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46 兄と妹の裏事情

今回はいつもよりちょっと長めです。

 

 10年前の暗殺事件で死んだ筈の妹?


 そっと目を開きレフの顔を見ると怯えた紫の瞳にかち合う。


「フェレイラは妹で家族として愛してるが、ひとりの女性として愛してるのはモルディーヌだけだ。ブロメルの別邸でも言ったろ、信じてくれ」


 レフの必死な様子に目を瞬き返す。口から出る声はひどく掠れていた。


「妹、さん、10年前に死んだ筈の?・・・私だけ」


 自分で言った言葉がストンと胸に落ちた。

 レフの言葉にホッとして震えが収まると、勘違いで取り乱していた事に恥ずかしくなる。耳が熱いから赤くなっているかもしれない。

 安堵したらしたで予想外な新情報に当惑してしまう。

 本当に知らない事が多すぎる。しかも、かなり大事な事を。


「ああ。それも話してなかったな・・・いや、ごめん。俺が悪かった。全部話す約束だが話す時間が足りずに後出し続きになっている」

「出会って5日。貴方の名前ですら今日初めて知ったんだから仕方ないのは解ってるわ」


 レフの事情がかなりややこしいのはモルディーヌにだってわかる。

 一言二言じゃ語れないだろうし、まして今はブロメル伯爵の案件を片付けている最中だ。しかも渦中の責任者。

 ただモルディーヌが勝手にレフと王太子殿下の会話を勘違いして気分が悪くなっただけ。


「他に紛らわしい程感情が動く奴はいないから安心しろ」


 ハッキリと言い切るレフは、モルディーヌが不安がらないように気を使っているのだろうが内容的にそれもどうかと思う。

 後ろで王太子殿下が「え、レフ兄上私は!?」とか言っているのが聞こえるが、すみません順番に話を聞かせて下さい。


「・・・10年前に、何があってアルマンに致命傷を負わされたレフィハルトが生きてて、死んだ筈の妹さんも無事だったの?」


 ホッするとともにむくむくと広がる疑問。

 ブロメル伯爵の前ではわざと話さなかったであろう話を、この際粗方聞いてしまいたい。

 レフにも通じたのかゆっくり話す為に、モルディーヌをソファに座るように促してきた。

 同じく座り直した王太子殿下や後ろで控えるオッカムやアストンはすでに知っている話なのか表情が変わらない。


「俺が生きているのはイシュタトン伯爵が居合わせたからだ」

「私の、お父様?」


 自分の生死に関わった過去の事なのに何でもない事を話すように淡々とした声だった。

 関心が無いわけはないだろうが無感情過ぎる。

 でも、この話がレフの恐れていたものに関わったものだろう。

 モルディーヌに恐くないか確認してきた事、ブロメル伯爵が化け物と言った時の無感情はきっと何かあったからだ。


「ああ。彼が助けてくれなければ俺は死んでいた」

「それで恩人?でも、致命傷をどうやって」


 考えて直ぐに思い当たる。自分がここ数日で知り、知らぬ間に使っていた力。


「―――メリュジーヌの血族の治癒力ね」


 呟くとレフが肯定する様に視線を下に向けた。

 ソファに座った時に握ったままだったモルディーヌの手を弄ぶ。少しくすぐったいがレフの好きにさせて話を促す。


「俺の妖精界への関与する力は身をもって体験しただろ。あの事件の日、当時5歳のフェレイラが馬車移動に飽きて愚図った。だから俺はフェレイラに付き合って両親とは別行動で妖精界を移動していた。その間に両親は襲われて馬車ごと崖から墜とされた」


 淡々とした声が事実だけを語っている。

 自分の事も、両親の事も他人について報告する様で違和感がすごい。


「妖精界を移動中でも、時々人間界を通り両親の馬車は確認していたんだ。ずっと両親が見えないとフェレイラが寂しがるから」


 妹の名を呼ぶ時だけ、少し優しげな柔らかさが浮かぶ。

 本当にレフが感情を動かすのは妹とモルディーヌに関してだけなのだろうか?

 そんな事はない筈。

 オッカムを心配したり、ニーアに怒ったり、王太子殿下に嫉妬したりと顔に浮かぶ感情は薄いが確かにあった。

 では、何が違うのだろう。


「そして、崖から墜ちる馬車を見た」


 両親の死の瞬間を目撃した事を話しているのに淡々としたままの声。


「何があったのか理解できなかった。ただ異常事態なのは解ったからフェレイラを妖精界に隠し、俺ひとりで馬車の両親を確認しに行った。そこを俺達一家の死を確認しに降りてきたアルマンに見つかって切られた。当時13歳の俺は両親の死や致命傷に錯乱し、力が暴走した。力の使い方もよく知らず、止め方も解らず。気が付いたら妖精界のフェレイラの前で虫の息だった。急に現れた両親の死体と瀕死な上に暴走する兄、幼いフェレイラは当然怯えた」


