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無謀!? 『地域連盟』の一般大会に参加した永竹クラブ 2

 主審の吹笛があり、永竹クラブの新たな挑戦が始まった。


 試合開始前にユニフォームチェックを受け、A区の試合とは違う厳しいルールのもと始まった『地域連盟』の一般大会。


 永竹クラブは、緊張した面持ちで第1セットに入った。


 主審のサーブ許可の吹笛。


 サーブ権は、いろは信用金庫。第1サーバーがサーブを打った。


 永竹クラブは、そのサーブの威力に、全く動けず、サービスエースを献上。


永竹クラブ0-1いろは信用金庫


 いろは信用金庫は、『地域連盟』に加盟しているチームとしては中堅どころ。


 しかし永竹クラブは、打ち込まれたサーブだけで、自分達が主戦場としているA区のどのチームよりレベルが格段に違うと感じた。


 永竹クラブのコートの中は、寡黙になった。


 いろは信用金庫のサーブ。


 威力のあるサーブが、永竹クラブのコートに向かう。


 永竹クラブは、バックセンター#3キーちゃんがレシーブ。威力に負けたが何とかボールを上げた。ハーフセンター#16イソちゃんが、ライト#1ヨシちゃんに二段トス。


 しかし、主審の吹笛。ドリブルの反則。


 『地域連盟』の試合は、下部組織である地区連盟の試合より、当然ながらオーバーパスなどのハンドリングを含め、反則の基準が厳しくなる。


 #16イソちゃんは、自分のオーバーパスがドリブルの反則になり、動揺した。


 ちなみに、各地区で行われる試合の多くは、その参加チームから審判を出し、選手やチーム関係者が試合を裁いていた。もちろん、決勝戦などは審判の資格を持つ連盟の役員などが試合を裁くが、線審や記録員はやはり資格を持たない選手やチーム関係者が行っていた。


永竹クラブ0-2いろは信用金庫


 いろは信用金庫は、コートの中のメンバーが1か所に集まり「ナイスサーブ!」と声を出して結束。


 明らかに、永竹クラブとは違うチームの団結感が見受けられる。


 いろは信用金庫のサーブ。


 永竹クラブは、バックレフト#17よっちゃんがレシーブ。バックセンター#3キーちゃんがレフト#2ヤマちゃんに二段トス。


 しかし、またもや主審の吹笛。ドリブルの反則だ。


 永竹クラブは、自分達のパスが通用しないので、混乱している。


永竹クラブ0-3いろは信用金庫


 いろは信用金庫のサーブ。


 相変わらず威力のあるサーブを打って来る。


 永竹クラブは、バックライト#9井口ちゃんがレシーブ。ハーフセンター#16イソちゃんが、アンダーでライト#1ヨシちゃんに二段トス。


 #1ヨシちゃんは、ネットから離れたトスを、いろは信用金庫の2枚ブロックめがけ、思いっきりアタック。


 いろは信用金庫の2枚ブロックは、大きくはじかれたがバックレフトが追いつき、ハーフセンターがチャンスボールを永竹クラブに返す。


 永竹クラブは、中衛レフト#8ハリちゃんがセッター#6マメちゃんにパス。#6マメちゃんはレフト#2ヤマちゃんにトス。


 #2ヤマちゃんは、いろは信用金庫の2枚ブロックからブロックアウトをとった。


 永竹クラブは、何とか最初の点をとった。


永竹クラブ1-3いろは信用金庫

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