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《踊る林檎亭》

 ――――『踊る林檎亭』


 ティルトの行きつけで、ティルトがバルメースに来た当初、暫く世話になっていたのだというその店で、価格的には他所に比べれば多少手頃な金額の昼食を摂ると、時刻は既に夕方の一歩手前、昼下がりと言うには少し遅い時間になっていた。

 因みにここまで時間が掛かってしまった理由は、主にアスパーンとシルファーンがぐったりしていたため、時間を掛けて食事を摂っていた所為だ。

 食事中、ティルトはバルメースの地理的な特徴と、実生活に役立つと思われる幾つかの店の名前と場所などの情報の他に、やや過激にも思える『都会の予備知識』をアスパーンに披露し、過激すぎるらしい部分についてはラミスが細かく修正を加えてくれた。

 ティルト曰くの『生活における注意点』を幾つか列挙すると。


 一つ、必要以上に相手の話を聞いてはいけない。

 一つ、面識がないのに親切な相手は疑って掛かる。

 一つ、知らない人を訪問する時は、基本的に情報を集めた後、誰かの紹介を受ける。

 一つ、断る時ははっきりと。


 これらは大まかに言えば『都会特有の“詐欺”対策』ということらしい。

 それ以外も幾つか有ったが、ザイアグロスと比べると物価が全般的に――――特に食料品が――――しかも格段に高い事を除けば、さほど大きな違いはない。

 まぁ、一つ推測できたことといえば、食料品の価格が高いのは、単純に農耕で生計を立てる者がバルメースには殆ど居らず、逆に近隣の農耕地域から運送する費用が掛かる為だろう。

 寧ろアスパーンには、これだけの人が居るのに農耕をせずに外部から食料品が賄われているという事実が恐ろしいくらいだ。

 万一、この街でザイアグロスのような戦争案件があれば、間違いなく食糧供給のバランスが崩れて備蓄が底を尽き、その後一度人口がゼロになるだろう。

「何にしても、お前らみたいな『出たて』が詐欺やら勧誘やらに一番引っ掛りやすいんだ。娯楽や誘惑も多いから、最初のうちは妙に感じたらそこには近付くな」

 ティルトは街に入ったことで緊張感を取り戻したのか――――それともこちらが本来の素なのかは解らないが――――出会った頃の図々しさや大らかさはやや薄れ、少々真剣な面持ちで忠告してきた。

「……そうねぇ。取り敢えず、私達が紹介できるお店はメモしておくわ。行き先が落ち着くまで泊まれそうな宿は『踊る林檎亭ここ』でいいとして」

 ラミスがメモ用紙にペンを抱えるようにして、店と店員らしき人名を記し連ねていく。

 一通り書いた後、最後に『らみす』と形を崩した文字を入れて、可愛くハートマークをつける。

「ありがとう、助かるわー」

 シルファーンがラミスにすがるように手を合わせた。

「あぁ、いいのよ。アタシは一応『命の借り』が有るわけだし、このくらいの事はね」

 ラミスが手を左右に振りつつ、苦笑する。

 どうやらティルトとラミスの中では、前回の件を『大きな借り』として捉えていたらしい。

 確かに、一旦敵に気絶させられたラミスを奪い返す手助けをしたのはアスパーンとシルファーンだったが、それにしても律儀な話である。

 その一件の後、行く先が同じだったことを考えても、街の中まで同行してくれたことといい、ラミスは見た目通り、ティルトは見た目よりもかなり『人の良い』部類のようだ。

「別に借りてもらう必要はないけど、ホントに助かるよ、ありがとう」

 アスパーンも相棒にならって、礼を言った。

 ラミスは照れたように鼻の頭を掻いて肩を竦め、ティルトの方を見遣る。

 視線を受けたティルトもラミスに合わせたように肩を竦めると、面倒くさそうに溜息をついた。

「……まぁ、その辺りはこれで貸し借り無しって事でいいじゃねーか。どうせお前らも暫くはバルメースにいるんだろ? これで『ハイ、さようなら』って事もないだろうし、これでこっからはイーブンって事で」

「そっか。まぁ、そっちがソレでいいなら助かる」

「それで、早速今日これからのことなんだけどね?」

 ラミスが使い終えたペンを難儀そうに持ち上げてキャップを閉じると、全員の顔を見回して口を開く。

「大きな荷物をおじさんに預けたら、先ずは地図を買いに出ましょう。まぁ、彼方此方に街の地図はあるんだけど、全く道を知らないなら、覚えるまでの間は持ち歩いていた方がいいわ。今書いたメモも、どっちかと言うと筆跡で見てもらう紹介状みたいな物だから、実際の場所は行って覚えるか、地図に丸つけたほうが早いし」

