何度も蘇るが勝てるとは言ってない
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キャラクターのHPがゼロになりました。
最初の街:ミールスボートンにリスポーンします。
注意:
チュートリアル中なのでデスペナルティは発生しません。
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メッセージと共に初期リスにスポーンした。
「ん゛ぁぁぁ!クッソ悔しい。てか、強すぎだろ。
一匹のHPが赤くなったら、他の奴らが全力で妨害してくる
周りの足止め役は無駄に硬てぇし。」
(何より火力が足りねぇ。ガタイの奴が言ってた戦力に含まれないってガチなんだな。でも、1匹狙いなら瀕死までは持ってけてる。どうやって…)
「よう!新入り!お前ら、ぷれいやーは生き返るって本当なんだな!で、なんで負けたんだ?俺と一緒に改善していこうじゃないか!」
(NPC自体はプレイヤーとNPCの区別は出来るのか。
ガタイにヒント教えて貰ってから再戦だな。)
「いや、単純な火力不足と相手の連携に負けたよ。
一匹だけなら瀕死まで持っていったが他の奴らに妨害されて倒せなかった。」
「火力不足?そんなもん、水の流れを掴んで操れば重たい一撃が繰り出せるだろ?」
「言いづらいが、俺は素手で戦ってる。自分の体を駆使して戦う方がやりやすいんだ。」
「おいおい!素手の弱さは説明しただろう?素手が最も弱いのは、遠心力と水流の操作で繰り出す一撃が打てないからと説明したはずだ!」
「自分のやりたいようにやらせてくれ。」
「いやいや!そんなんじゃいつまでたっても」
「まぁまぁ、彼のやりたいようにさせてやろうではないか。」
老人がガタイに話しかけてきた。
「ぎ、ギルド長!そ、それは何故でしょうか。」
「彼も、いづれ拳だけでは限界を感じるだろう。それまで長い目で見守ってやろうではないか。
青年よ。名はなんという。」
「コペルです。拳だけでは限界を…ってどういう意味ですか?」
「ほっほっほ、勝ち目が見えないと思ったら儂のところに来なさい。受付の子に儂に会いたいと伝えてくれれば、会いにいくからのぉ。最近は新入りの子が居ないから暇なんじゃよ。」
(これは救済処置的な奴なのだろうか。とりあえず、ギルド長のお陰で、この場はなんとかなったがどうしようかな。)
「よし。とりあえず、戦いながら考えるか。死んでもデスペナルティは無いし。」
〜4回目のマダラマダイ戦
「2回目3回目で、全体的にダメージ与える方法でやったらボロ負けしたわ!四角い奴!まずは、てめぇからだ!」
(あいつがおそらく司令塔だろう。あいつが一番頭がいい。
俺が目潰しをしようとしたら避けやがった。
腕を狙う時は曲がらない方向に腕を曲げようとわざとしてきている。そんでもって、尖ったマダラは一番頭悪い奴だよ。
突撃するしか脳がないらしい。)
初手、突っ込んでくる尖った奴は早い段階で半身になり避ける。四角い奴は必ず、回避行動をした俺の隙を狙って攻撃してくる。それを予想してあったコペルは、後ろに向かって回し蹴りを入れる。
「よっしゃ!ビンゴ!」
綺麗に四角い奴に回し蹴りが入った。コペルがその隙を狙うとしたが、足止めしていた2匹が腹部に突撃した。
もう2匹は足技を脅威と判断したのか足に噛みつきを行い始めた。コペルは自由に泳げないため、尖った奴の突撃は避けられなかったが急所は外した。
HPが赤く点滅を始めた。
「まじで!四角い奴も尖った奴も威力高すぎやろ!一撃で半分持ってくのまじでつらいんだよ!」
足を噛んでいた奴を無理やり剥がしたが、そこからの、逆転がある訳もなく、四角い奴と衝突しHPがなくなった。
四度目も敗北である。
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キャラクターのHPがゼロになりました。
最初の街:ミールスボートンにリスポーンします。
注意:
チュートリアル中な為デスペナルティは発生しません。
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