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隣の和泉さんと農場ゲーム  作者: 春川
2人の出会い
16/25

第16話 善は急げ

こんばんは。


久しぶりに投稿。

たたたっ。


校門を走り抜けて、教室へ入る。


扉を開けると、いつもと同じ風景が広がっていた。


「あ、朝ちゃんおはよ!」


と、友達が言ってくれたので、


「おはよう」


と返した。


今日は翔くんの方が私より早く来ていて、いつもとは違って違和感を感じた。


「翔くん、おはよぅ」


緊張して、最後が消えるような声になってしまった。


聞こえなかったかもしれない。


でも、そんな不安はかき消された。


「あ、朝さんおはよ」


私は、和泉さんから朝さんへ上がったことに小さな喜びを感じていた。


嬉しい。


そんな気持ちを噛み締めて、私が翔くんに伝えたかったことを思い出した。


「あの…今度あるお祭りに、行かない?」


勇気を振り絞って、言った。


翔くんの答えは、すぐに出た。


「え、ぁ、うん。俺も誘おうと思ってたとこ。行くよ。」


…やったぁ!


私が堪えられずニヤニヤすると、隣にいるひなせも思わずニヤニヤしている。


これで、一歩前進だ!


________________


「あの…お祭り、行かない?」


そう朝さんから誘われて、気分が舞い上がっていたところへ。


ガラガラ…。


と、あの朝さんを強引に誘った、先輩2人が扉の前に来ていた。


「おい。ここに『空野翔』てやついねぇ?」


はい?俺なんだけど。


あー、朝さんに近づけなかったから?


恨み?妬み?…怖いなぁ。


女は怖いってよく海斗が言うけど、


怖いのは男も同じだよなぁ。


「はい。俺ですけど。」


あ、ちょっと反抗的になった?


なんか言われそー。


「あー、そうそうお前。んでんで、頼みたいことがあるんだけどさー」


何だよ。…朝さんを強引に誘っといて俺に頼みごと。


ちょっと図々しいな。


…ま、置いといて。


「何ですか?」


「いやあ…和泉さんを夏祭り誘ってくんね?俺ら警戒されてっからさー空野だったらいけると思って」


いや、ちょっとどころじゃない。


とーっても図々しいな。


そんなの無理に決まってんだろ。


朝さんと行くのは俺なんだし。


しかも、朝さんに


警戒されてるって自覚してんなら、


もう諦めたほうがいいんじゃ?


諦められないのが恋、ってか?


そりゃ朝さんは美人だし人気だから…


でもそういうのって、


なんか違うと思うんだよな。


俺が朝さんとお祭りに行くことを伝えて断ると、


先輩2人は怒りはじめた。


「そう言って俺らを朝さんと夏祭りに行かせないつもりだろ!!嘘つきやがれ!!」


まぁ、事実なんだし。


しかし先輩2人はどんどんヒートアップしていく。


どうすればいい…!?


「…っ大丈夫?!翔くん!!」


そんな時、朝さんが走って駆けつけてくれて、


とても嬉しかった。


朝さんに起こったことを伝えると、


えっ?!と言い教室の中に逃げてしまった。


「…先輩方、朝さんと行くことは諦めてください。その代わり俺の連絡先あげます」


「何の代わりにもなってねぇよ!」


と、先輩も諦めてくれて、仲良くできたのでよかった。


「翔くんに、また助けられちゃった…」


なんか、照れ臭いし、恥ずかしい…


だから、


「助けられたのは、俺の方。」


と、思わずぶっきらぼうに言ってしまった。


朝さんには俺の照れ隠しが伝わったみたいで、


誤解されずに済んだ。


「…お祭り、楽しみだね!」


「そうだな。気合い入れよ。」


「私は何の浴衣着て行こうかな」


朝さんの浴衣姿が楽しみだなんて、恥ずかしくて言えない。


「あ、私の浴衣姿楽しみって思ったね、翔くん!」


「う、うん…」


伝わってたか。


またまた恥ずかしい気持ちもあって、嬉しい気持ちもある。


お祭りが、楽しみだ。








また次話で〜!

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