第14話 流羽椎奈の恋煩い
チームモーニングの花未と椎奈の話です。
1つにまとめたくて長くなりました。
あ、ども。
ピッチピチのJK2、流羽椎奈です。
はい。
今日ものーじょーぼくじょーで遊んでます。
ピーンポーン…
あ、今日も私を迎えに来ました。
来たのはお隣さんの富谷花未です。
あ、男ですよ。
花未は辛いことがあっても明るくって。
優しくて。
私の自慢の幼馴染なのです。
自慢の幼馴染だけど、他の人にはとられたくありません。
だって花未のことが好きだから。
花未のいいところも、だめなところも、
ひとりじめしたいんです。
(でも、チームモーニングの皆ならいいかも…)
勝手な話だけど、花未が好きなんです。
でも花未は人気者だから、花未が好きな女子はたっくさんいるんです。
その女子の中で、花未にとっての私が
‘特別’な存在だったら、椎奈は嬉しいな、なんて。
あ~っ!!今の笑うところですよ!!
「おーい…しーな聞こえてる?学校いこ」
クラスの皆は私のことを「椎奈ちゃん」とか「椎奈」って呼んでるけど、
花未だけは「しーな」って呼んでくれるのが嬉しいんです。
「うん!…はーちゃん寝癖ついてるよ」
私は花未のことを「はーちゃん」って呼んでいます。
この「しーな」と「はーちゃん」っていう呼び方は、
幼稚園の頃に二人で決めたものなんです。
「うん。あの時のことは今でも鮮明に思い出せるよ。」
「いっ、今の聞こえてたの?!どこから?!」
「椎奈は嬉しいな、からー」
恥ずかしいーー…!
花未がぷぷっ、と笑ったので、
私は穴があったら入りたいよ、と顔が真っ赤っかになってしまいました。
毎日こんなことを玄関で繰り広げているので、
どっちのお母さんからも怒られて外に送り出されます。
学校の近くまで行くと、人も増えて来ました。
毎朝、私と花未はみんなの注目の的です。
「椎奈ってずるいよねー。花未くんと幼馴染で隣の家でさー」
「ほーんとほんと。挙句の果てに毎日一緒に登下校ってー…」
「1つくらい分けてよねぇー」
「付き合ってもないのにさあー?」
わざと聞こえるように言われるのが辛いです。
でもしょうがないです。
だって花未は人気者だもん。
「今、誰かが『付き合ってもないのにさあー?』って言ったよね」
と、花未が言いました。
何が始まるのか、不安に思っていました…
花未の体は、私の方に向けられました。
「しーなの事が幼稚園の頃から好きなんだ!俺と付き合ってください!」
突然の出来事に、私は5秒ほど固まっていましたが、
花未が私に告白してきた、ということを理解しました。
これの答えはもう決まっています…
「私もずっと好きなの!もちろん付き合います!」
私の答えを聞き、花未はうれし涙を流したんです。
だから私も、つられて涙ぐんでしまいました。
しばらくすると、とんできた野次に花未がこう言いました。
「俺に告白の機会と勇気をくれてありがとう!!」
校舎に入ると、学校中が祝福ムードになっていたんですが、
先生たちも祝ってくれました。
みんなに感謝です!
教室では休み時間に祝福パーティーを開いてくれて、
家では2人の両親、中二の花未の妹、私の弟がパーティーを開いてくれて、
人生でもベスト3に入るほど楽しい日でした。
パーティーでは私たちよりまわりの人の方がはしゃいでいました…
あ、花未の妹と私の弟がこの間付き合い始めた時もパーティーをしたんですよ。
ふうー…
明日からの生活が楽しみです。
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