 ああ。解った。


「・・・それでなのね」

「俺の負の感情が悪霊(アンシーリーコート)を大量に呼び寄せ、草木は枯れ、太陽を消す暗雲、泥沼と化した地面に呑み込まれ、上半身が裂けた化け物に呼ばれたら悲鳴も上げるだろうな」


 レフィハルトは妹さんに拒絶されたから、さっき妖精界で私に恐がられる事を恐れたのね。


 基本的に人に興味関心が薄い方だとしても

 大事な人を作って、拒絶され、失うのが恐い。

 だから、関心がないフリをする。

 周りにそう見せる。

 本人であるレフ自身もそう信じ込んでいるのかもしれない。


 では、私は?

 レフィハルトが作った例外よね。

 同じ様に妖精の血族で、人に影響を与える力を持っている私なら大丈夫だと思ったから?



 ―――――――――違う!



 嘘を吐かないと言うレフィハルトが告白してくれた時に、強さは切っ掛けだって、力の事なんて言ってなかった。

 生き残った妹さん以外で、感情が動き愛してるのは私だけだって。


 それなら、私が覆してやろうじゃない!!



「さっきも言ったけど、貴方は化け物なんかじゃない」


 レフの顔を手で挟み、視線を逸らさずハッキリ告げる。

 驚いて瞳を瞬くレフが視線を逸らしてまだ続けようとする。


「だが、幼いフェレイラじゃなくても、あれは、っ」


 そっと触れるだけのキスでレフの口を塞ぐ。

 ちゅっ、と音をさせて離すと、レフの真っ赤なのに固まった無表情が見えた。ちょっと面白い。


「――――ぐだぐだ言って、私の愛する(レフィハルト)を貶めるのは今すぐ止めなさい!!だいたい、化け物でもどっちでもいいのよ!傷痕だって触りたくなるくらい素敵で思わず触っちゃったもの」


 後半の変態発言は勢いで口が滑った。周りから「ひゃ~、モルディーヌ嬢大胆♪」とか「レフ兄上が赤い!?」とか聞こえるが無視。


「貴方に嫌われるのを恐れた私に「心外だ」って怒ったわよね?私の事を愛してるなら貴方が本当に化け物だろうがそうでなかろうが関係なくレフィハルトは私に愛されていると信じなさい!!」


 初めてモルディーヌからキスして愛を告げている筈なのに「短すぎる付き合いで何をと疑うなら服剥くわよ!傷痕触ってキスしてやるんだから!」とか勢いで胸ぐら掴んでしまった。

 完全に変態だ。やり過ぎたかとレフを窺う。

 しかし瞬くレフの瞳に温かいものが浮かぶのが解り、ホッとした。


 温かいそれは

 安堵、信頼、―――――――愛。


「―――――ああ、信じる」


 それは綺麗な微笑みが返ってきた。

 赤みがさした温度のある表情にやられる。

 笑顔が好き過ぎて心臓が痛い。

 出会ってからずっとドキドキしない時なんてなかった。

 数日前に吊り橋効果とか言ってた時が懐かしくなるぐらい色々あったが、あの時の自分何してたんだろう。


 全身熱いのを誤魔化す様に話を元に戻す。


「そ、それで?その後お父様に会ったの?」

「そうだ。マクビウェル家は母方の祖父母に会いに毎年行っていたんだが、あの年は王領地でマクビウェル家とイシュタトン家、あとはヴォルディ達王家が連絡を取り合って父親友人家族で集まる事になっていた」

「へ!?私と貴方のお父様と、こ、国王陛下が友人?」


 王太子殿下を見ると頷かれた。マジでしたか。

 ふたりともかなり気安い関係なわけだ。

 ・・・あれ、私その頃の事知らないよ?


「ああ、君が幼い頃妖精界によく消える話もしたよな。あの時も先に王領地に着いていた君が何処かに消えたのを追ったイシュタトン伯爵が異変に気付き駆け付けたところで発見された」

「記憶に無いけど、私がお父様に迷惑かける子で良かったわ。貴方が死ななくて良かった」


 お転婆過ぎるでしょ。と思うが、役に立って良かった。

 レフに微笑みかけると目を逸らされた。何で!?


