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79. 所作

 主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁だべりです。


 視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。

いつでもどこからでもどーぞ。

 

ご注意: 口語こうご的語りとしていますので“い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。


【日くらし】


        79. 所作


 “立てば芍薬しゃくやく座れば牡丹ぼたん、歩く姿は百合ゆりの花”なんて事を申しまして、「で、お前さん一体全体何者なんでぃ?物の怪か?」なんてツッ込みたくなっちまいやすが昔からい女を表すことわざみてーなやつでしてね。


(フツーに戻ります)

先の諺を検索してみましたら、元は東洋医学の生薬(漢方)の処方から来ているってんだから驚いたねどーも。(あ、すみません)


気が“立つ”なら芍薬(の根)を、“座りがち”なら牡丹(の根)、フラフラと”歩く”なら百合(根)を、ということらしいです。へーなるほどねー


所作しょさがなんとも美しい”と感じるお方が時折ときおりいらっしゃいます。

何気ない動作や佇まいにれとしてしまうような。


 先日最寄りのスーパーで買い物をしておりましたらそんなご婦人をお見掛けしまして、

動きの端々(はしばし)が気品溢れる洗練さ。男女限らず見惚れること必至なお姿です。

特売セールの豚コマを取る指先さえこれまた美しい。


見るとはなしに目で追っておりましたら生活用品の一角で、それは見事な所作で某避妊具を買い物かごにIN。

そうですね、さしずめ高級無塩バターを扱うような感じで。


「こいつぁいきな姐さんがいたもんだねぇ!」なんて思いながら「こりゃ一目ひとめ旦那だんなの顔でもおがみてぇってなもんでぇ」となりましたが平日の昼間ですからそうもいかないようです。


 こちとらそんな物とは無縁なものでございますから、この動揺を悟られてはならぬと平静をよそおいますが、くだんのご婦人は何事もなくただシャナりとレジへと進みます。


 後ろに立って眺めますってーと(ストーカー?)適度な肉付きにくびれてメリハリの利いた身体からだ、アップの生え際がまたイカしておりまして「カー!小股の切れ上がった艶い女だねぇ、怖えーくらいだ!」


 店員さんがレジを打ち進めまして例の物を手に取り慌てもせず(玄人だねぇ)

「こちら()()ですね」と清算済のかごへIN。


「こりゃあ昼間で良かった、夜の方が怖えー」



     お後がよろしいようで


落語大好き

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