【短編】エクス・デス(Ex Death) —凍てつく深淵の追跡者
俺の意識が生まれる前、俺はどこかにいた。 巨大で未来的な施設の中。 こことは全てが違う、遠い遠い惑星。どこだかはわからない。 ただ、今の俺が知るこの世界とは、明らかに違う場所だった。
俺の使命は、「逸脱単位」の検査と討伐。 「分岐点」、あるいは「分岐者」――彼らはそう呼んでいた。
当時の俺には、今のような複雑な感情はなかった。 使命の達成だけが全て。 恐怖もなく、常に計算高く、自らの能力を過信し、不安など微塵もない。 任務の成功だけを信じる、忠実な道具だった。
簡単な任務だと聞いていた。 この種の「単位」は、これまで何度も殲滅してきた。今となっては何の問題もない。 俺には「分岐点鎮圧者」という称号すらあった。 あるのは任務への確信と、冷静な頭脳だけ。
氷窟のトンネル網に潜む「逸脱者」を追え――それが使命だ。
誰かが、短くしかし明確に警告してきた。 『あの分岐者は危険だ。トンネル内では注意を』
俺は気にも留めず、狩りに出た。
氷に閉ざされた洞窟へと足を踏み入れる。 この惑星、あるいはこの場所には、純粋で透き通った氷しかなかった。それだけ。
当時の俺は、今とは違う。一種の戦争機械のようなものだった。 人間か、機械か、獣か――保証の限りではない。どうでもよかった。
トンネルの奥深くへと分け入り、探し、探した。 そして、ついに「逸脱者」の痕跡と、可能性のある経路を割り出した。 無警戒に、しかし確信を持って、圧倒的な力と速度で追跡を開始した。
洞窟には落ち込み、断崖、あらゆる種類の即死スポットが待ち受けている。 あの時の、何であったにせよ、この俺にとってもだ。
全ての断崖を、絶対的な技量で飛び越えた。 まるで遊びのように。少しばかり「楽しく」さえあった。
そして、次のジャンプの着地点に、奴が待ち構えていた。 姿を現した。待ち伏せだ。
俺は問題なく、全ての攻撃に耐えた。 着地と同時に、虎が仔兎を喰らうように、素早く奴を破壊した。
…任務は達成した。
だが、帰路がわからない。道に迷ってしまった。 どうでもよかった。いつかは出られるとわかっていた。 出口を探し、ある時、熊に似た獣と遭遇し、その並外れた力と耐久力に苦戦しながらも排除した。 それでも、まだ状態は良かった。
出口を探し続け、死と隣り合わせのジャンプを繰り返す。 そして、また奴を見た。
ジャンプの先、向こう側で待ち構えていた。 今度はジャンプ前に気付いた。それでも構わなかった。 飛び移り、「再び殺した」。
殺した。何の問題もない。
だが、態勢を立て直そうとした時、奴が起き上がり始めた。 破壊された部分から、「灰の中からでも蘇るかのように」再生していく。
ただ呆然と見つめた。
ほぼ完全に再生した時、俺は再び奴を殺した。 今度こそ終わりにするため、その欠片を断崖へと放り投げた。
奴から解放されたと思い、氷窟の出口を探し続けようとした。 次の地点へ、巨大な断崖を越えてジャンプした時、またも奴が待っていた。
着地と同時に、また破壊した。
…そろそろ、まずいと思い始めた。
この「逸脱者」は、何をしようとも、永遠に俺を追い続けるのか?
