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ロストゲーム  作者: Foo
11/14

第三章 ラスト#4

今回の更新は速いで( ̄^ ̄)


いつもつまらないこの前書きを面白くしたい!


というわけで、頑張るぞ!♪( ̄▽ ̄)ノ″


そろそろ先が見えてきたこの小説ですが、次回作があるから安心しろ!


その名をユートピア!製作決定!


というわけで調子に乗ってみました。次回もこんな感じで!?


それじゃ!

それからの俺は魂が抜けたのように生活した。一応、食事などはしたようだが覚えていない。


しかし、時間だけは流れており。いつのまにか、宇宙人の言っていた決勝戦の前日の夜になっていた。


「金田。いよいよ明日は決勝戦だな。いったいどうなるんだろうな。」


持田が話しかけてくる。


「ああ。そうだな。」


俺は上の空だ。


「なあ、元気だせよ。あれは仕方なかったんだ。」


「ああ。」


持田が顔を俺の顔に近づける。


「俺の顔をちゃんと見ろ。咲がいなくて悲しいのはお前だけじゃないんだぞ。」


「そうだな。」


俺は無感情で言う。


「いい加減にしろ!」


持田が俺のことを殴る。


「えっ。」


俺は思わず顔に手をあてる。


「辛いのはお前だけじゃないんだ!咲がいなくなってみんな悲しいんだ!でも、咲のためにも俺たちは頑張らなくちゃいけないんだろ!」


「持田…」


俺は黙りこむ。


「もう一度、しっかり考え直すんだな。」


そう言って持田はどこかにいった。俺は自分の部屋に戻った。


持田の言葉は俺の心に響いた。咲は俺たちのために命をなげうってまで黄泉を倒してくれた。


だから、俺たちは生き残らなければいけないかもしれない。


俺には分からない。でも、持田のおかげで、諦めてはいけない気がした。


俺は寝ることにした。明日がどうなるにしろ、体力だけは必要だと思ったからだ。


俺は眠りながらも、様々なことを考えていた。答えが出ないことを分かっていても俺は何か考えずにはいられなかった。




そして、朝がきた。おそらく今日で全てが終わる。いったい何が起こるのか、誰にも分からない。


「おはよう金田。」


俺のベッドの近くには持田がいた。エプロンをしているから、おそらく朝食を作っていたんだろう。


「ああ、おはよう持田。」


「昨日はごめん。つい、カッとなって。」


俺は首をふる。


「いや、いいんだ。おかげで眼が覚めた。」


「ありがとう…ところで、朝食ができたんだけど。」


俺はベッドからでた。


「ああ、いただくよ。」


俺たちはダイニングに行った。みんな揃っている。


「おはよう、みんな。今までごめん。でも、復活したから。」


「待ってたぜ。」


豪気が笑う。


「本当なら、喜びたいものだけれど時間がない。決勝会場に行かなきゃいけない。」


豪気が携帯を見せる。


「今朝のメールだ。俺たちの残り時間は後一時間らしい。」


俺は寝ていたので見ていなかった。自分の携帯を見ると、たしかに新着メールがあった。内容は…


『おはようございます。宇宙人です。前回申し上げたように、今日は決勝戦です。時間ですが、9時30分から開始したいと思います。


なお、残りの参加者は8人です。』


俺は時計を見た。今はちょうど8時30分。たしかに残り一時間だ。


しかし、そんなことはどうでも良い。


残り8人。その言葉は俺の胸に重くのしかかる。


「なっ、残り一時間だろ。とりあえず、各自で準備しないか。」


「そうだな、そうするか。」


俺たちは、それぞれの部屋に戻った。けれど俺はノウに聞きたいことがあったから少しだけ残った。


「なあ、少し聞きたいんだけど。お前の能力でチーム零のボス、零の弱点は探れないのか?」


ノウが首をふる。


「残念ながら、無理だ。基本的に私の能力は参加者に関することはあまり探れないんだ。」


「そうなのか。じゃあ、どんなことなら探れるんだ。」


「そうだな、主に物理的なことだな。例えば、ある地点までの最短距離とか。いちおう、言っておくが一回使うのにペンを一本失う。」


「なるほど。分かった。じゃあ、そろそろ俺は部屋にもどる。」


そう言い残して俺は部屋に戻った。


俺は部屋に戻って、木刀を用意した。俺に出来ることはこれぐらいしかない。


「ん、これは。」


俺はポケットに何かあるのを感じた。取ってみると、それは前に咲と一緒に作った、お守りだった。


(咲、お前の思いは無駄にはしない。)


