56. 冷凍
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしていますので“い”抜き、“ら”抜きはご容赦くださいね。
【日くらし】
56. 冷凍
とりあえず余った食材は冷凍庫に放り込む派の私は常に冷凍庫がパンパン状態です。
そうでなくても冷凍食品でごった返しているところにそれですからまぁそうなりますわな。
ちょっと整理しようと冷凍庫の中の物を発掘しておりましたら最下層の方から赤黒い何かが出てきまして「?レバーなんか入れたっけ?」と思ったんですがどうやら元は豚肉のようです。
いわゆる“冷凍焼け”です。
冷凍とはいえ乾燥と酸化による経時劣化でパサつきや変色が発生する現象で、処理方法によって(塩水解凍とか)ある程度のリカバリーは可能との事ですが、このビジュアルは『食に関してはSランク冒険者』である私でさえもさすがに躊躇ってしまいます。
しかしこんなところでふと思います。
「コールドスリープって大丈夫か?」 と
古くからSF物でよく見かけますし、現実にも運用してみた事例もあるそうなのですが、そのあたり(冷凍焼け)の問題は大丈夫なのかと調べてみますとやはり“乾燥・酸化”による細胞レベルでの損傷は大きな課題であり、技術的難易度も高そうとの事。
『カプセルを開けたらドス黒く変色した……』とかゾッとします。
そのレバーの隣にこれもいつからそこにいるのか不明のハーゲンダッ がおりましたので「コールドスリープ物のアニメって何があったかなぁ…」などと想いに耽りながら美味しくいただきました。
アイスクリーム類は品質が安定していて冷凍していれば相当永くとも平気らしいです。
『!? ならば検体をハーゲンダッ に埋めておけば!?』
遠い未来、ハーゲンダッ (もうええて)を食べていたら中にフェイが……
「やったぁー!アタリだーっ!!」
ではまた