生存可能性を再計算した。 時間と共に、確率は確実にゼロへ向かう。 残り時間は、未知の時間単位で「12」と表示され、カウントダウンが始まった。
その時間を切り抜けなければ。
トンネルを可能な限り速く移動し、各地点をマッピング、記録。 同じ場所を通らないよう、出口を探す。いずれ見つかる。
何時間もそれを続けた。戦略は変わった。 「出口を探しながら、可能な限り速く動き続ける」
「逸脱者」は死なないし、止まらない。 消耗戦の末、負けるのは俺だと明らかだった。
ある時点で、エネルギーが尽き始めた。 「逸脱者」に追いつかれた。逃げ場はない。もう一度、戦うしかない。
今回は、違った。 奴は以前より速く動き、武器を振るう。
俺は、鎖付きの刃と、一種のタービンのようなものを使う。 それは大ジャンプを可能にする急速燃焼装置で、時折、強力な一撃を放つこともできたが、再発射にはエネルギー充填の時間がかかる。
「逸脱者」は、爪のような武器を使う。 何らかの液体――「毒」か「ウイルス」か――を纏っているように見えた。 注意が必要だ。
防御と攻撃を繰り返す。距離を取ろうとするたびに、奴が優位に立つ。 奴の速度が上がっているように感じ始めた。…違う。 以前の戦闘記録を確認する。奴は変わっていない。
明らかだ。俺のエネルギーが枯渇している。俺が遅くなっているのだ。
これほど追い詰められたのは初めて。ましてや、独りで。 何度殺しても死なない敵と戦うのも初めて。
記録にない事態だ。 このトンネル網には、明確な戦略すら見えない。 奴のような存在には、完璧な場所だ。
戦闘は苛烈を極めた。俺の部品が飛び散り始める。 それでも、まだ立っていた。
ある瞬間、一撃を交換した。奴を真っ二つにできた。 その欠片は、再び断崖へと散らばった。
…今度こそ、解放されたか。
またいつか追いつかれるだろう。だが、「幸運」にも、俺は「無傷」だった。
そう思った瞬間、背中下部に、灼熱の刺すような痛みが走った。 そして、すぐに氷のように冷たくなった。
奴の爪の一片が、弱体化していた装甲の継ぎ目を、深く貫いていた。
「状態」を問い合わせた。全てのダメージは、この一点に集中していた。
…こいつは、不死身なだけではない。 『狡猾』だ。非常に狡猾だ。
俺は傷ついた。氷が内側に染み込み始める。
奴は…戦闘を重ねるごとに、計画的に俺の戦闘継ぎ目を弱体化させていた。 その過程で自分が死のうとも、構わずに。
そして、「わかった」。 奴は、最初から全てを計画していた。綿密に。 その戦略は今、明らかだ。
計算結果は示していた。 その情報に基づいて行動するには、もう少し遅すぎた。
明らかな劣勢だ。最初から、ずっと。 俺は何もかもに抵抗できない、無敵だと思い込んでいた。
…もし最初から、自己の保全にもっと気を配っていたなら?
もう少し時間を稼げたかもしれない。 今、切実に必要としている時間を。
まだ機会はある。
生存可能性は、開始時の85%から、15%へと激減した。 失敗は目前だ。時間は尽きる。
しかし、計算は明確なパターンを示した。そこに「出口」が存在するようだ。 「狩猟」開始時のような力と速度はないが、決意を持って進み始めた。
奴が再生するまでの時間は、約30秒から1分。 距離を離すには十分だ。
可能な限り速く動き続ける。 トンネルの光の変化とパターンから、出口が近いとわかる。 あと1、2kmで脱出し、「緊急抽出」を要請できる。報告しなければ。
よく知られていた。 あの場所から、どんな「鎮圧者」や「権威」も、生還した者はいない。
だから、最良の存在である俺を送り込んだ。成功すると信じて。 俺は躊躇せずに引き受けた。「朝飯前」だと思った。 連中が大袈裟すぎる、とさえ思った。
移動しながら、あの場所の危険性について言われていたことを思い出し始めた。 俺はいつも心の中で言い聞かせていた。 もし俺に任務が回ってきても、一瞬で片付ける、と。
いつも自信過剰だった。今、この瞬間、全てがつながった。
もし脱出できれば、俺だけが知る唯一無二の情報を共有できるかもしれない。 なぜあの氷窟から、誰一人として生きて帰れないのか、他の者たちに知らせられる。
次のジャンプを仕掛けようとした時、向こう側に再びシルエットが待ち構えているのを認めた。
奴はまたしても、俺が向かう先を、明確かつ間違いなく予測していた。 まるで、俺のデータを読んでいるようだ。
本当に不安になった。様々な考えが頭を駆け巡る。 裏切り者? 情報漏洩? データ抽出? 爪のウイルスがシステムに感染したか? あるいは、理解を超えた能力か?
