトアタッカーに低いトスを上げた。


 ライトアタッカーは、こちらも永竹クラブの2枚ブロックからリバウンドをとり、それを自分でネットに当ててセッターにパス。セッターは中衛ライトにトス。


 中衛ライトは思いっきり腕を伸ばして、永竹クラブコートに押し込む。


 永竹クラブはその押し込まれたボールをハーフセンター#16イソちゃんが必死にレシーブ。バックレフト#13シズさんがライト#1ヨシちゃんに二段トス。


 しかしその二段トスが短くて、中衛ライト#19イケさんがチャンスボールを相手に返した。


 某体育大は全員が「チャンス!、チャンス!」と大きな声で攻撃を準備し、バックレフトが山なりにセッターへパス。セッターはそのボールをネットに当てて、レフトアタッカーに低くて速いトスを出した。と思ったらセッターとレフトアタッカーの間に走り込んできた中衛レフトがアタック。


 多少コンビが乱れたか、中途半端な勢いのボールが永竹クラブコートに返って来た。


 そのボールを中衛レフト#8ハリちゃんがレシーブ。上に上がったボールをハーフセンター#16イソちゃんがレフト#2ヤマちゃんに二段トス。


 #2ヤマちゃんは、相変わらずノーブロックの某体育大コートにアタックを打ち込む。


 某体育大は、中衛レフトがレシーブ。そのボールをセッターがレフトアタッカーにトスを上げる。レフトアタッカーは上がったトスをネットに当てて、中衛ライトにトス。中衛ライトは必死に腕を伸ばしボールを押し込む。


 永竹クラブは、押し込まれたボールを中衛レフト#8ハリちゃんが何とかレシーブ。レフト#2ヤマちゃんがやっとの思いでボールをつないだが、ハーフセンター#16イソちゃんがチャンスボールを返した。


 某体育大は、「チャンス!、チャンス!」と言って攻撃の体勢になり、バックセンターがオーバーでセッターに山なりにパス。セッターはレフトアタッカーに距離のあるBクイックを上げた。


 レフトアタッカーは、コンビが合わなかったか、かろうじて手に当て永竹クラブコートに返した。


 しかし永竹クラブは、一歩も動けず失点。


 この時#19イケさんと#1ヨシちゃんは、あまりの速い攻撃の連続に体力を奪われ、ブロックに飛ぶことが出来ずにいた。


永竹クラブ0-4某体育大


 某体育大のサーブはまだ続く。


 永竹クラブは、バックセンター#3キーちゃんがレシーブするもはじかれた。


 しかし、誰もそのボールを追うことが出来ない。


 陽介は、練習試合ではあるが、タイムアウトを要求した。


 作戦云々ではなく、メンバーの息が上がってしまい、少し休憩を入れないと体がもたないと思ったからだ。


永竹クラブ0-5某体育大

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