30. 弟妹ちゃん
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
【日くらし】
30.弟妹ちゃん
先日(って随分前ですけど)、所用で朝から田んぼの中の県道を車で走っておりましたら、バス停でバスを待っていると思わしき(まぁ待ってるんでしょうけど)お子様二人の姿を見かけましてね。
道は片側一車線で歩道も無く、バス停はちょっと脇の田んぼに食い込んだ小さいスペースがあるくらいのところです。
通り過ぎしなその子供らを見ると、中学生と思わしき制服の女の子(お姉ちゃん?)が小学校低学年と思わしき男の子(弟くん?)を後ろからニコニコ顔でハグしてるんですよ。
ハグというか後ろから手をまわして男の子の胸辺りを押さえてるみたいな。(お分かりいただけますかね…)
『ああ…弟君が飛び出さないように……』って考えたら
『グフウッッッ!!』
ってなかなかのクリティカルを喰らいましてね、私だからなんとか致命傷で済みましたが危ないところでした。
しばらく経った夏休みのある日、ちょっと交通量のある道路を車で走っておりましたら、手を繋いで歩道を歩く兄妹ちゃんがいまして。
お兄ちゃんは小学3年生くらい。妹ちゃんは幼稚園年長さんって感じなんですけど、
まー妹ちゃんが、握ったお兄ちゃんの手をブンブン振る振る。
ニッコニコの顔でホント嬉しそうに。(お兄ちゃん大好きなんだなぁ)
小さなカバン(習い事かな?)を外側に持ったお兄ちゃんは、妹ちゃんからちぎれんばかりに手を振り回されながら
『ヤレヤレ』みたいな『はいはい』みたいな顔で成すがままにさせてて。
『グハッッッ!!てぇてぇが過ぎるだろ君たち!!』って今度こそ死にましたよね。私。
あのー、どこの世界線なら私も当事者になれそうですか?
(もう止めてホント……)
ではまた




