9.サンキュービーム
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
【日くらし】
9.サンキュービーム
先日、片側一車線の道路で車を走らせておりましたら対向車線の車が⇦にウィンカーを上げて止まっておりまして、どうやら私側の道沿いにあるコンビニに入りたいご様子。
見れば運転しているのはおじいちゃん、隣には奥様と思われるご婦人が乗っておられまして、その車の後ろには中々の台数が連なっています。
私の車の後続もしばらく切れなさそうなので、減速して『どうぞ』と右折を促してみたところ、その車が突然ウォッシャー液を吹いてワイパーで窓を拭きながらコンビニに入っていきました。
「は? 何で今??」
と思いながら通り過ぎましたが、後から
『ああ、”ありがとう”ってパッシングするつもりだったのにレバーを間違えたのか』
と合点がいきました。
そう言えば私もガソリンスタンドでボンネットを開けてしまったり、初めて左ハンドルの車に乗った時にはサイドブレーキを上げようとしてシートを倒した事があったなぁと(それはウソですけど)思い出しました。
前後進のレンジ間違いに比べれば可愛いものですが、お礼よりも落ち着いて安全確認を優先して下さいね、おじいちゃん。(テンパってたんだろうなー)
でも、さも当然って顔で入っていくヤツもいる中、お礼を伝えようとする気持ちはうれしいですよね、ほっこりしたのでこちらこそサンキューです。
ワイパーの隙間から見えたおばあちゃんが一番びっくりしてたなー
「はああ??」って。
ではまた




