73. 名称
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしていますので“い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。
【日くらし】
73. 名称
前epの“洗車”を書いていて「あーどぶ汁〈アンコウ鍋〉食べたいな」ってなりましてね。
(なぜそこに繋がったかはお察しの通りです)
そしていつも「それにしても“どぶ”ってなぁ……」と思うまでがセットです。
あん肝が汁に溶け出して、どぶの様に濁るからというのが由来らしいですが(もちろんWikipediaより)、もう少し言い方考えないんかい?と思ってしまいます。
そのシリーズでいくと“よだれ鶏”なんてのもそうです。
『思い出しただけでよだれが出るほど美味しい』というところから来ているらしく、確かに美味しくて作るのも簡単(私なりの簡易レシピという意味で)なのでかなりな頻度で食べますけれど、なんだか鶏によだれがかかってそうなそうな印象を拭えません。
(なので私は“タレ鶏”と呼んでいます)
食べ物に限らず名称で損をしがちな、というか誤解を招きやすい物は数多くありますよね。
個人の“名前(苗字)”なんてのも最たるもので、すごくキレイで優しい女性の苗字が“鬼瓦”さんだったりすると、自己紹介とかでなかなかインパクトがありそうです。
(全国の鬼瓦さんごめんなさい、具体例としてつい思い浮かんじゃって……)
逆にそのギャップに惹かれてしまうっていうメリットもあるかもですが。
私の在住する県の郷土料理に“しもつかれ”なるものがあるのですが、これがまたなかなか名前もビジュアルもイケておりまして。
具材は鮭(頭)、根菜(大根ニンジン等)、大豆、酒粕、などが基本となりますが、単品ベースで見ますとどれも美味しそう(実際美味しい)なのに、完成形が全てをひっくり返してくる感じ。まさに
「どうしてこうなった……」ってやつ
スーパーでも普通に売られているのですが「パッケージングなんとかならないの?」という佇まいなのです。
(是非検索してご確認ください、ご納得頂けるはず)
各家庭でユニーク(独特)のレシピがあるらしく、見た目も味も結構違うみたいです。
馴染みのない他県の人間がこれを目の当たりにして尻込みしていると、9割以上の地元民の方が口にする鉄板のセリフ
「美味しいのは美味しいのよ?」
そりゃそーでしょーよ。(食べ物全般そうだよ)
ではまた




