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お題:電車 カバン タオル

チクショー!

終わらせ方がわかんない。

というより、恋愛ものって書いてて背中がムズムズして書きづらいのなんのって。

 去年の春、僕は留年生となった。

 僕の学校では単位を五つ落とすと留年になるのだが、僕は見事に五つ落とし留年となった。

 さて僕は今現在、真昼間だというのに帰りの電車に揺られている。

 なぜなら僕の学校にはA以上を取った授業は留年性はでなくても良いという決まりがあるからだ。

 よって僕は月曜日の午後に授業が無く、こうして電車に揺られているというわけだ。

 さて、こんな時間に乗っていると基本的に他の人はほとんど居ない。居ないわけだが…………

 なんだかよく乗り合わせる女の子がいるのだ。

 よく乗り合わせるということは、おそらく日常的、少なくとも月曜日にこの電車に乗るような生活をしているのだろう。

 まあ、だからといって何か関係があるわけではないのだが。



 普通、一週間に一度見かける程度の人なんて覚え無いのだが人がほとんどいない時間帯に毎週のように見かけたら記憶に残る。

 そして、今日。

 彼女は電車の中で寝ていたのだが、いつもの降りる駅に着くと慌てて起きてホームへ飛び出した。

 そこに、カバンを残して。

「て、おいおい」

 ウッカリさんかよ。

 しゃあない、一瞬降りて渡したらもう一度乗り込もう。

 というわけで僕はバックを引っ掴むと電車を降り、大声で彼女に声をかける。

「あのー、バックを――――」

「っ――!?」

 走って逃げられた。

 なぜだ。

 そこで呆然としていたのが悪かった。

 僕の後ろで電車のドアが閉まる音。

「……あちゃー」

 仕方がない。

 一度行ってしまうと次の電車が来るまでには十分かかるし、僕の定期があればここで降りてもお金はかからない。

 ということは――――

「しゃあない、追いかけて渡すか」

 改札を抜けて走ってその少女が走り去った方向へ進む。

 程なくして歩く少女の後ろ姿が見えた。

「あの――――」

「っ――!!」

 再び逃げられた。

 だからなぜだ。

「待ってください。だからバックを――」

 必死に少女の後を追う。

 二つ分のカバンを抱えているため、わりと辛い。

 そのうち少女がある一軒家の門へ飛び込む。

 おそらくそこが彼女の家なのだろう。

「――だから――――」

「こないで!」

 そう言うが早いが少女は庭にあったバケツを引っ掴むと僕へ向かってぶん投げた。

 中には水が入っていた。

 …………つまり……ずぶ濡れである。

「…………バック……」

「……あ」

 やっと少女は僕の持っている物が何なのかに気がついたらしい。

 …………かなり遅かったが。



「…………ごめんなさい」

「……いえいえ」

 ずぶ濡れになった僕は少女がシャワーを貸してくれたのでそこに入っているところだ。

 ていうより、今までさんざん逃げ回っていた少女がまさか自分一人でいる家に上げてくれた上、シャワーまで貸してくれるとは思わなかった。

「でさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「……なんですか」

「君も留年生なの?」

「…………は?」

 どうやら違ったらしい。

 で、僕は僕が留年生で同じ時間帯に帰る彼女のことを留年生だと思ったことなどを話したのだ。

「……私は保健室登校なの」

 …………コメントしづらいこと言われた。

 さて、どう返したものか。

 とりあえず、話の方向を変えよう。

「そういえば、君はどこの学校に通ってるの?」

「春花高校。あ、今あなたの服の洗濯が終わりました。乾燥機にかけたらお風呂の前に置いときますからそうしたら着て、帰ってください」

「春花高校!?」

「ど、どうしたの」

 驚いた。

 なぜなら――――

「僕が通っているのも春花高校なんだ」

 僕たちの学校は私服なので気づかなかった。

 でもそうなると疑問がひとつ湧いて出る。

「でも電車に乗ってくるのはいつも堺駅じゃなくてはやぶさ駅じゃん」

 はやぶさ駅は春花高校の最寄駅とされる堺駅の一個手前の駅だ。

「私は他人が怖いから。あんなにいっぱい人がいる駅になんて行けない」

「ふーん」

 そういうことか。

「だったら僕が一緒に登校しようか?」

「…………ふぇ!?」

 ものすごい声である。

「ど、どうして」

「いや、僕ならもう一応顔見知りでいいでしょ。そうしたら僕と一緒ならわざわざはやぶさ駅から歩かなくても済むじゃん。帰りは……一応、月曜だけなら」

「で、でも。それじゃあ、あなたが大変なんじゃあ」

「いや、この家駅から近いし、ここの駅は僕の通り道だから十分早く家を出ればいいだけだし」

 向こうからの返事はない少し唖然としているらしい。

「あ、それと水曜と木曜なら一時間図書館ででも時間を潰してくれれば一緒に帰れるかな」

「ぷっ」

 あははは、という少女の笑い声が向こうから聞こえてきた。

 何か笑われるようなことでも言ってしまっただろうか。

「変な人ですね。なんで今まで見ず知らずで、出会い頭に水をかけた私にそこまでしようとしてくれるんですか?」

「ん――――?」

 なんでだろう?

「あーあれだ。僕も中学の頃いじめられてて不登校になったことがあったからほっとけなくて」

「え、本当ですか?」

「いや、嘘」

「っ!? な」

「まあでもそう思っておけばいいよ。理由は本当は特にない」

 向こうで少し考えているような沈黙。

「あの、すみませんが同情でそう言ってくれているならお断りします。同情で一緒に投稿してもらっても惨めなだけですから」

 なるほど、確かにそういうものかもしれない。

「うーん。まあ、強いて理由を挙げてみるとするなら……可愛い女の子と一緒に登下校をしたいからかな」

「なっ……! な、ななななな!」

 どうやらすごい狼狽えているようだ。

「ふ、服の乾燥終わりました。ここに置いておきますから」

 そう言って少女は風呂場の前から去っていった。



 そして、しばらくの後。

 僕に彼女が出来た。


実はこれ、書き直ししたものなんです。

これを書いた時、恋愛もののストーリーが思い浮かばず、思いっきりギャグなものを書いて却下され、書き直させられたものがこれです。

疲れたのでもう二度と文章全体の書き直しはしたくないです。

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