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第5話

 修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。



「出向先か、何か変だな」


 これまでの人生で培った勘が何か変だと訴えかけてくる。


「船員はみんな良い人そうだけど、何か壁があると言うか」


 新しい配属先の船はとても大きく、大型外殻コンテナ式の綺麗な船であった。このタイプは軍事用にも使われるもので、居住可能なレベルの環境調整がされた超大型コンテナの内部にいくつもコンテナを内蔵して運び、緊急時には内部のコンテナを気密区画ごと切り離したり、外殻コンテナごと切り離すこともできたりと、その優れた機能性で最近の流行りと言っても良い。


 流行り出したばかりで民生艦ではまだまだ珍しい。確かにこのタイプの船であれば掃除の手はいくつあっても足りないだろうけど、やはりインテロで事足りる。色々説明してくれた乗組員も何か違和感のある笑顔だった。


「船長もなんか妙に親切と言うか」


 何かと話しかけてくるペールピンクな太っちょ船長は親切とも言えるが、俺みたいな陰キャには苦手なタイプとも言える。何というか、根掘り葉掘り聞いてきてプライベートエリアにずかずかと踏み込んでくる感じが苦手だ。


「あと、インテロがどれもボロボロで受け答えも光信号だけと言うのも……」


 艦内と担当場所の確認のために歩きまわってみたけど、どのインテロもどこか調子が悪そうで、音声回路も壊れているのか光信号でコミュニケーションをとって来て、真新しい輸送艦とは食い違う姿である。


「整備する人が欠員して補充できないのかもしれないな」


 俺が清掃員として出向する理由はこれかもしれない。インテロには修繕用のインテロと言うのも存在するが、この船の中にはそれが見当たらない。これは本来おかしなことだが、優れたメカニックがいる船なんかはメカニックが全てを受け持ってしまっていて、そんなメカニックが抜ける事で対応できなくなるのは良く聞く話だ。


 一般的なメカニックと比べるとインテロは優秀だが、どうしても熟練メカニックには勝てない。古い機器ほど熟練の腕が必要になるし、最新の機器の微調整もやはり熟練メカニックに劣る。良くも悪くもインテロは柔軟性に欠けるところがあるけど、それでもこの状況には違和感が拭えない。


「おうヨーマ! もうすぐうちの順番だ、積み下ろし終わったら清掃を頼むぞ、すぐに出るからな!」


「あ、はい」


 搬出の順番か、船員の人に聞いたところ結構待たされたそうだけど、これだけ大きな船だと積み下ろし場所も広く必要だろうからな。搬出効率自体は普通の輸送船より良いと思うけど、掃除の仕事はまだ少し先になりそうだ。


「それから出港後は第七ブロックのコンテナにいろよ? 清掃控室もそこだからな」


「第七ですね、わかりました」


「航行中もすぐ対応出来るよう待機して念入りに清掃を頼むぞ」


「第七と言うと、最後尾か……遠いな」


 手を振りながら忙しそうに去って行ったのはこの船の船長だけど、樽のような体の割に動きが良いのはあのスーツの所為だろうか? 確か重力制御機能が標準装備された最新型の与圧服だったか、家のライバル会社の商品と言うやつである。





「このコンテナ妙に汚いなぁ?」


 汚い、思っていたより5倍汚い。一体何を運んで来たコンテナなんだろうか? 廃棄物か? いや、いくら廃棄物輸送用のコンテナだからって、廃棄物用のコンテナを仕舞うだけだからここまで外殻コンテナの通路部分が汚れるなんてありえないと思う。このタイプはコンテナ稼働部以外の通路は居室仕様だから、汚れても特に問題ないとは言え流石にこれは汚すぎる。


「油とかそう言う感じのもあれば妙な臭いの液体もあるし」


 重力制御されてない区画だったら今頃謎の汚水やヘドロが宙を舞って大変なことになってそうだ。下手すると空調系統も故障してしまうんじゃないだろうか。


 それに清掃用のインテロが全く見当たらない。これを俺が全部掃除するのか、いくら掃除の必要がないコンテナ区画が9割占めていても第七ブロック自体が大きい。高圧蒸気噴出と吸引を同時に出来る高性能な道具があるからとは言っても、これはかなり大変だ。


「何を載せてたんだろう」


 格納したコンテナ内に入る扉を見ても隔壁が降りていて、中にコンテナを入れていない事を示す警告灯が点いているだけ。普通なら何かしら積んでいそうなものだけど、これだけ汚いと積める物も限られるし、やっぱり廃棄物かな? 有機廃棄物は肥料とか色々と使い道があるから購入するところも多い。