「……あぁ、なるほど。そういうことなのか」

 アスパーンはラミスが書いたメモを手に取り、最後の署名の意味を理解した。

 要するに、このメモを店主に見せれば『紹介状として多少の融通』をしてくれるという事らしい。確かに、それならば実際の場所は行って覚えるか、地図を手に入れる方がいいだろう。

「俺達はその後ギルドに顔出さなきゃならないから、地図を買ったら一旦お別れって事で。暫くはバルメースにいるし、店のオッサンに言付けてくれれば『繋ぎ』を取ってくれるから、何か用があったら声かけろよ」

「まぁ、どうせ暫くは今回みたいな外に出るお仕事は貰わないだろうから、暇を見てちょくちょく会いに来るわ」

「「あぁー」」

 妙に納得して思わず出てしまった声が、シルファーンとシンクロする。

 確かに、所属しているギルドの用事で出かけて、帰りに余計な事件を起こして他所のギルドに拘束されていては、所属している側のギルドとしては暫く同じような仕事は任せたくないところだろう。

「うわ、納得された」

 ティルトが自信を喪失したように項垂れる。

 まぁ、しかし、それは恐らく世間で『自業自得』と言われている奴であって、アスパーンやシルファーンには何の落ち度もないのだが。

「あぁ、あとな」

 ティルトは思い出したように、二人に耳を貸すように手招きする。

「「……?」」

 二人が顔を寄せ、ティルトの方へ耳を傾けると、ティルトはこちらにしか聞こえないように手を添えて耳打ちしてきた。

「お前、そういう性格だから言っておくけど、『実家』のことは内緒にしとけ。地元じゃ大して気にもされない話だったんだろうが、都会じゃそれを利用しようって奴も結構出てくる」

「……『利用』? 何で? 偉いのは姉貴であって、俺には金も権限もないけど? 宮仕えするならともかく、生活する分には関係ないんじゃないの?」

 姉が大きな仕事をしている以上、宮仕えというか、公的機関に所属する場合には周囲に知られるのと問題があるのかもしれないが、それ以外に特に問題があるようには思えない。

「金とか権限の問題じゃねぇ。『手間』の問題だ」

「?」

 『手間』という単語にピンと来る物がなく、アスパーンは首を傾げる。


 ――――実際の所、アスパーンがメリス家直系の人間という事で発生しうるトラブルは幾つか心当たりも有る。


 最も起こり得るのは営利誘拐や脅迫の類だ。

 しかし、仮にアスパーンが何者かの手に落ちたところで、『メリス家』は脅迫に応じて易々と金を出す家ではないのも確かで、実際に十人も兄弟がいれば一度ならず前例も有るが、一度も応じなかったのは世間でも有名な話の筈である。

「呆れるほど世間をしらねぇな、お前」

 ティルトが明らかに落胆する。

 ラミスが苦笑いして、耳打ちの輪に入ってきた。

「メリス家がそういうところじゃないって言うのは、アタシ達みたいなのや、多少の情報を耳に入れておくことが仕事の一つっていう人間なら、皆知ってることなのよ。でも、このくらい街に人がいると、『それを知らない人』っていうのも居るって事なの」

「……そうか、『スラム』?」

 シルファーンが、先程会話に出てきた単語を呟く。

 アスパーンもその単語で理解した。

「まぁ、『スラム』の住人もその一例だな」

 アスパーンの呟きを、ティルトが首肯する。

 『一例』ということは、それ以外にも居るということなのだろう。

 アスパーンはそこから更に思考を巡らせ、気付いたことを口にする。

「つまり、これだけ人が居ると『メリス家のことを、知る、知らないに関わらず』メリス家を利用するために俺に関わろうとする人間が出てくる、ってこと?」

「そういうこと。金が手に入ると思って襲い掛かってくる奴、わんさと出てくるぞ」

 ティルトは頷いて、先程までラミスが利用していたペンを手に取り、懐からメモ用紙を取り出し『俺が思うに、という話になるんだけど』と前置きして、ペンを走らせた。

「立場が特殊な奴ってのに関わろうとする奴は、いくつかの種類があるんだが、大まかに言って三つだ。『知らずに利用する奴』、『知っていて利用する奴』、そして『知っていて、泳がせている奴』だな」

 ティルトは懐から紙を取り出すと、三つの勢力を三角になるように配置して、それをそれぞれ大きく輪で囲む。

 三つの輪は一部交差しながら、何だか幾何学的にも見える模様になった。

 そして、ティルトはそこに、ペンのキャップを適当に立てた。

「例えば、このキャップがお前だ。お前はこのどれかに利用されるわけだが、このどれもがお前を利用する可能性がある。つまり、だ……」

 ティルトは『知らずに利用する奴』と『知っていて利用する奴』の重なった部分にキャップを置く。

「『知っていて利用する奴』が『知らずに利用する奴』を利用して、お前を嵌めるって事も有りうるわけだ。当然、そうなってくると事件の解決や真相の解明には、その分だけ複雑な『手間』が掛かる」

