44. 不老不死
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
【日くらし】
44. 不老不死
お伽話的ワードですが、古くから人々の羨望と渇望が詰まった夢のスキルみたいです。
私は特に惹かれないのですが、神様から『一つだけ願いを叶えてやろう』と言われたらこれを望む人は多かろうと思いますので概ね全人類の夢なのでしょうね。
主要なのは“不死”なんでしょうが、“不老”というのも重要な事で、元気でなければ快適なご長寿ライフはきついでしょうし、老化の先が“〇”へ繋がるのだとするとやはり“不老”と“不死”はセットなのでしょう。
『私達はある程度で(外見的)成長が止まるの』というエルフさん設定は、神格的特異性の表現としてなかなか的を射ていると思います。
“ハダカデバネズミ”というアフリカに生息するネズミさんがおりまして、寿命が30年ほどらしいです。
地中を住処として暮らし、哺乳類なのに変温動物で代謝のリソースを生命維持に全振りしたような体質な上、病気耐性もバカ高で結果“長寿”らしく、医学・生理学の研究者がこぞってゲノムや生態の解析にはげんでいるそうですよ。(ガンバッテください!)
その他齧歯類の平均的寿命が2~3年と言われておりますので、それのおよそ10~15倍の寿命となりますから単純に人間に当てはめますと1000歳くらいに相当します。とりあえず“不死”と言っても良さそうですね。
そんな夢のようなこの生物、問題を強いて挙げるならばそのビジュアルです。
まぁ名前が表わす通りの外見でして、萌えの嗜好は人それぞれでありますがハムスターやモルモットに比べるとなかなか試される見た目です。
“不老不死”を得る代わりに『この外見になるが良いか?』と問われれば『え、ちょっと待って』という人の方が多いでしょう。(神様も酷だよなー)
ですのでね、神様から啓示を受けた際の答えは
「種族をエルフにしてください」 これです。
ではまた




