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夏生詩集3

膨らんだ伝えたいこと

作者: 夏生

あなたに伝えたい

くだらないことを

笑えることを

何気ないことを


あなたに伝えたい

このかなしみを

このくやしさを

このいきどおりを


伝えたいことが

あなたのポストに

たくさんたくさん

挟まって落ちて

あなたはもう手にすることはない

わかっていても

送りつづける

伝えたい気持ちはあのときのままで


膨らんだ思いを天に飛ばしたら

あなたが受け止めてくれたらいいのに

夢みたいなことを真顔で信じて

馬鹿みたいだと笑わないで泣いていた


さようなら、も

ありがとう、も

あなたに伝えられず

切り離された絆は風にのり

届かない所までいってしまった


あなたをそばに感じる

錯覚に微笑んで

心はいつでもどこへでも行けると

あなたは私にいってくれた


伝えたいことはもう

あなたはわかっている

あなたは私をわかってくれる

あのときよりずっとそばで

あのときよりずっと深く

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませていただきました。 心にしっとりと沁みるイイ詩だなーと思いました。 一言でごめんなさい。素敵な詩です。本当に。 ありがとうございました。
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