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お題:制服 ボタン 卒業式

先をどう書いていいかがわからなくなってしまった。

どういう話にしたかったのかをあとがきに書いておきます。

 季節は冬、と言っても二月ももうそろそろ終わりとなり、もうすぐ僕たちの卒業式となる。

 事件はそんな日の午後、体育の授業終了と共に起こった。

 体育はふたクラスが合同で行い、男子と女子が二つの教室に分かれて着替えるというものだったが、体育が終わって着替えているときのことだった。

「あれ? ボタンが取れてる」

 クラスの中の誰かがそう言った。

 そこからは全員が自分もない自分もないという声が上がり始めたのだ。

 ついでに、僕らの学校は制服があり、男子は学ラン、女子はブレザーであるのだが、男子全員の第二ボタンがなくなっていたのだ。



「犯人お前だろ」

「…………」

 そうしてしばらくした後、犯人候補としてひとりの男子生徒が捜査線上にあがった。

 彼の名前は三宅匠、このクラスの男子生徒で影が少々薄いのが特徴で、かく言う僕も、彼の名前をこの事件がおきるまで忘れていた程である。

 反省しよう。



「な、何を根拠にそんなことを」

「根拠? 根拠だぁ!?」

 問い詰めている男子生徒が三宅くんの制服の胸の部分を指差す。

「クラス全員のボタンがなくなっているのに、お前のボタンだけあるのが何よりの証拠だろうがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「おいおい、落ち着けよ」

「ふしゅーっ、ふしゅーっ」

 問い詰めている男子生徒が周りの生徒たちに取り押さえられる。

「で、どうなんだ」

 やっと僕の発言。

 ここまで僕のセリフが皆無だったわけだが、自分でも恐ろしいほどに空気な主人公である。

 この世界がライトノベルであるならば、主人公としてはおそらく落第点であろう。

「だ、誰かが僕に罪を擦り付けるためにやったのかもしれないだろう!?」

 だ、そうである。

 ちょっと状況的には犯人は彼しかないのだが、それにしても自分のだけ取りそこねるだなんて間抜けな犯人である。

「君は今日、体調が悪いと言って体育を休んだよね? そして、この教室にずっといたわけだ。君じゃないとすれば君はそのボタンをハサミで切っていた犯人を止もせずに見ていたことになるわけなんだけど」

「…………少しの間、トイレに行ってたかな」

 ええい、往生際の悪い犯人である。

「それは大? それとも小?」

「小だけど、それがどうした?」

 ふむ、みんながいる場所で大に行ったなどとは言いづらかったのはわかるがそれは大きなミスだよ、ワトソン君!

 あれ?

 ワトソンは犯人じゃなくて助手だったかな?

「二つのクラスの男子の合計人数は55人。ひとつのボタンを切るのにごちゃっと放ってある制服を開き、切り取る必要があるからだいたい20秒としよう。それを26人分で約18分。その18分間ずっと小をしていたの?」

「…………」

 まだまだこれだけじゃない。

「ボタンを55個もジャラジャラ持って廊下に出るのは誰かに見られる危険があるから、ボタンはこの教室のどこかにでも隠してあるんじゃないかなっと!」

 そう言って燃えないゴミの蓋を開けると中から大量のボタンが、単純すぎるよ、三宅くん。

 証拠隠滅くらいは考えておこうよ。

「浅野くんいる?」

「おう。居るぞ」

 そう言って出てきたのはクラスメイトの浅野くん。

 推理小説等が好きで、自分で指紋採取セットとかを買って遊ぶ変じ――――いや、変わり者だ。

「これを指紋照合してくれる? ここから彼の指紋が出てくれば決定的だね」


このあと、三宅君への罰として彼に告白を実行してもらうことになります。

その代わり、みんなで三宅君の告白がうまくいくように全力でバックアップするという条件付きで。

そして三宅君の告白は成功する、という物語にしようと思っていたんですが途中でどう書いて良いかわからなくなってしまいました。

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