「うーん……解るんだけど、微妙に話がずれてるような気もするなぁ。それって、隠しておく事と関係あるわけ?」

 アスパーンはティルトの言う事を反駁して、訊ねる。

 確かに、事態が複雑になると解決には手間が掛かるのだが、当初は人が多いからそういう件数が増える、という話だった気がする。

「いや、それがずれてるようで、実はあまりずれてないんだ」

 ティルトは先程の輪、――――今となってはそれが相関図になっているのも解ったわけだが――――の中から『知らずに利用する奴』の部分を手で隠す。

「全員がお前とメリス家の事をキチンと知っているこの状態なら、こういうことはあまり起こらない。実際にはゼロではないかもしれないが、ケースとしては相当少ない筈だ。何しろ、相当周到に準備してないと成功しないからな。加えて、メリス家の報復が来るのは非常に恐ろしい。……ところが、だ」

 ティルトは先程隠していた手を除ける。

 『知らずに利用する奴』と書かれた部分が顕になり、ティルトがそれを他の二つ――――『知っていて利用する奴』と『知っていて泳がせている奴』――――に中空で示してみせた。

「こいつが加わる事で要素は大きく変わってくる。『知らずに利用する奴』を隠れ蓑にすることでリスクを減らせるかも知れない。と考える奴が出てくるからだ。例えばコイツな」

 ティルトは『知っていて利用する奴』という部分から『知らずに利用する奴』に向けて線を引き『リスク減』と注釈を入れる。

「例えば、メリス家の特殊な立場が気に入らない、諸侯のなにがしとかなら、『将来の可能性を少しでも排除しておく』なんて理由だけで事に及ぶ可能性も十分に有り得るし、そうやって誰かに売る為にお前を誘拐しようなんて手合いも居る筈だ」

「……俺に手を出した所で、何かの役に立つとも知れないのになぁ」

「まぁ、お前が役に立つか立たないかはあまり関係ないからな。結局そういう手合いも、恩が売れるか、金が手に入ればいいわけだし。他人が多いってことは、最終的にそういう手合いが絡んでくる機会を増やすという事にもなる」

 なるほど、そういう話なら合点が行く。

「人が増えれば知らない他人が増え、最終的にそれを利用する他人が増え、対応する『手間』が余計に増える、ということになるのね?」

 こちらも、『合点がいった』というように、シルファーンがポンと手を打つ。

 ティルトが、シルファーンの言葉に満足げに頷いた。

「そういうこと。……解ったか?」

「うん。それはひとつ、勉強になった」

 相槌を打つ。

 考えもしなかったことだが、確かに言われてみれば間違いない。

 そこに至って、妙に納得すると同時に、奇妙な疑問が浮かんだ。

「ねぇ、大体話は解ったんだけどさ。二人はどうしてそこまでしてくれるわけ? 恩とか言ってくれるのは有り難いけど、逆に言えば『俺がここに居る』っていう情報を流すと金になるケースもあるんだよね、この括りだと?」

「ふむ、よく気付いたな」

 ティルトはニヤリと笑うと、ペンの背中でメモの『知っていて泳がせている奴』という部分をつつく。

「それは、言うなれば、俺は今ここの立場って事になるからだ。俺はここから、お前の言う通り、こっちの立場になることも出来るわけだ」

 ティルトが『こっち』と言いながら、『知っていて利用する奴』のほうへ、ペンの背中を引っ張る。

「でも、それはあまりいい判断じゃないと俺は踏んでる」

「どうして?」

「今、ここにこうして一緒に居るからだ」

「……? また解んなくなってきた」

 解るような解らないような話が続いて、アスパーンは思わず眉を顰める。

 ティルトは教え子たるアスパーンの姿に何を思っているのか解らないが、一つ溜息をつく。

「例えば、俺がお前らと別れた後、『メリス家の人間がバルメースに来た』っていう情報を何処かへ流すとする。情報を得た奴らは裏を取る為に何をすると思う?」

「裏を取る?」

「『人知れず確認する』ってことだ」

 単語自体の意味を知らなかったアスパーンに、ティルトが注釈を挟む。

 意味を理解したアスパーンは、考えられる事を列挙してみた。

「……俺自身の人相と、いつ、何処から、何をしに来たかを確認するかな。……そうか」

「多分、考えてる通りだ」

 ティルトはアスパーンの言葉を、やや苦いようにも見える笑みを浮かべて首肯する。

 アスパーンの想像通りなら、同行していたティルトたちは恐らくその段階で一緒に居た事が解る。

 ついでに、『どうして一緒に居たか』、『どのくらいの関係なのか』ということも。

 バルメースまで同行したということになれば『何か有れば軽視できない関係である』と考える者も居るだろうし、同時にシェルダンやルーベンで何が起こったのか露見する事もあるかもしれない。そうなると、今度はティルトやラミスもアスパーンと同じ立場に立つ事になるのだ。

