5月 一般大会 2試合目 13
陽介は、負の連鎖を何とか止めてあげたかった。
まだまだチームとしては、弱小のままではあるが、一生懸命頑張ろうとしてる。
ベンチでは、#15彩姉さんが必死に声を出してチームメイトを鼓舞してる。
#11和気ちゃんも、#10芦さんも、マネージャーの大御所三輪さんも、皆が一つになって試合をしている。
気付けば、観客席も永竹クラブのために、大きな声で応援してくれている。
陽介は、大声を出している#15彩姉さんを、ベンチの監督席の隣りに呼んで座らせた。(当時のルールでは、ベンチにおける監督の席は、一番副審寄りの席と決められていた)
「彩姉さん、よく聞いて下さい。次に失点したら#13シズさんと交代します。これは、#13シズさんのプレーが悪いとか悪くないとかではありません。彩姉さんのその『声』を、コートの中で皆に向かって出してほしいんです。彩姉さんが、もしプレーをミスしても、下を向かず『声』を出し続けて下さい。それが出来るのは、彩姉さんだけです。緊張してても、絶対に『声』を切らないで下さい。出来ますね。」と言い含めた。
#15彩姉さんは、「分かった。私に出来ることを、精一杯やってくる!」と言って、ウォーミングアップゾーンで準備に入った。
ドリーム化繊のサーブ
バックセンター#3がレシーブ。セッター#2ヤマちゃんが、中衛レフト#8ハリちゃんにトス。
#8ハリちゃんは、ドリーム化繊のバックレフトめがけアタックを打ち込み決めた。
永竹クラブ8ー6ドリーム化繊




