64. 川
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしていますので“い”抜き、“ら”抜きはご容赦くださいね。
【日くらし】
64. 川
私、川を眺めるのが好きでしてね。
(どうでも良い?私もそう思います、ごめんなさい)
何をするでなく、無限に滔々と流れる様を見ながらただただボーっとしている感じです。
傍から見れば不審者か犯罪予備群に見えても不思議ではないんでしょうね、以前後ろから声をかけられたことがあります。
『お?ナンパか?』と思いましたが優しそうなお爺ちゃんで「いやー良いお天気で気持ちイイねー」なんて少し心配げな感じだったので、もしかすると“飛び込もうとしてるんじゃないか?”と思われていたのかもしれません。
「へへ、そーすねー」なんてヘラヘラしながら返したら“あ、違うわ”みたいな顔で立ち去って行かれました。
高名なお坊さんなら歴史に残る様な随筆でも書いているか、昭和の歌姫であれば艶っぽい美声で人生に例えるように歌い上げるところなのでしょうが、私はと言えば
『大きなモモでも流れてこねーかなー』とか
『アラブの富豪とかイーロン・マスクが溺れてたら助けに行くのになー』
『でもってウハウハな暮らしを出来ねーかなー』なんてのが関の山。
あとは『河童でも現れたらスマホでバシャバシャ撮ってやるのに』くらい。
あ、でも深層では少し心が病んでいるのかもしれません。
何かとうまくいかない事だらけですが、永遠にぬかるみが続く事はなく、いつかまた晴れる日もくるのでしょう。
世の理も我が身の在り方も、またかくのごとしです。知りませんけど。
そう言えば私あまり泳げませんので今度行く時はロープを持って行こうと思います。
備えあれば憂いなしですよ。
(今度は工事関係者に見られるんだろうなぁ)
ではまた
頭は相当病んでそう
(いつも通りですけどなんだろう、ごめんなさい)