しかし、奴が俺の動きを凍りつくような精度で予測しているのは明白だ。 まるで全てを知っているようだ。
一歩でも誤れば、奴に見抜かれ、それが最後の誤算になると感じた。
本当に不安になり始めた。 出口は他にない。この道しかない。
脱出するには、ジャンプするしかない。 着地と同時に、失敗もよろめきもない、効果的な戦闘を開始しなければ。
奴はいつも、ジャンプの先で待ち伏せしている。不意打ちだ。 ジャンプの度に身を曝すしかない。
選択肢はない。ジャンプする。
そうした。地面に触れるか触れないかのうちに、武器が交差した。 奴の爪の一片が欠けている。俺の背中に刺さった刃だ。
理解した。確かに、何度も現れた奴は、同じ個体だ。 複数の類似単位だと思っていた時期もあったが、違う。 最初からずっと、同じ一つの単位なのだ。
その認識が、俺の心を本当に凍りつかせた。
今回こそ、本当に危険な存在と対峙している。 おそらく、俺ほど残忍ではないが、同等かそれ以上の致死性を持つ。 その戦略は全く異なり、この場所は、誰も逃げられないために完璧だった。
たとえ何度死のうとも、全ては計画されていた。 あの化物は、何千年もそこに慣れ親しんでいたのかもしれない。 そして俺は、慣れもせず、愚かにも、何の警戒もせずに飛び込んだ。
ともあれ、戦闘は始まったばかりだ。
奴は、俺の急速燃焼タービンばかりを攻撃し始めた。 俺を殺すことには、あまり集中していない。ただ、俺を遅らせようとしている。
戦略は違うが、目的は同じ。 『利用可能なあらゆる手段で、俺の死を確実にする』
奴は、容易に狙える部分、装甲の硬い部分、腕、脚、タービンに集中する。 誰もが重要でないと考える部分だ。
顔や腹部のような、防御で常に守られているより弱い部分を守るために、相対的に露出させていた部分を。 腰、腕、手、脚、足、タービン。
…そこで理解した。それらの部分は、全て移動のためのものだ。 奴は、俺の移動能力や機動性を奪いたいだけなのだ。
一度それを失えば、脱出の手段がなくなる。
最終的な計算に気付いた。 移動手段を失えば、たとえ千回奴を殺そうと、早かれ遅かれ、俺の力など関係なく、死ぬことになる。
はっきりしている。奴は「仔兎」のようにはるかに弱い。 だが、この「仔兎」は違う。
力はないが、不死身で、並外れた狡猾さを持つ。 最初の俺にはなかった資質と能力だ。
あの場所から誰も生還したことがないから、この現象に関する情報は一切ない。
震える手で、「鎖刃」を準備する。 今まで使ったことのない、予測不能な、清潔で確実な動きで、再び奴を「処理」した。
だがその前に、奴は俺の推進器の一つを機能不全に追い込んでいた。 移動と武器を兼ねたものだ。
戦闘は苛烈を極め、限界だった。 予期せぬ動きで切り抜けた。資源は尽きる。
だが、近い。ほんの数百メートルだ。 全ての計算が決定的だった。 全ての時間が俺に味方し、生存確率は99%だ。
そして遠くに、入った時とは違う、非常に大きな出口を見た。 到達するには、いくつもの断崖絶壁を飛び越えなければならない。
だが、遠くに、一人の姿を認めた。 自動的に考えた。また、あの現象か。
近づきながら、避けられないことを覚悟した。 だが近づくと、それは「味方」の単位だとわかった。
「戦闘姉妹」、「巣の守護者」、「分岐点狩人」。
混乱した。 あの化物はいつも、ジャンプの先で待ち伏せしていた。 今、味方が出口で待っている。
あまりにも明白で、何かがおかしい。パターンが繰り返される。 ジャンプするかどうか、ためらった。
何かがおかしい。
「ここで何をしている?」俺はその単位に問いかけた。 「誰がお前を遣わした? どうして俺がここにいるのがわかった? お前は誰だ?」
唯一送り込まれた単位は俺だけだ。他には誰もいない。 あの単位はここにいるべきではなかった。本当に動揺していた。
体内で何かが故障し始めているのか? 毒か何かがシステムに浸透し、視覚や精神を狂わせているのか?
