ソシャゲをキャバクラやホストクラブだとは理解出来ても『ソーシャル』のソーシャル部分を理解出来ているゲーム会社など無い説
こんにちは、ふりがなです。
ソーシャルゲームは、要はキャバクラやホストクラブだと、と検索をかけた所、ソシャゲは2次元キャバクラとまでは思いついても、意外とソーシャル部分に踏みこんだ人が居なかったので、本作の執筆と相成りました。
1%の優良顧客が50%の利益を産み出すソーシャルゲームにおいて、リピーター率の話は非常に親和性が高いです。
曰く、20%の優良顧客が80%の利益を産み出す、20対80の法則。
曰く、既存の顧客に対して新規顧客を呼び込むコストは5倍かかる5対25の法則。
如何にリピーター率を増やす努力をするか、各業界は常に悩んでいます。
ですから、ソーシャルゲームの運営は、必然的に50%の売り上げを叩き出す1%のヘビーユーザーのリピーター率を上げるために、彼らの事情を優先します。
無課金含むライトユーザー勢は、客ではなくゴミです。
そうして、ヘビーユーザーのためだけに変わっていく、ソーシャルゲームは、運営がリピーター率の改善に必死になっているのにも関わらず、何故か衰退していきます。
彼らは自分達のビジネスモデルを理解しているのかなと、最近私は思います。
ソーシャルゲームのソーシャルとは、社会的な、社交的な、という意味を持っています。
このソーシャルゲームの一番の目玉は一体何なのでしょうか?
ゲームコンテンツでしょうか?
課金要素による虚栄心の満足でしょうか?
ソーシャルゲームの一番の目玉とは、名前の通り、ソーシャル部分に他ならないのです。
ユーザーは、時にゲスト(客側)となり、時にホスト(もてなし側)にもなれる、これこそがソーシャルゲームの魅力なのです。
課金要素がまだ薄く、ライトユーザーとヘビーユーザーに壁がない時には、そのゲームでは、ゲスト(客)は、たくさんのホストやキャバクラ嬢を選び放題です。
そして、誰もが、優良なゲスト(客)になれる可能性があると共に、誰もが、ナンバー1ホストや、ナンバー1キャバクラ嬢になれる環境となっています。
課金環境が進んでいくと、課金力、即ち費やした札束の数値が、顔面戦闘力へと変わっていきます。
もはや、ライトユーザーは、どのように、才能が溢れようとも、ナンバー1ホスト、ナンバー1キャバクラ嬢にはなれません。
そして、ヘビーユーザーは、仮に才能が溢れていようとも、顔面戦闘力の低いホストや、キャバクラ嬢は選ばなくなります。
故に、あらゆる階層で、ゲスト(客)の選べるホストや、キャバクラ嬢は、どんどん減っていってしまうのです。
ゲストが居るのに、ホストクラブに、ホストが居ない。
ゲストが居るのに、キャバクラに、キャバクラ嬢が居ない。
これが、ソーシャルゲーム衰退の本質です。
本来、ソーシャルゲームの運営の役割とは、仮想世界に築かれたホストクラブや、キャバクラのオーナーとなる事なのです。
さて、ホストクラブのオーナーである運営に、ここで求められる役割とは何でしょうか?
私は助言します。
太客に貢がせるか、何かして、顔面戦闘力を強化し、常に新たな才能溢れるナンバー1ホスト、ナンバー1キャバクラ嬢の育つ環境を整備せよ。
そして、多くのヘビーユーザーは、ゲスト(客)にしかなり得ないと気付くのだと。
お金を持ってるのに、時間をかけてホストごっこ、キャバクラ嬢ごっこに走るMは、現実世界で必要とされていて、ソーシャルゲームには来てくれません。
ホスト不足は、常にオーナーが自覚すべき深刻な問題なのです。
オーナーの育てたナンバー1ホスト、ナンバー1キャバクラ嬢は、必ず多くの客を繋ぎ止めてくれます。
これこそが、ソーシャルゲームの真に目指すべき、ビジネスモデルなのです。
運営から見て、金の落とさないゲストは、どの道運営にとってゲストにはなり得ません、ライトユーザー層は、間違ってもゲストなどではなく、ナンバー1ホストや、ナンバー1キャバクラ嬢の卵達と見るべきなのです。
客に貢がせるシステムや、オーナーによるナンバー1ホスト開拓システムの一向に強化されない昨今のソーシャルゲームは、方向性どころか、自分達のビジネスモデルそのものを、間違った結果のように思います。
ですので、ソーシャルゲームの運営には、ホストクラブや、キャバクラのオーナーを雇いましょう。
いつまでも『自分達のつくったガワ』を誇る運営は、ソーシャルゲームホストクラブ説、キャバクラ説からすると、箱をつくった大工や内装屋がオーナーを務めるという狂った状況に他ならないのですから。