女性は秘密を着飾る
この小説はフィクションです。実際の職業とは異なる部分がございます。
「お邪魔しまぁ〜す」
本来、自分の家で聞こえないはずの声が、家中に響く。少し嬉しい気持ちがあるのも事実だ。
当たり前だろ、茶髪のショートカットで妹のような可愛さのある美少女なんてアニメとかでしか見たことないし、実際に家に来るなんて嬉しすぎで本来なら隠れて踊っているところだ。
こんな理由でなければ……ね?
「あの洗面所って………………なんでニヤけてるんですか?あ、もしかして今頃私に惚れましたか?」
クスリ、と笑いながらふざけたことを言ってくる。惚れはしないが容姿は完璧だと心の中で伝える。ただ、やっぱり人間って心……つまり性格で決まる。初対面の人への先入観の九割は容姿らしいが、最終的には性格と多少の金だろう。その点に関しては、この少女は少し苦手だ。特に無邪気っぽさがあるところがな。
「惚れるわけないだろう?こんな迷惑な人に……。洗面所は玄関から廊下を通って右にあるぞ。ちなみにトイレは、廊下の左側だ」
「そうですか……。ありがとうございます…………あの、」
黙って動かない。どうしたのだろうか。さっきの言葉で傷付けてしまったのだろうか?
まずい……少女の涙は目にどk……
「私のこと本当に惚れてないんですか?」
「惚れてるわけないだろ?!」
黙ったと思ったら、そんなことかよ。一瞬でも謝ろうとした自分に謝れよ。
「本当ですか?」
「あぁ……。そもそもさっきも言ったが、なぜ迷惑な人に惚れると思っているんだ?」
「そうですか……あ、洗面所借りますね」
「……風呂もあるから入っていいぞ」
…………あぁ。やらかした。少女の顔がみるみる赤くなっていく。
「余計なお世話です‼︎でも、借ります‼︎」
「おう!タオルは勝手に使ってなぁ……‼︎」
俺は逃げるようにリビングに戻り、途中の食事を再開する。時刻は午前六時半。炭酸がほぼ抜けているコーラを飲み俺は食べかけのコンビニ食を食べ終え、ソファに座り途中のテレビを再開する。頭が、朦朧としていく当たり前か、三徹もしていたんだから、あぁ……そういえばあの子の名前 ってなんだろうなぁ。
ここで【藤原 浩志】の意識は疲労困憊によって途切れた。
「お風呂ありがとうございました……って、あれ?寝てますか……?ふふ、疲れてたんですね、
…………いつもお疲れ様です」
私は、疲労で寝ている彼を起こさずにソファの近くにあった毛布をそっと掛けてあげ、机に残っているゴミと空いたコップを下げテレビを消して彼のいるソファの前で彼の顔を見ながら少しの眠りについた。
こんばんは!白です!少し……いや、かなり更新までに日数が掛かってしまい申し訳ございません(まぁ読んでる人いませんけどね……)
実を言うと内容は出来ていたんですが……やる気が起きませんでした!ほんとにすいません……
以後気をつけます!