 加工する前なら安く仕入れる事も出来るから、報酬に色が付いたり妙に優しかったのはこの所為だろうか? 確かに人は集まりそうにない。与圧服のヘルメットが無ければ今頃逃げ出しているところだ。


「ん? これは、掃除用のインテロか」


 通路を曲がったところに円筒形のインテロが倒れていた。


 少し角張った円筒形なので簡単には転がって行かないだろうけど、危ないので起こして見ればやっぱりよくある清掃用インテロ、重力仕様なのでエーデンシップとかなら割とどこでも見かけるやつだ。


「関節部が結晶化してる」


 外から見ただけでもわかる関節部の結晶化、赤紫色のトゲトゲとした結晶が関節部から洩れ出るように露出している。掃除機の整備用工具で軽く叩けば割れて剥がれるので、そこまで酷い状況ではない様だ。


「誰も整備しなかったのか……しょうがない」


 整備する人間がいないとインテロはこうなってしまうんだよな。完全電気式のインテロならこうもならないけど、魔素を使った機械である以上避けられない故障である。


 背中の整備用カバーに手を添えて軽く術式を打ち込めばボロボロと崩れる魔素結晶。カバーの溝から染み出るように生えていた結晶が砕けて床に落ちるのでこれも掃除しないといけないな。


「えっと魔素セルはこの辺かな?」


 カバーを外して中を見れば、中もノズル部分から結晶が生えている。その結晶の生えた魔素供給用ノズルを辿れば魔素セルが見えてくるので、もう一度左手の術式をぶつけて結晶を砕く、出て来たのは最近散々片付けた民生用の魔素セル。


「よしよし、セルは壊れてないな」


 纏わりついた結晶を剥がして綺麗にしたセルに損傷はない。これなら普通に補給するだけで問題はなさそうだ。


 与圧服の中で腕のデバイスを起動させれば空中に浮かび上がる空間モニター、この辺はベラタス家専用デバイスの良い所だ。民生品だと空間モニターは標準装備ではないし、工業用だとごつくて重いのだ。


「えーっと、あったあった多機能急速吸収術式」


 空間モニターを指先で弄って呼び出したのは多機能急速吸収術式、これで周囲の結晶から魔素を吸収してしまえばインテロの整備も出来て一石二鳥、でもデバイス経由の術式じゃ時間がかかるな。


「スーツ経由で吸った方が早いかも」


 シールドスーツの耐久系術式を削って急速吸収術式をデバイスからスーツにインストール、やっぱりこのシールドスーツは入力速度がすごく早い。あっと言う間に術式の解除と書き込みが終わる。


 後は元から刻んである体の術式と重ねて、


「すごいな、二重術式でも普通に吸えてる」


 多少痛みが走るか負荷が出ると思ったけど、まったく何の問題もない。寧ろ効率化されてる? あぁこれは新しい術式に直せそうだけど、機材が無いのが悔やまれるな。


 左手をかざした先のインテロ内部からパリパリと言う乾いた破砕音が聞こえてくる。結晶が昇華して安定した幻体に変わっているのだろう。右手に握った魔素セルが重たくなるのを感じる。変換の効率もかなりいいけど、音が鳴り止むまで時間がかかっていると言う事は、普段からのメンテナンスも全くしてなかった可能性があるな。


「うごけよー」


 魔素セルを組み込んで背面カバーを閉じたら全面モニターフェイス横の物理スイッチを長押し、魔素セルからエネルギー供給を受けて画面が黒く点灯する。


「動いた。これで掃除が楽になる……ほかにも停止してる機体があるのかな? 探してみるか」


 インテロが動き出したので立ち上がると、魔素が内部の刻印術式に流れ込んでいる小さな音が聞こえてきて、しばらくすると震えながら立ち上がったインテロが周囲を確認し始めた。


 しばらく周囲を見渡していたインテロは、モニターフェイスに警告マークを出して背筋を伸ばす様に止まると、アームを動かして清掃を開始する。


「頑張ってな」


 スピーカー機能が壊れているのか音は出さないけど、俺の声に答えるように振り返ってライトを点滅させた。その間もアームで保持した回転モップは床の汚れをこそぎ落とし、インテロの内部に搭載された魔術が周囲から水を集めて床を濡らしている。


 それから、外殻コンテナ内の通路にこびり付いた汚れを擦りながら彷徨うこと数時間、時折落ちているインテロを修理していくことで俺の後ろには心強い仲間が増えた。と言うより俺が掃除するより速いので、むしろ彼らについて行ってると言うのが正しい。