 メリス家を脅迫する為にアスパーンを誘拐しようとし、そのアスパーンを脅迫する為にティルトやラミスを誘拐しようとする。

 そういう連鎖が発生する可能性が出てくるのだ。

「俺達とお前達が今更『顔見知りじゃない』と言った所で通用しねぇからな。俺達も色んな厄介ごとに巻き込まれたくねぇから、一応隠しておけと言ってる訳だ」

「なるほど……そりゃ確かに、俺自身だけならともかくティルトたちに迷惑掛けるわけには行かないな」

「そういうこと。寧ろ、俺達としては『そう考えてくれないと困る』から色々と世話を焼いて教えてる部分もあるんだ」

「盗賊ギルドの上層部……中でもトップに近い方とか、ギルドと関係の深い所のトップ辺りは独自の情報網があるし、もう既に知られてると思うから、後でギルドに行って釘を刺してくるけど、逆に、筋さえ通せば末端には隠し通せるわ」

 ティルトの言葉を補足するように、ラミスがアスパーンとシルファーンに視線を巡らしつつ、説明した。

「……は? もう知られてる?」

 ラミスの言葉に、アスパーンは思わず声を上げた。

 それではそもそも、今までの話自体が通用しなくなってきてしまうではないか。

「門を通る奴の大体のプロフィールを覚えてるような奴が世の中には居るんだよ。そういう奴から見て、知らない奴が入ってくればちゃんとチェックするのはそいつらの仕事の内なんだ。頭から調べてもお前の素性が知れるのは時間の問題だし、それ以前にこの街じゃ特に、お前の存在はチェック対象に既に入ってるだろうからな。照合されるのは時間の問題だ」

 ティルトがアスパーンを制して、言葉を繋ぐ。

「大丈夫、あっちもプロだ。こちらがキチンと筋を通しておきさえすれば、秘密は守ってくれる。世の中には一応仁義ってもんがあって、しっかり仁義を切っておけば、やましい事さえなければ安全に事が運べるようになってるんだ」

「……でもさぁ」

「考えてみろ。ここで何か先刻さっき言った様な誘拐やら脅迫やらのトラブルが起こるとして、大事になればギルドや管理者として、国家の側に大きな傷が残る可能性だってあるんだ。アチラにも面子があるからおかしな真似は出来ないが、それこそ仁義を通さなかったとか、お前自身が吹聴して回ったとか、お前個人がドジを踏んだとかそういう間抜けな真似さえしなければ、アチラとしても何も起こらないほうが、都合がいいんだ」

「うーん。……そういうものなのか?」

 そのように説明されれば理解は出来るが、聞かずに知ることが出来るほど単純に推測できる話でもない。

 その点については『そういうものなのだ』と理解するしかないのかもしれない。

「一から十まで説明してやるのも面倒だし、感覚で理解しろ。お前が自分から出自を触れ回ったりしなければそれで充分だ。お前達、あまり偽名を使うとか出来そうもないタイプだし、普段は家名を使わずに名前で呼び合って、どうしてもって時に家名で引っ掛ったら無関係と言うか、遠い親戚だとでも言っておけば良いだろ。多くはないが、珍しいという家名でもないし」

「解った、そうする」

 アスパーンは取り敢えずそれで納得しておく事にした。

 ティルトが、基本的に善意で忠告してくれているのは良く解ったし、ティルトとラミスを巻き込む可能性もあるという時点で元々『否』はない話なのだ。

 寧ろ、細かな部分までここまで教えてくれたティルトに感謝するべきだった。

 ここまで何も知らなかった以上、これ以上の裏がないとも言い切れないが、少なくともここまでの裏があるという事が解っただけでもアスパーンとしては収穫である。

 何より、自分が踏み入れる場所が『このくらいの裏』がある場所だと解ったのだから。

 ティルトはアスパーンの返事に納得したよう頷くと、足元に置いていた荷物を纏め始める。

「俺はお前達の住むところが決まってから一月くらい経つまで、メリス家の奴がバルメースに入っているっていう情報が流れないように上に言っておくから、お前達もそのつもりでいろよ。これで一応忠告はしたからな。お前達が勝手にドジを踏んでも、俺は知らないからな」

 恐らくそのつもりもないだろうに、敢えて恩を売るような言い方をするティルトが、今のアスパーンには何だか頼もしく見えた。


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