「・・・いや、イシュタトン伯爵は俺を見捨てれば良かった」


 珍しく歯切れの悪い物言いと内容で顔を顰めてしまう。


「どうして?」

「後で知ったが、俺を助けたせいで彼は対価を取られていたんだ。いくら妖精の血族とは言え、人の命に関わる様な身の丈に合わない力を使えば妖精女王に対価を取られる。しかも、彼は過去に――――既に一度支払っていた」


 一瞬意味が理解できなかった。

「支払った、た、いかって?」と呟くのがやっとだ。

 父がモルディーヌに話していない事も、実は多くあったのでは?と頭の中が混乱する。

 レフが歯切れの悪い調子のままで続けてくれる。


「その人によって違うが・・・彼の場合は、一度目に寿命。二度目に俺のせいで妖精の力を。彼は妖精など嫌いだから力を無くして良かったと笑っていたが、大事なものほど対価になる筈なんだ。・・・だから真っ先に寿命が取られた」


 暫く絶句してしまった。


「――――っ何で、寿命を、だから、あんなに急に?」

「一度目の理由ははぐらかされて教えてもらえなかった。ただイシュタトン伯爵の娘が・・・君が知りたがったら妖精女王に会わせてやってくれと言われた」


 つまりは、レフからの言伝て以外に何も残していないのだろう。


「お父様が貴方に頼んだの?」

「ああ。彼の寿命があと4年ない事が解っていたからだろう。俺を助ける代わりにと頼まれた。只し、変に恩を感じて娘にちょっかい出すなとも言われたから、偶然君が俺の前に現れたら話してもいい事になっていた」

「それが5日前の夜だったのね」


 一気に情報が増えて考え込むモルディーヌを気遣う様に見るレフと目が合い、一先ず父の件は保留させてもらった。

 少し落ち着いて考えたい。


「ああ。話を戻すが、イシュタトン伯爵によって助かった俺はフェレイラに忘れ去られた」

「え?」


 もう恐がられた過去は大丈夫なのか「あの地獄絵図が現実だった恐怖からだろう」と、しれっと言われた。素晴らしい切り替えの早さだ。良かった。


「兄は両親と一緒に死んだと思っている。まぁ、ブロメル達に生きてると知れたら殺されるから都合よく処理した。フェレイラは父方の祖父がエイルズベリー領で親戚の娘として匿い、俺は母方の祖父から2年間魔術を習い、軍に入り今に至る。ブロメルを始末するまではと、フェレイラ含む父方の親戚とは10年間ほぼ交流していない」

「これでやっと再会して思い出してもらえるってところで、私がフェレイラ・マクビウェルに求婚して逃げられ、探し出しては逃げられを繰り返してるからレフ兄上は怒ってるんだ」


 王太子殿下があっさり話の落ちを奪った。

 しかも内容が意味不明だ。

 王太子殿下に求婚されて逃げ続けるとか何事だろう。


 兄が普通でなければ妹も普通でなかった。


「毎度行き先の大体の予想はできるが、ヴォルディが馬鹿過ぎてな」

「・・・迎えに行き、誠心誠意謝ります」

「当たり前だ。結婚式までに連れ戻せなければ王城の一番高い尖塔から吊るすぞ」


 仲良くても王太子殿下吊るしたら不敬罪どころでなく不味いと思います。


「結婚式?誰か親戚の方が結婚するの?」


 誰の結婚式があるのだろうか。

 確かに親戚の結婚式があるなら是非とも戻ってもらいたいだろう。ブロメル伯爵が捕らわれ処刑が決まった今、生きている事を隠すことなく出席できる。

 ただ、社交に明るくないモルディーヌは誰がいつ結婚式を挙げるなど知らないので軽い気持ちで聞いただけだった。


「俺とモルディーヌのに決まってる」


 しれっと言われた。

 いやいや、ちょっと、待とう。

 落ち着いてもう一度聞いた事を思い出す。うん、意味わかんない。


「はい!?私がいつ貴方と結婚する事になったのよ?」


 聞いてませんよ?と聞いたら、不思議そうに見返された。


「逆に何故結婚しない?」

「えっ、だって、そんな急に何言って、」


 あれ?私がおかしいみたいな顔を周りに居るお三方にもされました。

 いつそんな話をしたかと首を傾げてしまう。そしたらレフに傾げ返された。ちょっと可愛い、って違う!

 オッカムがその様子を見て笑い出した。


「ははっ、そうですね。王太子殿下の御前なのに、モルディーヌ嬢とレフ殿ふたりの世界を造り出し愛を語り合っといて結婚しないとか。くっ、ははっ、レフ殿可哀想過ぎますね!」

「うっ、だって、」

「そうだな。私の応接間で3人の証人付だ。レフ兄上程の男相手に何故拒むのかわからん」

「お、王太子殿下。あの、」


 自分だって、求婚して逃げられてるくせに!