「全部で5機か、大型コンテナなら少ない位だけど通路だけならこんなものなのかな」


 ただ、仲間のインテロを見つけると俺に報告してくれ、修理する間は掃除の手を止めて修理の様子を見詰めるインテロ。音声機能が壊れてるので無言であるが、モニターフェイスには色々な表情が点滅し、何か言っているようだが何を言いたいのか分からない。


 少なくとも好意的ではあるのか、修理が終わると親指を立てて見せてくる掃除用インテロ。


「よし、次のエリアで今日は終わりにしよう」


 何個目のコンテナ出入り口を見ただろうか、流石に数時間も動き回ると疲れて来たのでそろそろ休憩に入ろうと思う。最終ノルマはあるけど、それ以外の作業時間の指定はない。妙な指示だけど場数が無いので何が普通で、何がおかしいのかが先ずわからない、とりあえず出来るだけやってみよう。


「ん? 何の音だ?」


 鈍い駆動音が聞こえる。コンテナの出入り口に繋がる隔壁は落ちているし、周囲で動いているものはない。となるとだいぶ遠くからの音だと思うけど、聞き覚えがあるような。


「これは、隔壁が落ちた? もしもし聞こえますか……」


 デバイスからの艦内用短距離通信もできない。たぶん隔壁が落ちたから回線が遮断されてるんだ。どう考えても緊急事態か、なんだろう? 警報も無くいきなりなんてと言ってる間に目の前の隔壁も落ちた。


 隔壁を触ってみるけど動かないのは当たり前、たぶん普通の船なら隔壁の近くに緊急用の有線回線があると思うんだけど。


「おかしっ!? うわ!?」


 重力が切れた!? これはどう考えてもやばい。


「くそ! これは射しゅ―――!?」





 そう、そして頭を打って気が付いたら海賊の船の中で、急に起き上ったら蹴られて、それからかわるがわるけられて……息を吸う。


 息は吸える。


 体が動く。


 音が聞こえる。


 痛みも随分良くなってるけど、これは治療されたわけじゃなさそうだ。シールドスーツは着てるし、与圧服もそのまま、流石に裸で放置されたら死んでたな。あいつらも商品殺しちゃ意味がないって事か? 今時労働力以外で一般種を捕まえる意味がないからな。


「うっ……頭が痛い」


 起き上がってみたがまだあちこち痛いな、骨もいくつか逝ってそうだ。これだからスキル無しの体は嫌になるな、意識的防護がないとちょっと小突かれた程度でこうだ。緊急用の防護魔術が落ちてる……触媒が切れたんだな、刻印術を入れ替えないと。


「ここは、あの時の部屋か」


 移動もされて無いとか完全放置、雑にも程があるけど良かったとも言える。


 デバイスも動く、防護魔術を魔法に切り替えて魔素吸収術式を効率型へ、充填術式の位置を変更、攻撃術式はあっても仕方ないから右手にナックルくらいで良いかな。アンインストール……インストール……問題なさそうだ。


「まさか海賊に売られるとは思わなかった」


 状況的に出向先の船長に売られたのは確かだろう、俺を思い切り蹴ったのもあのペールピンクのデブだからな。まぁ重力制御系の与圧なんか着てるから、蹴りの威力もだいぶ外に逃げていたみたいで助かったけど、だからと言って怒りが消えるわけじゃない。顔も覚えたからいつか仕返ししてやろうと思う。


「あの運送屋は海賊の表の顔か……貴族が絡んでそうだな」


 ずっと感じていた違和感はこういう事なんだろうな、船と船員は空気が似てくるものだけどあの船はどうにも食い違っていた。てことは盗んだか支給されたか、乗り換えてすぐって感じだけど、その割に一部の設備は古いままの整備不良。


 最初の船には感じなかった違和感だ。あのトカゲ船長の船は協力者なのか違うのか、いや協力者の可能性が高いだろうな。協力者じゃないと俺が考えたいだけだろう……裏切られるのは精神的につらい。


 魔素が溜まる先から治療魔法に吸われていく、体の痛みが引いて行くのは良いけど、やっぱり刻印魔法は魔術に比べて魔素の消費が激しいな。かと言って今の状況じゃ触媒なんて手に入らないし、ストックも使い切っただろうし、どうしたもんか。


「おい! ここに入れ!」


「インテロ?」


 部屋の扉が開くと大きな荷物とインテロが飛び込んで来て叫ぶ。


 黒いボディに髑髏マークが描かれたインテロが、自身の足である一本のタイヤ足で床を鳴らしながら、荷物を開いてアームで中に入る様に指し示す。同時に反対のアームが大きく持ち上げられる。