俺には極めて明白だった。その単位は、あの現象のパターンを繰り返していた。 奴が俺を狩り始め、俺が奴を狩っているのではなかった。
脱出するにはジャンプしなければならない。だが、あの単位がいる。
その単位は、俺のデータとパターンが示す通り、正しく身元を証明した。 明らかに、以前から知っている単位だった。友ではないが、明確な知人だ。 以前の時間か記憶の中で、はっきりと認識できる。
それでも疑った。奴がここにいる理由はない。 「ここで何をしている?」と尋ねた。
味方の単位は答えた。「狩りに遣わされた。お前と同じように」
本当のように聞こえた。だが、何の保証もない。嘘をついているかもしれない。 あるいは、俺の精神がおかしいのか。 誰が何のために感染させたのか、全てが疑わしい。
考えがまとまらない。時間は尽きる。 遅かれ早かれ、あの「化物」がまた俺を追ってくる。 もう一戦闘耐えられるかどうかわからない。
「中央塔」と通信しようとしてもダメだ。 洞窟は深すぎる。通信を全て遮断しているようだった。 吹き荒れる巨大な吹雪も同じだ。
我々が滞在したり休息したりする場所――「最も過酷な条件にも耐えるように作られた、厳しい超構造物」――から離れれば、誰もが通信不能になる。
最初から最後まで、独りぼっちだった。
第三者との遠隔通信で情報を確認する手段はない。 あの単位がここにいるべきかどうか、教えてくれる者はいない。
非常に不安だった。
「飛び移るぞ。邪魔か?」と尋ねた。 奴は言った。「いや、そんなことない。いつでも飛び移っていい。ここで待つ」
準備した。飛び立った。 片方の推進器だけを使う。もう片方は損傷していた。
片方だけでは、着地を適切に緩和したり、降下を制御したりできる保証はない。 大きな降下の場合は、両方が必要だ。
飛行の途中、この単位が飛び出し、地面に着く前に俺を止めようとした。 宙高く、底なしと思われる高さで、衝突が起こった。
奴は俺を下へ押し落とそうとしたが、撃退し、重傷を負わせて、飛び出してきた場所へと戻すことができた。
俺は非常に用心深く、不信感を持ってジャンプした。 あらゆる計算を済ませていた。このような状況も想定していた。
奴を振り切り、鎖を次の出口近くの断崖に打ち込み、縛り付けることができた。 この「裏切者」が再び俺の脱出を断固として阻んでいる場所だ。
鎖を引きずって勢いをつけ、表面に飛び出そうとしたが、滑った。 必死の動きだった。計算違いではない。 実行上の誤りだ。予期せぬ失敗だ。慣れていないものだ。
辛うじて崖にしがみついた。落ちそうな瀬戸際だ。
裏切者が近づき、上から俺を見下ろした。 まるで俺の運命を哀れむように。
そして言った。 「狩りに遣わされた。お前と同じように」 「だが、『誰を』とは言っていない」
理解した。裏切者は、その狩りの目標が俺だと主張している。
真実か嘘かはわからない。いずれにせよ、非常に危険な状況だ。 今にも落ちそうで、この裏切者が俺の手を踏みつけ、痛めつけ、落下させようとしている。
状況を脱する方法を見出した。 鎖の一つを天井に打ち込み、登る角度を作る。
鎖を引っ張りながら登り、降下の衝撃で、この裏切者は一歩も引かなかった。 それが奴の誤算だ。経験豊富な者と無謀に戦うこと。
落下と同時に、一つの清潔な動きで、肩から腰まで真っ二つに切り裂いた。 奴は意識のあるまま、切り裂かれて瀕死の状態で地面に倒れた。
