小さな嘘
<私は昔友達を裏切った。
あんな小さな嘘が大きな者を失った。>
歌音side
私には、佐々野美羽という親友がいる。
美羽は明るくて優しい自慢の友達。
私達は何もかもが一緒。高校の志望校も同じ。
『清徳高等学校』ここは県内でトップクラス。
頭がいいだけじゃなく、運動神経も抜群の人達が集まる。合格率は10人に1人という超難関。
私はクラス順位も学年順位も常にトップ。
その点、美羽は中間。
美羽と同じ高校に通うのは、私の夢。
あの時までは…
歌音>美羽?大丈夫?
美羽>歌音は頭いいし、運動出来るから清徳余裕でい いね…
歌音>私だって頑張ってる!
美羽の事応援してる!
美羽>わかってる…
そういえば歌音の家行った事ない…
歌音>えっ…そうだっけ?
美羽>うん。行きたい♪
歌音>人の家来る前に勉強しようよ…
美羽>歌音の家でやれば問題ない!
歌音>でも…
クラス>歌音ちゃんの家って貧乏なんでしょ?
クラス>聞いた事ある!
てか、家あるの?
(゜ロ゜)ははは
美羽>何言ってんの?歌音の家は貧乏じゃない!
クラス>何でわかるの?
美羽>それは…
歌音>美羽なら家来ていいよ!
美羽>いいの?
歌音>もちろん♪
美羽>ありがとー♪
歌音>車呼ぶね!