40. デンタルクリニック
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
【日くらし】
40. デンタルクリニック
もう随分前になりますが、歯医者さんで虫歯の治療をして頂いた際、“歯の磨き方チェック”なるものを受けました。
私の歯ブラシを持って来させ、「さぁ私の前で磨いてみなさい、さあ!」と先生。
普段の磨き方といえば、横に縦に漠然とガシガシやるだけですのできっとこれでは立ち直れないほどのダメ出しを喰らいそうと察した私はどこかで見た“正しい歯の磨き方”を思い出しそれをやる事にしました。
歯ブラシを鉛筆の様に持って、毛先を歯と歯茎の隙間に45°くらいの角度で当て小刻みに動かします。たまにそこにローリングモーションなんかも加えちゃったりして。
変なところが無駄に小器用な私は自分でも「これはなかなかイイ感じなんじゃない?」なんて得意気になって磨いておりますと、先生から予想外のお言葉。
「んなわっきゃない!!」(タモさん?)
お褒めでもダメ出しでもなく、完全否定で来るとは「よもやよもやだ!!」ですよ。
どうやら
「そんな高度な磨き方毎日してたらこう(虫歯)はならないから!」という事みたいです。
恐らくダメ出しでボコボコにした末に「これが正しい磨き方だ!」と矯正しようとしたら既にコイツは実践している。なのにコイツは虫歯でここ(歯科)に来ているわけで、そうするとこの磨き方は適切 (正解)でない事になる。
『だがそれは断じて“否”だ!!』
となって先程のセリフとなったのしょうが、自身の定める結果と要因の在り方に不都合が生じた際、何も考えずに真っ先に他責とするのは如何なものか?と思います。
今まで常識であったものが覆されることなど近年日常茶飯事です。
古い固定観念は仕事や人間関係、人生の可能性までも狭めてしまうのですよ?
まー今回は明らかに私の不正なので良しとしますけども
ではまた(先生すみません)