俺はお守りを胸のところの内ポケットにいれた。





それから、だいたい一時間がたつか、たたないかの時間になった。みんな集まっている。中央には蘭がいる。


「それじゃ、皆さん行きますか?」


全員がうなずいた。


「私の腕をつかんでください。」


全員が蘭の腕をつかむ。


「いきますよ!」


俺たちはワープした。俺はワープした後、周りをみた。どうやら、ここはどこかの学校のグラウンドらしい。


「ここが。さて、零はいるのか。いったいどんなやつなんだか。」


「ここにいるよ。」


うしろから声がした。俺は振り返った。そこには、一人の男の子がいた。おそらく、小学生か中学生だろう。


「僕が零だよ。はじめまして。」


まさか、子どもだとは思っていなかった。


「本当にお前が零なのか。」


「そうだよ。」


「お前みたいな子どもがチーム零のボス、考えられない。」


「そんなことはどうだって良いでしょ。」


零が吐き捨てるように言う。


「お前、いったいどんな願いを叶えたいんだ。何人もの人を殺して何をしたいんだ。」


「別にただ世界を滅ぼそうと思ってるだけだよ。それだけ。」


俺は目を見開く。


「なっ、世界を滅ぼそうとしている。どういうことだ。」


零がため息をつく。


「別に、この世界が嫌いなだけだよ。」


俺がまた何かを言おうとするのをノウが止めた。


「無駄だ金田。彼は能力を使うたびに心を失う。だから、おそらく彼にはほとんど心は残っていない。」


ノウが零を睨む。


「仲間の敵をとらせてもらう。」


「そんなことはどうでもいいよ、めんどくさいから全力でいくよ。」


そう言って、零はノウに向かって手をむけた。その瞬間、手からレーザーのようなものがとびたした。


ノウは零が手をむけた瞬間に頭を下げたのでレーザーには当たらなかった。


「みんな気をつけろ!あれに当たったら死ぬぞ。」


ノウがレーザーを避けながら言う。


「おい!零、これを見な!」


豪気の手にはダーツが握られていた。


「俺の能力を使えばダーツの速度は銃弾にも匹敵する。いくぞ!」


豪気がダーツを投げる。ダーツは銃弾のように零に飛んでいく。


「くだらない。」


零は体をワープさせダーツを避けた。


「そんな、ワープだと。」


今度は零は豪気に手を向けた。そして、レーザーを発射する。しかも2つだ。


「くそっ、なんなんだよ。」


豪気がレーザーをよける。しかし、避けられたレーザーはムチのようにしなり、ノウに飛んでいった。


「まさか、こんなことが出来るなんて。想定外だ。」


ノウはレーザーを避けられなかった。


「みんな、後は頼んだぞ。」


ノウは消えた。


「ノウっ!」


俺の叫びはむなしく響く。


「このやろう!」


豪気がダーツを乱射する。


「無駄なことはしないほうがいいよ。」


零は全てのダーツをワープして避けた。


「勘違いしているようだけど。僕の能力はこんなものじゃない。」


零が手を空に向けた。そして、その手から光輝くムチが何本もあらわれた。透き通るような色だ。


「なんなんだよ!こいつは!」


俺は叫ぶ。ノウの死を悲しむ暇もない。


「諦めなよ。」


光のムチが俺たちを襲う。俺たちは散り散りになりながら避けた。


「みんなの敵をとるんだ!」


持田が零に向かって走る。光のムチを避けながら持田は走る。


「重くなって、地面に埋まれ!」


持田が叫ぶ。


そのまま、少しの時間がたつが何も起きない。


「何で重くならないんだ!」


零が首をふる。


「まったく、少し考えたら分かるだろう。重くする能力があれば、軽くする能力もあると。僕は全部の能力を使えるんだよ。」


零が光のムチを持田に向かって伸ばした。


「ヤバい!」


光のムチはいとも簡単に持田をとらえた。


「くそっ、ここまでか。」


持田は消えた。


「持田!ノウも持田も、零!お前だけは許さない!」


俺は零に向かって走る。仲間を殺された、憎しみが俺を支配した。


「そう死に急ぐなよ。」


ノウが光のムチで攻撃をしてくるが俺はかまわず突進する。


「くらえ!」


俺は木刀をふるう。しかし、零はダーツを避けたようにワープして木刀を避けた。


「うるさいな。」


零が俺の前からワープして消える。零は俺から少し離れた所に現れた。


「ワープは私の専売特許よ。」


蘭が零の後ろに現れる。


「君が持ち主か。」


零が後ろを向こうとしたところを蘭が殴った。


「よくも、よくも、みんなを。」


零は蘭に向かって手を伸ばした。


「消えなよ。」


零の手が光り、蘭は消えた。これで3人、あっという間に消された。


「もう、あがくのはやめなよ。」


零が静かに言う。


「諦めない!仲間たちのためにも!」


零が俺に向かって手を向ける。そして、数えきれない無数の光の弾丸が俺を襲った。


「金田!危ない!」


豪気が俺を押し倒した。しかし、そのせいで豪気は光の弾丸に当たってしまった。


「金田、俺は気づいたんだ。お前なら零を倒せる。希望はお前に託した。」


そう言い残して豪気は消えた。


「豪気!」


次々と仲間が消えていく。

「うざったいな。そういうの。」


零が暦に手を向ける。今度は手から巨大なレーザーが発射された。


「そんな…」


暦の最後の言葉だった。


「あと1人だね。」


零が冷たく言い放つ。俺たちは零の圧倒的な力の前にひれ伏した。仲間たちは次々と消され、もう俺1人しかいない。


「まだだ、消えていった仲間たちのためにも負けられない!」


俺は木刀を構える。


「いいかげんに消えなよ。」


零の手から無数の光の弾丸が発射された。

特にない。完結してから書きます。

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