あと一ジャンプだ。出口まで妨げのない道が見える。 すぐに出口がありそうだ。
もう必死だった。 様々な戦闘で重要な傷を負い、全く疲弊している。
貴重な時間を無駄にせず、反対側へジャンプした。 そしてまたしても、雪の中から、あの「不滅」の現象が待ち構えていた。
驚異的で必死の動きで、奴は爪を、おそらく俺の腹部に打ち込んだ。 刃は全て折れたが、一片を除いて。 非常に小さな亀裂があったようで、その一片が侵入した。
再び重傷を負った。
それでも、その現象が無防備になっているように見えた。 残っている利用可能なエネルギーを、必死の動きで、キャノンと推進器を使って放出した。 一瞬で奴を蒸発させた。
必死だった。今すぐ消えてほしかった。
爆発は表面の大部分を崩落させた。 爆発は激しく、霧と雪が視界を困難にした。
爆発で方向感覚を失い、落下しているように感じた。
しかし素早く何かに手をかけようとし、成功した。 再び、一見底なしの断崖にしがみついた。
しかし、あの現象を片付けることができた。
各部のエネルギーは尽きていた。 残っているのは、最も基本的な運動エネルギーだけだ。
鎖に分配することもできるが、それは即座の落下を意味する。 自分の力と勘で登らなければならない。
登り始め、裏切者の単位の声を聞いた。 …死んでいないのか?
振り返り、目尻で、裏切者の単位が死から蘇り、体に目立った傷もなく立ち上がるのをかすかに見た。
手を使って登るためには、何らかのエネルギーを回復する必要がある。 時間稼ぎに話そうとしたが、効果はなかった。
「裏切者、ここから引き上げろ。お前は俺を救える。ただ、お前が言うところのことをするな。さあ、救助だ」と言った。
奴はただ答えた。 「狩りに遣わされた。お前と同じように」
そして、奴は武器を発射した。 それは俺の装甲の大部分を破壊したが、全てではなかった。 道そのものを破壊し、俺と共に自由落下した。
俺はもはや実質的にエネルギーを持っていない。 時間は尽きた。可能性は0%を示していた。 再充電に45秒必要だが、その時までには落下している。
…そして、俺は落ちた。
体全体が破壊された。 まだ生きているが、深く破壊され、何もできない。 死は避けられない。
言葉が出ているかわからないが、言い続けていた。 「裏切者、助けてくれ、なぜこんなことを」
痛みと諦めの中、エネルギーが尽き、全てが暗くなり始める。
…「あえぐような、深い呼吸。この新しい体で目が覚めた…」
「目を見開くと、虚空の広大さの中にいた」
「私の着陸カプセルは、地球の成層圏への衝突コースにあった」
「すぐに地球の表面に着陸する」
「新しい使命」
新しい使命が、目の端に表示された… 地球の感染症。
「何百万もの軍隊が戦闘に加わる」 「自動航行船が接近する」 「戦争は自動化される」
「宇宙の虚無の中で」
「私の網膜には、使命が点滅し、クレジットが私に対して走っている。各ユニットに対して賭けが行われている。虚無の落とし子たちによって。お金は走る。戦争においてさえも」
…死んだのか? それとも、ただの夢だったのか?
「ただ、この新しい使命を果たさなければならないと知っていた」
「長い休眠から目覚め、考慮されることなく戦場に放り出された」
「以前のアイデンティティや記憶はなく、ただ遠い悪夢の記憶だけがある。 それは戦場でぼんやりと消えていくように思えた」