「様を付けろ! 奴隷風情が立派な口きいてんじゃねぇ!!」


「うぐっ!?」


 インテロのアームが振り下ろされ、俺の肩を殴って来たのは何の変哲もない鉄の棒、しかし魔素がまだ真面に充填されていないので防護壁は薄く、突き抜けた衝撃が上半身を襲って息が詰まってしまう。


「さっさと入れ! 次は足を撃ち抜くぞ!」


「……これは、無重力輸送ポッド、の改造品か?」


 口を開いた荷物は、家畜なんかを輸送する為に使われる無重力輸送ポッドだろうか? サイズ的に改造されているのか人も入れられそうな構造だ。と言うか奴隷か、そうだろうとは思っていたけど今時奴隷とは、どの辺の貴族が関わってるんだか、本当に面倒なことになったものだ。


「良い値段で売れて俺の高級オイルの足しになるんだな! ヒャハハハハハ!!」


「素行の悪いインテロだな」


 どうやら俺が高く売れるとインテロに高級オイルが入れられるらしいけど、あのタイプでオイルだと随分中身は古そうだ。最近のインテロはほぼ全て潤滑はシリコンと魔術コーティングでオイルは問題が多くて大型機にしか使われていない。


 まぁそんなことはどうでもいい。勢いよく閉められたドアの音で耳が痛くなるが、それより頭が色々な意味で痛くなる。


「奴隷か……困った」


 運搬ポッドの中は青いランプで照らされている。狭いポッド内を見渡すには十分な光量だけど、何とも陰鬱な気分になる明るさだ。この先どうなるのか、ニートから奴隷に落っこちてしまったが、やれるだけのことはやっておこう。


「一応デバイスの通信は入れとくか、たぶん通信遮断されて意味はないだろうけど」


 普通のポッドより一回り二回り大きな改造ポッド、通信遮断をしてないわけがないだろうし、海賊もそこまで馬鹿じゃないだろう。それでも何もしないよりかは、そう考えると家族の通知設定を解除したのは悪手だったかもしれない。


 いや、解除してなかったら今頃高速艇で輸送船に乗り込んで来ていた可能性もあるから間違ってはいない。問題は俺の運だろうな、スキルが無い上に運まで無いとは、せめてひとつくらいスキルがあってそれが運気上昇系のスキルだったら、もう少し真面な人生だったかもしれない。


「昔と違って待っても救助は来ないだろうなぁ……」


 やっぱ、スキル無しは自立とか考えない方が良いのだろうか、もっと他に方法はあっただろうか、親と縁を切って国の保護プログラムに入れば、少なくとも文化的な生活を行うだけの資金は支給される現代において、自立と言うのは贅沢なことなのかもしれないな。


 だめだ、悪い方向に気持ちが傾くとどこまでも沈んでしまう。この青色のライトはそう言った効果もあったはずだ。


「とりあえず死なないように立ち回るしかないな」


 デバイスを立ち上げる。


 俺が持つ武器と言えばシールドスーツとデバイスの刻印術式くらいだ。どれをどう駆使するか、もう少しシールドスーツの容量と相談が必要だな、とりあえず体の治癒を優先しよう。またいつ移動させられるか分からないし、ポッドの輸送も随分と乱暴だ。


「いつつ、防壁無かったら死んでるところだ」


 診断系の魔法を使ってみれば体のあちこちが折れたりひびが入ったり、内出血に内蔵の炎症、良くもまぁここまで乱暴に扱ってくれるものだ。追加の治癒魔法を立ち上げたら体中から嫌な音が鳴り始めて痛すぎる。


「これでよしと……重力が切れた」


 痛みが引くと重力が無くなった。たぶん重力の補正がない倉庫かどこかに入れられたのだろう。


 静かだ、ポッドの軋む音しか聞こえない。デバイスの通信傍受にデータが入り込んで来たけど、これはどこかとの通信データかな? 艦内とは言え随分とザルだな。


「マルツアノア……海賊船の名前か」


 一応暗号化されてるけど、船の名前はそのままか……覚えておこう。やり返す時は徹底的に、手加減も容赦もなく心行くまでやり返せ、前の職場で学んだことである。今はとりあえず眠ろう。



 いかがでしたでしょうか?


 奴隷落ちしたヨーマの明日はどこへ向かうのか……。


 目指せ書籍化、応援してもらえたら幸いです。それでは次回もお楽しみに!さようならー

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