 レフ兄上程の男って、5日やそこらじゃよく知らないわよ!王太子殿下相手じゃ言えないけど。


「他を探そうにもブラットフォード閣下と張り合える御仁はそういませんよ?むしろ、噂を聞いて「あのブラットフォード公爵が!?」と、皆さん楽しみにしております」

「ひっ、そんなぁ」


 アストンに優しく促され、外堀がどんどん埋められていく。

 さらに、よそ見してたせいかレフからいじけた声が聞こえる。


「そんなに嫌か。愛してるって言ってくれたのは嘘だったのか?」


 モルディーヌにはしょんぼりして見える姿にきゅんっとしてしまった。


「はぅっ、嘘じゃないわ」

「俺を愛してるのに、他の男と結婚するのか?」

「ち、違うのよ!」


 ぐいっと距離を詰められ心臓がばっくばくだ。

 駄目だ。普段カッコいい人の可愛い姿のギャップは破壊力がある。しかも好きな人のは特に。

 例え周りには無表情に見えていても、モルディーヌにはしょんぼりした可愛い大きな動物に見えてきてしまう。ぎゅってしたい!


 これは、

 言わないと駄目なのかしら・・・


 さらにレフが詰め寄ってくる。


「では、何故?」

「――――――っだって、ちゃんとデートした事もないのよ!?」


 恥ずかしくて顔を俯け両手で覆う。


「「「「は?」」」」


 えーっ、皆仲良しさん!?

 私がおかしいみたいじゃない!!

 これは恥ずかしいけど、もうちょっと言わないと駄目なのかしら。


「こ、恋人って、手を繋いだり、遊びに行ったり、食事したりして仲良くなってからプ、プロポーズとか、ね?・・・普通なら、キ、キスとか抱擁とかほぼ裸見る前にあるじゃない?私達色々短期間ですっ飛ばし過ぎて、急に結婚とか、どうしていいか分からないじゃなぃ――――」


 恥ずかしすぎて最後はぼそぼそした声になってしまう。

 顔が上げられない。


「ん~、それは段階を踏めば良いと言う事ですかね?良かったですね、ブラットフォード閣下」

「モルディーヌ嬢可愛すぎか!?レフ殿悩殺もんですね!!」

「いや、今の。特に後半聞いたら結婚以外の選択肢ないだろ?と言うか、裸って、未婚の乙女にレフ兄上は何したんですか!?しかもそれで何で婚約してないのですか!?」

「―――――――俺、死ぬかも」


 ソファが沈む振動と、最後の方のレフの呟きが謎過ぎて顔を上げてしまった。


 どうしてそうなった?


 近くを見たら、レフは腕で顔を覆ってソファの背もたれとクッションに頭を突っ込んで埋もれていた。

 周りを見るとオッカムがニヤニヤしており、アストンはにっこり爽やかな笑顔。

 王太子殿下は呆れ顔でレフを見ていた。


「レフ兄上。男として、死ぬ前に責任は取ってあげて下さいよ」

「―――ぅ―――する」


 ソファに埋まってる人がもごもご喋り出した。

 と、思ったらいきなり跳ね起きてモルディーヌに影が掛かる。


「すぐにモルディーヌとデートする。そしたら、プロポーズして婚約する。絶対に結婚するからな」

「ひゃっ!?」


 言いながら全力で抱き締められた。ぎゅうぎゅうと苦しい。


「だ、だから、すっ飛ばさないでよっ!?」

「俺の恋人が可愛過ぎて無理だ」

「ちょっと!?」


 レフの安定の意味わからなさで顔が近づいてきた時、


 パーーーーーーーンッ!!!


「はいはーーい、結局はバカップルですね。これ以上独り身の男のま、ん゛んっ、殿下の御前でイチャイチャしてキスしたら殴りますよー」


 オッカムが良い笑顔で手を叩いて中断してくれた。構えている拳が結構本気で握られている気がする。


「ちっ、オッカム煩い」

「「ちっ」じゃないわよ!?貴方はどの感情より羞恥心を身に付けて!?」


 このやり取りをずっと呆れ顔で眺めていた王太子殿下が面倒くさそうに挙手した。「はい、殿下!」とかアストンが楽しそうに促して注目を集める。


「ところでレフ兄上。陛下にはもう報告を?」

「・・・ああ。そうだった」


 王太子殿下より面倒くさそうな顔になったレフがチラッとモルディーヌを見てため息を吐いた。何故!?

 オッカムがからかう様にニヤッとレフを見た。


「レフ殿~~~ほらほら。良いんですか?ちょ・く・れ・い♪」

「・・・」

「ちょくれい?」


 黙り込むレフに首を傾げて聞くと、またため息を吐かれた。失礼な!

 しかし・・・ちょくれい。今日どこかで聞いた気がする。

 いや確かに聞いた。ちょくれい。勅令。

 先程からの王太子殿下との間柄や仲の良さから薄々そんな気はしていたが、

 まさか・・・


「俺の育ての親(国王陛下)に会うか?」





浮き沈みの激しい人たちです。

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